強弱法
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。

出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2021年11月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2010年7月)
出典検索?: "強弱法" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL

強弱法(きょうじゃくほう、: Dynamik デュナーミク、: dynamics ダイナミクス、イタリア語: Dinamica ディナーミカ、: nuance ニュアンス)とは、特に西洋音楽において、音の強弱の変化ないし対比による音楽表現を言い、楽譜上は「強弱記号」で表される。
概要

音には高さ、長さ、音色、強さといった要素がある。これらのうち、音色や音の強さは楽譜上の規定があまり厳密ではなく、物理的に大きな変化を与えることも可能であるため、演奏者にとってはその自由な表現を行う重要な要素となる。

強弱表現は、作品の意図という観点においては本来作曲者に責任があり、場合によっては緻密な構成が演奏者に厳密に課されることがあり、演奏にあたっては作曲家の指示した強弱記号に基づいた表現の実施が原則であるが、最終的には演奏者の裁量に任されている面が強い。したがって、演奏者が独自の音楽解釈や演奏スタイルとして自身のオリジナリティを発揮する重要な要素として強弱表現が位置づけられる。

作曲年代や出版社によっては、何小節もある長い範囲、あるいは楽曲全体にわたって、そもそも強弱記号がほとんど書かれていない楽譜も多く存在する。また、同じフォルテでも、楽曲やフレーズによって実際に必要な強さは様々で、ある曲のある場所に指定されたフォルテが、その有効な範囲内において全て同じ強さで演奏するとは限らない。
五線譜における強弱記号

楽譜上、強弱は次のように指示される。
一定の強弱を表すもの

表記読み意味詳細
ピアニッシモとても弱くピアノより弱い
ピアノ弱くもともとは「やさしく」の意味もある。
メゾピアノ/メッゾピアノ少し弱くピアノより強くメゾフォルテより弱い
メゾフォルテ/メッゾフォルテ少し強くメゾピアノより強くフォルテより弱い
フォルテ強くベートーヴェンはしばしばスフォルツァンドの意味でフォルテを使用している。
フォルティッシモとても強くフォルテより強い
ピアノ・ピアニッシモ
(ピアニッシッシモ)ピアニッシモより弱くピアノやフォルテを足していくと度合いが増していくが、普通に使われるのは2つ(ピアニッシモ、フォルティッシモ)までであり、3つ以上は「極めて」という意味合いである。また、呼び名は「シ」が一つずつ増える。
フォルテ・フォルティッシモ
(フォルティッシッシモ)フォルティッシモより強く
sotto voceソットヴォーチェ声を弱くして/声をひそめて
mezza voceメッツァヴォーチェ/メッザヴォーチェ半分の声で

実際に使われているフォルテとピアノの数は大体6つが限度である。6つのフォルテ/ピアノが使われている例はロマン派時代のチャイコフスキーの悲愴や現代のファーニホウの「レンマ・イコン・エピグラム」などが挙げられる。

現代音楽(20世紀以降の西洋音楽)においては、これらの記号を単に「音量」を表すだけではなく、本来の意味である表現上の「強い」「弱い」を示すために使われていることが多い。このような使われ方をしている場合でも相対的な関係を示しており、絶対的な量(音量、盛り上がり具合などなど)を示してはいない。
その音だけ強いことを表すもの

俗に「アクセント記号」と称される。

フォルテピアノ強く、すぐに弱くフォルテで演奏してすぐにピアノにする。音が出たあとで音強を変えられる楽器では、音の出だしを強く、一定時間その音強を保って、その後急に弱くする。
スフォルツァンド
(スフォルツァート)その音を強く特に打楽器のロール・トレモロでは、指定が無いときは最初の数打を特に強く、後はフォルテで続ける。

フォルツァンド
(フォルツァート)
リンフォルツァンド
(リンフォルツァート)
マルカート
アクセント
アッチェントその音を強く音符の上にも下にも付けられる音が出たあとで音強を変えられる楽器では、音の出だしを強くし、その後だんだん弱める。

(クラシックでは上、下に開いているアクセントは横に開いているアクセントよりも強く鳴らすことが多い。)
音符の上に付ける場合の記号
音符の下に付ける場合の記号
音符の上にも下にも付けられる音が出たあとで音強を変えられる楽器では、音の出だしを弱く、少し経ってからだんだん強くし、その後だんだん弱める。

アクセントとは、その音を何かしらの方法で目立たせることにより、その音を引き立たせることができるような変化を付けるという意味である。場合によっては音量よりも、テヌート(に近い)奏法やスタッカート(に近い)奏法を使用することでアクセントとなることもあり得る。一方で、 は、短いディミヌエンド()と混同されやすく、シューベルトベートーヴェンにおいては、それらが混同された楽譜が出版されている。

は、発音後に音量の強弱の付けられる楽器において、ロマン派頃から楽譜に見受けられるようになった記号である。ロベルト・シューマンは、その表現が不可能なピアノの楽譜にさえ、この記号を付けることを好んだ。日本の合唱の楽譜においては、作曲家の三善晃が好んでこの記号を使用したため、「三善アクセント」と呼ばれることが多い。
強弱の変化を表すもの

crescendocresc.クレシェンドだんだん強く(成長しながら) は俗に松葉hair pinなどと呼ばれる。一般に文字を用いる場合よりも短いものに使う。また、cresc.と書かれたあとで とある場合には、その部分でさらに一段とクレッシェンドする、という意味に捉えるのが一般的である。

decrescendodecresc.デクレシェンドだんだん弱く(減退しながら)
diminuendodim.ディミヌエンド










記譜法と楽譜
記譜法

ネウマ譜

計量記譜法

五線譜

タブラチュア

大譜表

文字譜

ABC記譜法

数字譜

図形譜

リード・シート

点字楽譜

工尺譜

工工四

五線譜音楽記号



五線

小節

音部記号

調号

変化記号








拍子

フェルマータ

ダ・カーポ

ダル・セーニョ

練習番号

コーダ

音符

音符

休符(休止

音価

臨時記号

タイ

演奏記号

強弱法

速度記号

発想記号

装飾音

スラー

スタッカート


楽譜

総譜

パート譜

コンデンススコア

ピアノ・リダクション

原典版

楽譜の出版社



シンコーミュージック・エンタテイメント

ドレミ楽譜出版社

ヤマハミュージックエンタテインメントHD

ヤマハミュージックメディア


合唱・唱歌・クラシック

NHK出版

音楽之友社

教育芸術社

全音楽譜出版社

カワイ出版


野ばら社

パナムジカ

メロス楽譜


吹奏楽・器楽合奏

ウィンズスコア

ブレーン

ミュージックエイト

ロケットミュージック



記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:17 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef