「弥勒三部経」(みろくさんぶきょう)とは、大乗仏教の弥勒菩薩に関する三つの経典の総称である。 弥勒三部経を構成する経典は以下の三つ[1]。 ここに更に、以下の三つを加えて「弥勒六部経」、あるいは「弥勒経」と総称することもある。
概要
三部経
『弥勒大成仏経』 鳩摩羅什訳
『弥勒下生経』 竺法護訳
『観弥勒菩薩上生兜率天経』 沮渠京声
六部経
『弥勒下生成仏経
『弥勒下生成仏経
なお、これらは大正新脩大蔵経では、「経集部」に収録されている。
脚注[脚注の使い方]^ ⇒弥勒経 - goo辞書/小学館 デジタル大辞泉
参考文献
関連項目
弥勒菩薩
経集部 (大正蔵)
サーマンニャパラ経(沙門果経), マハーパリニッバーナ経(大般涅槃経)など
経蔵 小部
ダンマパダ(法句経), スッタニパータ, テーラガーター, テーリーガーター, ジャータカ, ミリンダ王の問いなど
論蔵
十誦律 · 中阿含経 · 雑阿含経 · 六足論 · 発智論(前1世紀)・婆沙論(2世紀)・倶舎論(4世紀)・順正理論(5世紀) (根本説一切有部 根本説一切有部律)
化地部
清浄道論(5世紀)・アビダンマッタサンガハ(11世紀)
大乗仏教
大乗仏教・初期
維摩経(1世紀)
無量寿経 · 観無量寿経 · 阿弥陀経 --- 「浄土三部経」
馬鳴
中論 · 百論 · 十二門論 · 大智度論 · 十住毘婆沙論(3世紀)
大乗仏教・中期
如来蔵経(3世紀)
勝鬘経(3世紀)
金光明経(4世紀)
仁王経(4世紀)
楞伽経(4世紀)
解深密経(4世紀)