引き分け
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弓道の射の基本動作のひとつについては「弓道#射法八節」をご覧ください。
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引き分け(ひきわけ)とは、勝負においてその終了時にプレイヤーを勝者(および敗者)にせず終了させる取り決めまたはその結果を指す。
概要

さまざまな競技を勝負事と見るならば、その最大の目的は勝敗を決めることであり、引き分けは避けるべき事象である。しかし結果に至る過程をプレイヤーが楽しみ観衆が味わうものと見るならば、両者が最初から消極的なプレイを行なうのでない限り、結果としての引き分けは大きな問題にならない。むしろ引き分けが存在することが作戦の幅を広げ、駆け引きを深める面もある。引き分けについての考え方は競技や国によって差があり、引き分けを極力排除する競技もあれば、チェスステイルメイトサッカーにおける引き分けの勝ち点のように「引き分けも試合結果のひとつ」ととらえる文化も存在する。

一般的に勝ち残り式トーナメントで行われる大会では、次のステージ(回戦)に進むものを決めなければならないため、勝負が決しない場合、延長戦再試合を行なったり、ポイントや審判員の判定で勝者を決めるものがほとんどである。抽選で次のステージに進む者を決める競技もある。

一方、グループトーナメント方式の場合は商業的理由(観客への配慮、日程の調整)、選手の体力の負担への配慮から、延長戦などを行わず引き分けを認めることも多い。またグループトーナメント方式の場合は、引き分けが起こっても勝ち残り式トーナメントと違い次の対戦相手が決まっているので、日程面での問題も少ない。

試合が中止となり、延期(振替試合)が困難な場合は、試合を開催せずに引き分け扱いとする場合もある。
スポーツにおける引き分け
野球

メジャーリーグでは原則として引き分け制度は存在せず、必ず決着をつける。天候の都合等で試合続行不可能になった場合は、後日再試合が行われるかサスペンデッドゲームとして試合を中断し後日再開する。ただし、シーズン終盤で試合結果が順位争いに影響しない場合は引き分けにすることがある[1]

オリンピックなどの国際大会においては予選リーグ・決勝トーナメントともに引き分け制度はない。ワールド・ベースボール・クラシックでは第1回においては、グループトーナメント方式のラウンドのみ、延長14回を終了しても決着が付かない場合に引き分けとしていた(勝率は、引き分け=0.5勝0.5敗で計算)。第2 - 3回は延長13回、第4回は延長11回から適用されるタイブレーク制度が採用され、決着がつくまで試合が行われることとなった。

日本の野球においては制度上引き分けが避けられる傾向が強かったが、選手への負担から近年は引き分けを認めたり、延長戦を早めに切りあげたりして再試合を行う傾向にある。

日本野球機構管轄のプロ野球では両リーグともに延長12回で引き分けとなる。各リーグの優勝チームは勝率1位のチームとしており(ただし、パシフィック・リーグでは1973年?1982年および2004年?2006年の間、レギュラーシーズン下位チームがプレーオフに勝てばそのチームがリーグ優勝という扱いだった)、その勝率は勝利数を引き分けを含まない試合数で割ったものとしている。なお過去には引き分け再試合を行っていた時期もあった(ただし、個人賞の評価は引き分け試合の成績も含めてのものであった)。クライマックスシリーズでは延長12回で引き分けとなる(タイとなった場合はレギュラーシーズン上位が勝ち抜け)。日本選手権シリーズでは第7戦までは延長12回で引き分け。第8戦以降は、引き分け無しの延長無制限で行われる。オールスターゲームでは1992年以降延長なしで9回打ち切りとなっている。二軍ではイースタン・リーグでは延長11回まで、ウエスタン・リーグでは延長10回までだが、同じ日に同じ球場で一軍の試合が組まれている場合など9回で打ち切りとなることもある。引き分け再試合は行わない。フレッシュオールスターゲームは延長なし、ファーム日本選手権は延長制限なしで行われる。

2011年2012年東日本大震災に伴う電力問題のため、レギュラーシーズンに関しては延長戦は3時間30分を超えて新しい回に入らないとするルールが追加されている。

2020年新型コロナウイルス感染拡大防止のため延長10回までとなった。パ・リーグのクライマックスシリーズでも採用されたが、日本シリーズは採用されなかった。

2021年は前年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大による影響でイベント時間短縮要請につき延長戦なしで行われる。

日本の高校野球社会人野球の主な大会では勝ち残り式トーナメントを採用しているため、引き分けを避ける傾向にある。このため、延長戦が打ち切られるイニング数も日本プロ野球より長く、また、引き分け再試合やサスペンデッドゲームが行われる。高校野球の引き分けに関する詳細は延長引き分け再試合規定を参照。

日本の大学野球ではグループトーナメント方式を採用しているが、再試合が行われている傾向がある。多くが2勝先勝方式をとっており、2勝するまで勝ち点が入らないため、引き分けにより、長期戦になることもある。東京六大学野球連盟では延長12回で引き分け再試合としており、ナイトゲームで神宮球場においてプロ野球の試合(ほとんどが東京ヤクルトのホームゲーム)が行われる場合、9回までで引き分け再試合としている。
投手記録における引分

引き分け試合の責任投手として、引き分け試合の最後に登板していた投手(各チーム1人ずつ)に投手成績としての「引分」が記録される。2021年シーズン終了時点での日本プロ野球での引分の記録としては、通算最多記録を76引分で江夏豊が、シーズン最多記録を18引分で2021年の益田直也ロッテ)が保持している[2]。益田が更新する前のシーズン記録は1978年1980年の江夏(いずれも広島)、1982年牛島和彦中日)、2012年の藤川球児阪神)が記録した11引分だったが[3]、2021年は延長戦が実施されず引き分け試合自体が急増、各投手の引分数が大きく増加し[4]、益田が従来の記録を大幅に更新した[2]
サッカー

サッカーでは勝ち残り式トーナメントの場合とグループトーナメント方式の場合とで引き分けの扱いが違う。

勝ち残り式トーナメントの場合は延長戦を行い、それでも勝負がつかなければPK戦で勝ち上がりチームを決定する(延長戦なしでPK戦とする場合もある)。ただしPK戦の場合、試合自体の記録としては引き分けである。決勝戦の場合は引き分けで両チーム優勝としているものもある。過去には再試合や延長無制限などの制度も見られた。

また、J1昇格プレーオフなどでは、90分で引き分けの場合は、年間順位の優位性を確保するため、年間順位が上位のクラブの勝ち上がりとなる。

公式戦(グループトーナメント方式)の場合、延長戦やPK戦を行わずにそのまま引き分けとするのが世界的な傾向である。サッカーリーグの多くは勝ち点制を導入している(勝ち3点・引き分け1点・負け0点)。


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