軌間軌間の一覧
最小軌間
15インチ381 mm(15 in)
狭軌
2フィート、600 mm597 mm
600 mm
603 mm
610 mm(1 ft .mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}11+1⁄2 in)
(1 ft 11+5⁄8 in)
(1 ft 11+3⁄4 in)
(2 ft)
750 mm,
ボスニア,
2フィート6インチ,
800 mm750 mm
760 mm
762 mm
800 mm(2 ft 5+1⁄2 in)
(2 ft 5+15⁄16 in)
(2 ft 6 in)
(2 ft 7+1⁄2 in)
スウェーデン3フィート
900 mm
3フィート891 mm
900 mm
914 mm(2 ft11+3⁄32 in)
(2 ft 11+7⁄16)
(3 ft)
1m軌間1,000 mm(3 ft 3+3⁄8 in)
3フィート6インチ1,067 mm(3 ft 6 in)
4フィート6インチ1,372 mm(4 ft 6 in)
標準軌1,435 mm(4 ft 8+1⁄2 in)
広軌
広軌(こうき、broad gauge)は、鉄道線路のレール(軌条)間隔を表わす軌間が標準軌の1435mm(4フィート8?インチ)を超えるものをさす。
軌間は、広ければ広いほど安定性が高くなり横風に対する安全性は増す。ただし、曲線での左右の車輪の回転数の差は軌間が広いほど大きいため、最小半径は大きくしなければならない。左右の車輪を独立して回転できるようにすることで、この問題を克服したタルゴのような例もある。
速度の向上との関連性については、蒸気機関車の場合、動輪直径を大きくできるため軌間は広いほうが有利であるが、電気機関車などの近代的動力車であれば、多少の軌間の違いはそれほど大きなハンデにはならないとされる。その例として、スペインの鉄道では、営業最高速度が220 km/hの在来線が広軌であるのに対し、350 km/hでの営業運転を計画しているAVE(高速新線)はフランス国鉄への直通運転を考慮したこともあるが、標準軌で建設されている。
広軌鉄道を保有している国 各国の軌間
緑色が広軌
イギリスの鉄道では、グレート・ウェスタン鉄道が1838年以来2140mm(7フィート?インチ)の広軌の先駆けであり、1890年代までこの軌間を維持していた。
今日でも多くの国が広軌鉄道を保有している。
1524mm(5フィート)[注 1]
旧ソビエト連邦諸国[注 2]
ロシア連邦
ウクライナ
ベラルーシ
モルドバ
エストニア
ラトビア
リトアニア
ジョージア
アゼルバイジャン
アルメニア
カザフスタン
ウズベキスタン
トルクメニスタン
キルギス
タジキスタン
2022年ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ウクライナは旧ソ連圏の5フィート軌間(1520o)から欧州標準軌(1435o)への改軌を同年5月末の会議で表明した[1]。
旧ソビエト連邦ではない国
モンゴル国
フィンランド
両国は旧ソビエト連邦構成共和国ではないが、モンゴルの独立と国造りはソ連の支援を受けており、フィンランドはロシア帝国旧領であった。
1581mm(5フィート2?インチ)
米国(ペンシルベニア州フィラデルフィア市の地下鉄・路面電車路線SEPTA)
1588mm(5フィート2?インチ)
米国(ペンシルベニア州ピッツバーグ市の路面電車)
1600mm(5フィート3インチ)
アイルランド
イギリス
北アイルランド
オーストラリア
ブラジル - 複数の都市鉄道とかつてのパウリスタ鉄道(ポルトガル語版)およびブラジル中央鉄道(ポルトガル語版)などが敷設した鉄道路線において採用。一部路線は1,000 mm軌間との三線軌条。
サンパウロ近郊路線(サンパウロ都市圏鉄道会社)
リオデジャネイロ近郊路線(SuperVia等)
ポルトアレグレ都市鉄道
ベロオリゾンテ都市鉄道
レシフェ都市鉄道
ほか
1665mm
ポルトガル(計画されている高速鉄道では標準軌を予定している[2])
1668mm(5フィート5?インチ)
スペイン(高速鉄道AVEを除く)
1676mm(5フィート6インチ)
インド(一部の狭軌路線を除く大半)
パキスタン