「玄洋社」とは異なります。
有限会社幻洋社種類有限会社
本社所在地 日本
〒041-0841
北海道函館市日吉町1丁目21番16号
設立1986年2月
業種情報・通信業
法人番号4440002001493
有限会社幻洋社(げんようしゃ)は、函館市の出版社。創業者である東福洋が1986年から死去する3年前である2005年までの間、所在地である函館市を中心に、北海道にまつわる書籍・雑誌を出版していた。 雑誌社、通販会社の編集部門で働いていた東福洋が、故郷である函館市に里帰りし、設立した出版社である。[1][2] 設立当時は、函館唯一の出版社であった。ラジオ番組で「地方の生きのいい、ぴちぴちとしたテーマをもとに、いい本づくりが私たちの手で生まれてもいい」と意気込みを語っていた[3]通り、地域の歴史に関わる書籍のみならず、「はこだでぃ」などのタウン誌のような形態の雑誌も発行していた。
概要
刊行物
書籍
1987年
元木省吾『新編=函館町物語』、1987年 - 1961年(昭和36年)4月から1年間、NHK函館放送局で毎週1回朝放送された「郷土昔話」の原稿を補強したもの[4]。
1988年
齋藤與一郎『函館歴史エッセイ 非魚放談』1988年4月15日。 - 1958年5月30日函館郷土文化会
1991年
日本放送協会 函館放送局(編)『ラジオトーク 道南を語る』1991年12月6日。
1992年
森影依『北海道怪異地図』1992年11月21日。
1993年
小野寺脩郎『啄木の骨』、1993年
2003年
堀井利雄(著)東福洋(編)『函館駅百年物語』2003年9月15日。
雑誌
「はこだでぃ」 - タウン誌 (1991年 - 1999年) - 月刊 → 隔月刊 → 不定期刊
脚注[脚注の使い方]
注釈
出典^ 岩淵啓介「生きる――東福洋さん(出版・幻洋社 社長)―故郷で目指す「いつか文学書を」」『北海道新聞』1994年4月7日付夕刊。
^ 寺町「人――タウン誌「はこだでぃ」編集長 東福洋さん」『北海道新聞』1994年6月8日付夕刊、道南版、6版、第7面。
^ 山本泰人「故郷への思い 書物に残し・・・――「森町史」編さん 郷土史家 小井田武さん死去 88歳――幻洋社社長 東福洋さんも 74歳 函館の視点で出版」『北海道新聞』2008年10月3日付朝刊、道南版、第25面。
^ 新編=函館町物語 自序(初版本)