御宿海岸南西方向に勝浦方面を望む
情報
所在地夷隅郡御宿町須賀2208?93ほか
北緯35度10分56秒
東経140度21分20秒
地理院地図 Googleマップ 御宿海岸
御宿海岸(おんじゅく かいがん)は、日本の南関東、千葉県夷隅郡御宿町の、太平洋(網代湾)に面した海岸で、海浜である。 緩やかに弧を描いて東西に伸びる網代湾の、三日月型をした遠浅の海岸で[1]、全長約2キロメートルにわたって続くきめ細かい白砂の砂浜が形成されている[1][2]。 御宿海岸は、東側から順に、岩和田海岸、中央海岸、浜海岸という3つの区域・3つの海岸として人為的に区分されており、それぞれの区域・海岸ごとに海水浴場が設けられている(後述)。また、東端には岩和田漁港、西端には御宿漁港と御宿港が設置されており、これら2つの漁港と1つの一般港がある地域にもかつては海浜があった。なお、当地域での漁業については「漁業」節を参照のこと。 海岸線の中間地点(中央海水浴場がある辺り)の少し陸寄りには童謡『月の沙漠』に登場する2頭の駱駝に乗った王子と王女を象った銅像「月の沙漠記念像」が建てられている[3]。 御宿町六軒町505-1に所在する。1990年(平成2年)7月8日、グランドオープン。 月の沙漠記念館前広場では、毎年の秋(9月上旬?10月下旬)に「伊勢えび祭り」が開催され[4]、冬(12月上旬?1月初旬)にはイルミネーションによる演出がなされる[4]。 月の沙漠記念公園は、月の沙漠記念館の近く、御宿海岸にある御宿中央海水浴場から陸側に上がった地点に所在する町営の記念公園である。管理上の所在地(住所)は、御宿町新町816-8か、あるいは御宿町六軒町505-1[* 1]。 園内に建つ「月の沙漠記念像」は、町のシンボル的存在となっている。これは、童謡『月の沙漠』で謳われている駱駝に乗った王子と姫を象った2体1組からなる銅像である。1969年(昭和44年)7月6日、初代の像が建立されたが、合成樹脂製であった。その後、月の沙漠記念館が開館した際に銅像として造り替えられた。御宿中央海水浴場の開設期間中は、日没後に像がライトアップされ、幻想的風景を演出する[1]。 御宿海岸は、東側から順に、岩和田海岸、中央海岸、浜海岸という3つの海岸・区域として区分されているが、それぞれの区域に海水浴場が設けられている。中央海岸と中央海水浴場を中核とした御宿海岸では、毎年の夏になると、花火大会(おんじゅく花火大会)、ビーチバレー大会(ビーチバレー ムーンカップIN御宿)、アームレスリング大会など、秋になると、網代湾横断水泳大会(オーシャンスイムレース)、全日本学生ライフセービング選手権大会 東日本予選などを始めとする、様々な催事が開催されている[4]。 岩和田海岸(いわわだ かいがん)に開設される。便宜上「御宿町岩和田海水浴場」ともいう。御宿町岩和田地先に所在。JR外房線御宿駅から、直線距離で1,302メートル[5]、徒歩で約15分[2]。東隣に岩和田漁港がある[2]。近くの高台に日西墨三国交通発祥記念之碑がある[2]。 南南西方面に太平洋(網代湾)を望む。シーズン中は、ファミリー中心の海水浴客・観光客で賑わう[2]。展望および自然探勝のための園地として[6]、南房総国定公園の一区域に指定されている[6][2]。毎年の9月末に行われる「御宿秋祭り」の際は岩和田地区も重要な渡御区域となるが、係る神事の一環である汐ふみなど豪快な裸祭りは岩和田海岸で行われる[4]。 中央海岸に開設される。便宜上「御宿中央海水浴場」ともいう。御宿町須賀地先に所在。JR外房線御宿駅から徒歩約7分[1]。 真南に太平洋(網代湾)を望む。シーズン中、日中はサーファーや海水浴客・観光客で賑わい、日没後はライトアップされた「月の沙漠記念像」が幻想的風景を演出する[1]。夏の花火大会「おんじゅく花火大会」の際、打上花火は中央海岸で打ち上げられるため、東西に少し距離を取った岩和田海水浴場と浜海水浴場が観覧場所として推奨されている[7]。
目次
1 概要
2 月の沙漠記念館
3 月の沙漠記念公園
4 海水浴場
4.1 岩和田海水浴場
4.2 中央海水浴場
4.3 浜海水浴場
5 御宿ウォーターパーク
6 漁業
6.1 岩和田漁港
6.2 御宿漁港
7 御宿港
8 歴史
8.1 サン・フランシスコ号漂着事故
8.2 年表
8.2.1 江戸時代
8.2.2 明治・大正時代
8.2.3 昭和時代
8.2.4 平成時代
9 脚注
9.1 注釈
9.2 出典
10 関連項目
11 外部リンク
概要
月の沙漠記念館「月の沙漠#月の沙漠記念館」を参照
月の沙漠記念公園 月の沙漠記念像
海水浴場
岩和田海水浴場
中央海水浴場
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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