強化人間
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、能力が強化された人間について説明しています。人間の能力を強化せんとする試みについては「人間強化」をご覧ください。
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。

出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2013年10月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2013年10月)


フィクションの特筆性の基準を満たしていないおそれがあります。(2013年10月)
出典検索?: "強化人間" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL

強化人間(きょうかにんげん)とは、サイエンス・フィクション作品において、人体が元々備えている成長プロセス以外の人工的な手段によって能力を強化され、限界を超えた能力を発揮する特殊な人間のことを指す。ブーステッドマン (Boosted Man) と呼ばれる場合もある。

「肉体を強化した」という意味でのキャラクターはサイボーグなどを含めて様々な作品に登場するが、本記事では主に精神面を改造強化した『ガンダムシリーズ』の強化人間についてのみ詳述する。

薬物投与・洗脳マインドコントロールといったかなり非人道的なテーマの産物であり、強化人間の作成過程で多くの犠牲者を出したり、成功したとしても深刻な後遺症を発症したり、自身の死に対しても恐怖を感じなくなったり、能力誇示への渇望から戦闘において他人の命を軽視するようになるなど、問題として描かれることが多い。強化人間になるメリットとして元々の人体の能力を大幅に超えた能力を発揮できるようになる一方、デメリットとして人体への負荷が大き過ぎて深刻な後遺症を発症したり、特定の目的(主に戦闘での勝利)に合わせた改造によって普通に生活できなくなったりする。

現実にも強化人間に似た事例は存在しており、例えばスポーツの大会ではドーピングによる能力強化が発覚して問題になる場合がある。また、ドーピングも人体の限界を超えた能力を薬物などの手段で引き出す方法ゆえ、深刻な後遺症と隣り合わせの危険な行為である。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀における強化人間
強化人間とは

宇宙世紀を世界観とするガンダム作品における強化人間 (Cyber-Newtype) とは、投薬や催眠療法などにより人の潜在能力からニュータイプと同じような感応能力を人工的に引き出し、またそれをモビルスーツの操縦能力に特化させ(サイコミュの項を参照)、身に着けた人間の事を指す。しかし、その本質は人間の生態改造にあるのではなく、精神強化にある。薬物を投与することで精神を弛緩させ、速度の感覚を遅くすることで実際の動きを遅く感じるように恐怖感を喪失させるのが基本である[1]。初出はテレビシリーズ第2作『機動戦士Ζガンダム』(1985年)。

『機動戦士ガンダム』では、ニュータイプについて研究を行うフラナガン機関にて才能を強化したララァ・スン少尉が登場するが、彼女は強化人間ではなく通常のニュータイプである。また、後に元々あるニュータイプの素質を人工的に高める施術が確立されたが、これを受けたとされる者(プルツークェス・パラヤなど)も、本質的な意味での強化人間とは言えない。

強化人間たちは兵器としてかなり強引に産み出され、人間ではなく兵器として虐待に近い扱いを受けていた経緯もあり、その多くが情緒的に不安定で自制心を欠き、感情の赴くままに暴走して悲劇的な最期を遂げている(強化人間が横暴な上官に反抗する、あるいは暴走して指揮統率を乱すのは、Ζガンダムから逆襲のシャアにかけてのガンダムシリーズの定番展開だった)。
強化人間の能力

強化人間は、ニュータイプのように独特の感応波(脳波、サイコウェーブ)を発することができる。この感応波により、離れていても他者やその状況を正確に認識する能力、遠く離れた場所にいる同じ能力を持った人間との意思疎通能力を発揮する。また、サイコミュ(サイコ・コミュニケーター)という装置を使い、感応波でビットファンネルといった遠隔誘導攻撃端末を操作することもできる。

多くの強化人間は身体能力の底上げも同時に行われており、パイロットに掛かるG(加速度)などの問題で強化人間にしか扱えないギャプランなどの専用モビルスーツも存在する。強化人間は、瞬間的に300Gという衝撃を受けても戦闘を継続することができるという描写がある[注釈 1]。白兵戦時に人間離れした腕力などで常人を圧倒するといった描写こそみられなかったが、『機動戦士ガンダムΖΖ』では強化人間となったキャラ・スーン宇宙服であるパイロット用ノーマルスーツを腕力のみで引き裂いたり、モビルスーツの爆発に巻き込まれても肉体には目立った損壊がみられない[注釈 2]といった、肉体的な強化をうかがわせるような描写も見られた。

被験者に対して薬物投与や強迫観念を植え付けるなどのマインドコントロールといった、人体にとっては過酷な過程が必要なこともあり、対象となった人間は精神的な障害や情緒不安定な状態を引き起こしてしまうことが多い。
強化人間の製作経緯

ニュータイプと言われた人々はテレパシー予知能力などの特異な才能を持つ。予知能力があり、敵の意思を読めることは機先を制するパイロットには有益な能力であるため、宇宙時代の軍事世界にあっては有能とされた。人類はそのインテリジェンスを、同族を加害することに躊躇なく投下する動物であるから、それが一部のニュータイプの採用に繋がり、ニュータイプ研究所の開設ともなった[2]。本来は、自然淘汰が突然変異を待つにしても自然の理に準ずるのが種の変革だが、人類の特異な才能と意思は、ニュータイプを人工的に作ってしまうことに何の痛痒も抱かなかった[3]

一年戦争の終戦後、連邦軍にてジオン公国軍の施設や軍事資料が押収され、その中にニュータイプに関する資料が発見された。これをもとに連邦側が人工的に生み出されるニュータイプ、強化人間を作り上げることになる。
強化人ΖΖ間の研究年表
機動戦士Ζガンダム


U.C.0087 - 0088
グリプス戦役では、初めて強化人間が試験的に「実用化」され、フラナガン機関と同様にニュータイプの研究を行っていた地球連邦下の組織、ムラサメ研究所(日本)で強化を施されたフォウ・ムラサメオーガスタ研究所(アメリカ)で強化を施されたロザミア・バダムバスク・オム率いる強化人間部隊のゲーツ・キャパなどが実戦投入された。宇宙世紀において初めての強化人間はゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズにて登場したプロト・ゼロ(ゼロ・ムラサメ)であるとされるが、これはあくまでもゲーム内における設定である。
機動戦士ガンダムΖΖ


U.C.0088 - 0089
第一次ネオ・ジオン抗争時には、強化人間の研究は主にハマーン・カーンの率いるネオ・ジオンで継続されていて、初期の段階では普通の人間であったが後日強化人間として手術されたキャラ・スーンやマシュマー・セロが登場する。強化前との人物像の変化が観察できるシーケンスが確認でき、キャラ・スーンは元々強化前の段階からモビルスーツ搭乗時に情緒が不安定になり時に戦闘の継続が困難となる性癖があったが、強化後はその傾向がほぼ克服されており、マシュマー・セロはファンネルなど大量のサイコミュ兵器を遠隔操作する能力や、巨大なモビルアーマーを単独で操縦する能力などに主眼が置かれていたそれまでの強化人間と異なり、一般的なモビルスーツの操縦能力が極端に高められるという、アムロ・レイなどの主人公側のニュータイプに類似した能力が持たせられていた。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:66 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef