後藤寺線
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後藤寺線

後藤寺線を走行するキハ40系気動車
(2021年12月 筑前庄内駅 - 船尾駅間)
基本情報
日本
所在地福岡県
起点新飯塚駅[1]
終点田川後藤寺駅[1]
駅数6駅
電報略号コシセ[2]
路線記号
開業1897年10月20日
所有者九州旅客鉄道(JR九州)
運営者九州旅客鉄道
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離13.3 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式非電化
閉塞方式特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
最高速度85 km/h[3]

路線図


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後藤寺線(ごとうじせん)は、福岡県飯塚市新飯塚駅から福岡県田川市田川後藤寺駅に至る[1]九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線地方交通線)である。
路線データ

管轄(事業種別):九州旅客鉄道(
第一種鉄道事業者

区間(営業キロ):新飯塚駅 - 田川後藤寺駅 13.3 km [1]

軌間:1067 mm

道床:全線バラスト軌道

駅数:6(起終点駅含む)

後藤寺線所属駅に限定した場合、起終点駅(新飯塚駅は筑豊本線、田川後藤寺駅は日田彦山線の所属[5])が除外され、4駅となる。


複線区間:なし(全線単線)

電化区間:なし(全線非電化

最高速度:85 km/h[3]

閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)

運転指令所:博多総合指令センター[6]

全線が本社鉄道事業本部直轄となっている。

全線が旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「福岡近郊区間」に含まれる。後藤寺線ではIC乗車カードSUGOCA」の利用はできないが、福岡・佐賀・大分・熊本エリアのSUGOCA利用可能駅相互間を利用する際に、SUGOCAで入出場し、後藤寺線を途中経路として利用することは可能である(線内の駅では下車できない)。

リアルタイム列車位置情報システム「どれどれ」の配信対応路線であり、スマートフォンアプリ「JR九州アプリ」内から参照可能。後藤寺線では、新飯塚駅・下鴨生駅・田川後藤寺駅の各構内および新飯塚駅 - 下鴨生駅間・下鴨生駅 - 田川後藤寺駅間に在線する列車の種別・行先・遅延情報を提供する[7]

駅ナンバリングが制定されており、後藤寺線の路線記号はJJ、ラインカラーは紫となっている[8]
運行形態

停車場・施設・接続路線
凡例


筑豊本線


0.0JJ01 新飯塚駅


3.1
0.0
JJ02 上三緒駅


貨物支線-1964


-
2.2
(貨)筑前山野駅


5.0
0.0
JJ03 下鴨生駅


-
0.8
(貨)赤坂炭坑駅 -1945


漆生線


6.2JJ04 筑前庄内駅




9.9JJ05 船尾駅


中元寺川


(12.6)(貨)起行駅 -1982


平筑糸田線


日田彦山線


13.3JJ06 田川後藤寺駅


↓日田彦山線

2018年3月17日改正時点では、各駅に停車する普通列車下り22本・上り23本のほか、途中無停車の快速列車が朝に田川後藤寺行きのみ運行されている。日中と夜間は1時間に1本の運行で、ラッシュ時は下鴨生駅で行き違いを行い1時間に2本が運行される。ワンマン運転を実施しており、2007年3月18日のダイヤ改正より、2両編成の列車もワンマン化された。

日田彦山線と直通する列車が、2018年ダイヤ改正以前は、午前中に下り2本・上り1本あり、うち1往復は新飯塚駅 - 添田駅間の運転、下り1本は新飯塚駅発彦山駅行きであった。同ダイヤ改正後は、いずれも新飯塚駅20時台発が添田行き、21時台発が田川伊田駅行きとなり、それ以外は全て新飯塚駅 - 田川後藤寺駅間の折り返し運転となった。

新飯塚駅 - 田川後藤寺駅間の所要時間は快速が16分、普通列車は概ね20-25分。
使用車両

筑豊篠栗鉄道事業部直方車両センター所属車が用いられる。日田彦山線および筑豊本線(原田線)と共通運用。

キハ40形・キハ47形・キハ140形・キハ147形気動車 - 2018年3月17日のダイヤ改正以降の全列車で使用されている。一部のキハ47形は2017年3月4日ダイヤ改正以降、若松線で運用していた車両を無人駅対応工事を施工した上で使用している。また、2006年のキハ31転入以前も使用されていた。

キハ31形気動車 - 2006年に大分、鹿児島(日南運用)から転入し、同年8月1日より使用されていた。2017年3月4日より予備車扱いとなり、2018年3月16日限りで運用を離脱。

歴史

短い路線であるが、歴史的に3区間に分かれる。いずれもが私鉄を買収した区間で、元は石炭石灰石を輸送するための貨物線であった。

新飯塚 - 下鴨生間は、1902年に九州鉄道が敷設した貨物側線を前身とする筑豊本線の貨物支線、田川後藤寺 - 起行(田川後藤寺 - 船尾間にあった貨物駅。1982年廃止)間は、豊州鉄道が1897年に敷設した田川線の貨物支線である。豊州鉄道は1902年に九州鉄道に合併され、その九州鉄道も1907年に鉄道国有法により買収され、官設鉄道に編入された。

残る下鴨生 - 起行間は、1922年に船尾山で産出される石灰石などを運ぶために九州産業鉄道(後の産業セメント鉄道)により開業した区間である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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