御触書
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この項目では、近代以前の法形式について説明しています。壱岐島の集落単位については「壱岐島」を、仏教における触(そく)については「パッサ」をご覧ください。

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触(ふれ、觸)とは、近代以前の日本において用いられた法律の形式の1つで、支配者から一般に対して法令の内容を知らしめるために用いられた。御触/お触(おふれ)とも称せられる。江戸時代幕藩体制の下では江戸幕府から一般に知らしめる法令形式として用いられ(による触も存在する)、触を記した書付・文書を特に御触書(おふれがき)とも呼んだ。
目次

1 概要

2 脚注

2.1 注釈

2.2 出典


3 参考文献

4 関連項目

概要

平安時代より、法令を知らしめる行為を「触申(ふれもうす)」「相触(あいふる)」などと称せられ、後にその内容を記した文書を触状、あるいは単なる触と称するようになった。

江戸時代には老中若年寄の下で作成された草案が将軍の裁決を得ると、表右筆が必要な部数だけ写しを作成して老中自らあるいは老中から指示を受けた大目付目付三奉行などから諸藩や関係機関を通してあるいは直接一般に向けて触れさせたのである(これに対して知らせる対象を関係機関・役職に限定した命令をと称した)。触は配布の対象になる地域によって「町触」「村触」「浦触」「宿触」などと称された。

江戸幕府では寛保年間以後、御触書の形式で出された触をまとめた御触書集成を数次にわたって編纂している。

触の用語は、警察が盗品等を古物商に周知する品触れ(古物営業法第19条)として、現在も受け継がれている。
脚注
注釈
出典
参考文献

茎田佳寿子「触」(『国史大辞典 12』(吉川弘文館、1991年)
ISBN 978-4-642-07721-7

平松義郎「触」(『日本史大事典 6』(平凡社、1994年) ISBN 978-4-582-13106-2

朝尾直弘「触」(『日本歴史大事典 3』(小学館、2001年) ISBN 978-4-09-523003-0

関連項目

触頭(ふれがしら)

高札 触を周知する方法


更新日時:2019年3月26日(火)14:08
取得日時:2019/07/14 23:50


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