広瀬茂男
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別名廣瀬 茂男
[注釈 1]
生誕 (1947-12-06) 1947年12月6日(76歳)
日本 東京都[2]
出身校東京都立日比谷高等学校[3]
横浜国立大学工学部
東京工業大学大学院
学問
研究分野ロボット工学
研究機関東京工業大学
(株)ハイボット
極限環境ロボット研究所
博士課程指導教員梅谷陽二
博士課程指導学生

主な課程博士(学術関係者)
生田幸士[4] 吉田和弘[5]
馬書根[6] 森島昭男[7]
土居隆宏[8] 長久保晶彦[9]
塚越秀行[10] 太田祐介[11]
有川敬輔[12] 遠藤玄[13]
河上篤史[14] 木村仁[15]
青木岳史[16] 高山俊男[17]
程島竜一[18] 山田浩也[19]
多田隈建二郎[20]主な論文博士(広瀬研助手)
米田完[21] 倉爪亮[22]
福島 E.文彦[23]
主な指導学生松日楽信人[注釈 2]
多田隈理一郎[注釈 3]
桑原裕之[注釈 4]
称号東京工業大学名誉教授
主な業績索状能動体(蛇型ロボット)
四足歩行ロボット
レスキューロボット
地雷探査ロボット
全方向移動ロボット
ロボット創造学
影響を受けた人物牧野洋[28]
影響を与えた人物滝田謙介(滝田技研株式会社)
学会日本機械学会計測自動制御学会、日本ロボット学会、IEEE
主な受賞歴日本機械学会畠山賞(1971年)
文部科学大臣賞(2001年)
紫綬褒章(2006年)
エンゲルバーガー賞(2009年)
瑞宝中綬章(2021年)
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広瀬 茂男(ひろせ しげお、廣瀬 茂男[注釈 1]1947年(昭和22年)12月6日[29] - )は、日本のロボット研究者。ヘビ型ロボットや四足歩行ロボットを中心に、多くの独創的なロボットやロボット技術を開発している世界的権威。東京工業大学名誉教授[30]、同大学工学博士[1]2009年エンゲルバーガー賞受賞者[31]2006年紫綬褒章[32]、2021年に瑞宝中綬章を受章[33][34]

東京工業大学において助手、助教授、教授、卓越教授を歴任し、ヘビ型ロボットを始め、四足歩行ロボット、惑星探査ロボット、地雷探査ロボット、全方向移動ロボット、ロボット要素などで多くの業績がある。また、東京工業大学機械宇宙学科の授業や、日本機械学会のロボットグランプリ、発明協会の全国少年少女チャレンジ創造コンテストなど、創造性教育にも貢献。自律型致死兵器システムに関する言及もある[35]

定年退職後も株式会社ハイボット取締役CTO[30]東京工業大学特別研究員、立命館大学客員教授を務め、原子力災害対応ロボットの研究開発などに従事。その後もハイボット代表取締役会長[36]やCTO、極限環境ロボット研究所 所長として活動した[33]
経歴
学生時代から助手、助教授時代

1971年日本機械学会畠山[注釈 5]を受賞して横浜国立大学工学部を卒業。東京工業大学大学院に進学し、梅谷陽二助教授のもとで蛇の生物力学的研究に取り組む。蛇の移動原理を探求し、索状能動体の実験機を製作した。理論的、実験的に蛇の動きを検証する。

学位取得後は梅谷研究室において助手、助教授として、索状能動体や四足歩行ロボットに取り組む。四足歩行ロボットでは干渉駆動、負のパワーといった設計概念から、歩行アルゴリズムや段差検出のウィスカセンサの開発まで、広く行っている。それらの成果として、1985年筑波科学博では四足歩行ロボット『TITAN IV』[38]を安定して実演することに成功している。

また、1985年頃には博士後期課程に在学していた生田幸士と、バカなことを真面目にプレゼンテーションする「バカゼミ」を始めたり[39]、学科の創造性教育[40]節体型能動体の研究や、光学式の力センサの開発[41]、地図生成システムの開発も行っている。
東京工業大学教授

1992年には教授に昇任。1994年には助手の米田完が助教授に昇進し、広瀬・米田研究室として研究室運営を行っていく。教育関係では、機械宇宙学科3年次のロボット創造[42]、日本機械学会のロボットグランプリにも尽力した[29]

研究では、生物規範型のロボットのみならずホロノミック(en)な全方向移動車両[43]も開発し、科学研究費補助金重点領域研究「知能ロボット」プロジェクトの一環として、普及型の四足歩行ロボット、及びそのためのモータードライバーを開発する[44]


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