式場の微笑
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『式場の微笑』(しきじょうのびしょう)は、松本清張短編小説。『オール讀物』1975年9月号に掲載され、1977年9月に短編集『馬を売る女』収録の1作として、文藝春秋より刊行された。

1975年にテレビドラマ化されている。
あらすじ

資格マニアの杉子は、英語・珠算など様々な資格を取得していた。和服の着付も勉強し、あと少しで上位資格が取れそうになっていたが、他方、結婚からは縁遠くなっていた。同級生の浜井祥一郎から、結婚披露宴の案内状を受けた杉子は、宴席に集まる女性の和服姿が自分の参考になるかと考え、披露宴に足を運ぶ。

ロビーで談笑する人々を観察していた杉子は、ふいに40歳前後の中年男と視線が合った。その男は一瞬ためらいを見せたが、すぐに目尻に皺を寄せて微笑した。杉子はその男の微笑の意味がわからず、落ち着かない気持ちになる。やがて新郎新婦が現れ、招待客に会釈していたが、新婦・真佐子と杉子の眼が合ったとき、真佐子の眼が急に大きく拡がり、ショックを受けたように杉子を凝視した。杉子の記憶が甦った。

一昨年の暮れ、着付教室でアルバイトの話が来た。成人式の日に、振袖の着付をするため、「旅館」へ出張してほしいというのだが…。
テレビドラマ

式場の微笑
ジャンル
テレビドラマ
原作松本清張『式場の微笑』
脚本砂田量爾
監督坂崎彰
出演者十朱幸代ほか
製作
プロデューサー石井ふく子
制作TBS

放送
放送国・地域 日本
放送期間1975年11月16日
放送時間21:00 - 21:55
放送枠日曜劇場
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1975年11月16日TBS系列の「東芝日曜劇場」枠(21:00-21:55)にて放映。視聴率20.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
キャスト


十朱幸代

風見章子

山本學

渡辺文雄

佐藤耀子

森本レオ

木内みどり

大森暁美

寺島伸枝

福田真知子

久松保夫

伊藤正次

松野邦夫

坂上千恵子

スタッフ


脚本:砂田量爾

プロデューサー:石井ふく子

監督:坂崎彰

制作:TBS

TBS系列 東芝日曜劇場
前番組番組名次番組
十一月の恋

(脚本:松山善三)
(1975.11.9)式場の微笑
(1975.11.16)ながれ藻
(脚本:新藤兼人)
(1975.11.23)











松本清張の作品
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霧の旗

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黒い樹海

黒い空

黒い福音

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黒の回廊

けものみち

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告訴せず

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殺人行おくのほそ道

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山峡の章

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詩城の旅びと

死の発送

十万分の一の偶然

状況曲線

砂の器

聖獣配列

棲息分布

ゼロの焦点

喪失の儀礼

た行
中央流沙

強き蟻

Dの複合

天才画の女

点と線

遠い接近

な?わ行
波の塔

塗られた本

犯罪の回送

火の路

水の炎

迷走地図

眼の壁

夜光の階段

連環

渡された場面

わるいやつら


短編

あ行

愛犬

愛と空白の共謀

熱い空気

天城越え

アムステルダム運河殺人事件

或る「小倉日記」伝

一年半待て

遺墨

薄化粧の男

馬を売る女

駅路

お手玉

か行
拐帯行



駆ける男

家紋

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寒流

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