幸英明
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幸英明
第59回七夕賞優勝時
(2023年7月9日)
基本情報
国籍 日本
出身地鹿児島県[1]
生年月日 (1976-01-12) 1976年1月12日(48歳)[1]
身長167 cm[1]
体重50 kg[1]
血液型A型[1]
騎手情報
所属団体JRA
所属厩舎フリー[1]
初免許年1994年[1]
免許区分平地[2]
重賞勝利83勝(中央48勝、地方35勝)
G1級勝利24勝(中央8勝、地方16勝)
通算勝利23442戦1655勝(中央)
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幸 英明(みゆき ひであき、1976年1月12日[1] - )は、日本中央競馬会(JRA)に所属する騎手である。1994年に騎手免許を取得し中央競馬の騎手となる。2003年にはスティルインラブに騎乗し桜花賞優駿牝馬(オークス)秋華賞牝馬三冠で勝利を挙げた。2009年には、JRA史上初となる年間騎乗回数1,000回を達成。2022年終了時点におけるJRA年間騎乗回数の最多記録保持者である(1,081回/2012年)。
経歴

鹿児島県鹿屋市で育つ。実家の近くに競走馬の生産牧場があったものの競馬とはほぼ無縁の生活だったが、中学3年生の時に「体が小さいので」と勧められて騎手を目指す[3][4]

渡辺薫彦吉田豊らと共に競馬学校の10期として入学[5]、馬に乗ったのは入学後が初めてだった[4]。1994年に騎手免許を取得し谷八郎厩舎に所属した[6]。デビュー年には23勝を挙げ、翌1995年には天皇賞・春GI初騎乗を果たした[6]

1997年3月15日、中京競馬第3競走においてJRA通算100勝を達成。その後もコンスタントに好成績を残し、関西リーディングの上位に名前を連ねるようになる。

2003年にはスティルインラブに騎乗し桜花賞を勝利、GI初勝利を達成した。この年、同馬とのコンビで、オークス秋華賞も制し、メジロラモーヌ以来2頭目の牝馬三冠を達成した[3]

2008年3月30日、第38回高松宮記念ファイングレインで制覇し、4年6か月ぶりに中央競馬のGIレースでの勝利をあげた。

2009年5月9日、京都競馬第11競走で史上17人目の通算10,000回騎乗を達成。デビューから15年2か月5日、33歳3か月28日での達成は武豊に次いで史上2番目のスピード・年少記録である[7]

2009年には年間騎乗回数が968回に達し、それまで岩田康誠が保持していたJRA年間最多騎乗回数記録952を上回った。ただしこの年は、内田博幸が幸の記録を上回る騎乗回数975を達成し、記録樹立とはならなかった[8]

2010年5月22日、京都競馬第4競走で、デビューから16年2か月18日で通算11,000回騎乗を達成した。これは当時のJRA史上最速・最年少記録であった[注 1]。またこのレースを勝利し、JRA通算800勝も同時に達成した(騎乗馬・ニホンピロアワーズ)。同年には年間騎乗数が1008に達し、前年に内田博幸が達成したJRA年間最多騎乗記録を更新[9]、年間1000回騎乗を達成した[10]

2011年6月12日、阪神競馬第3競走で通算12,000回騎乗。デビューから17年3か月8日、35歳5か月1日(JRA史上最速・最年少記録)で達成。

2012年12月8日、阪神競馬第2競走でJRA年間騎乗回数1009回になり自身の持つ中央競馬記録を更新(騎乗馬・タニノセレナーデ・4着)[11][12]。この年は最終的に年間騎乗回数が1081回となり、これは2022年終了時点におけるJRA年間騎乗回数の最多記録である。

2013年7月20日、中京競馬第3競走をテイエムヒーローで勝利して史上27人目のJRA通算1000勝を達成した[13]

2014年12月7日、第15回チャンピオンズカップにて、ホッコータルマエに騎乗し、優勝した。

また地方競馬でもブルーコンコルドとのコンビで活躍し、JBCスプリント連覇(2005年・2006年。ただし2006年はコース(川崎競馬場)の都合によりJBCマイルとして行われた)、マイルチャンピオンシップ南部杯3連覇(2006年 - 2008年)、東京大賞典(2006年)、かしわ記念(2007年)を勝ち、ダートGI・JpnI計7勝をあげた[14]。東京大賞典では2013・2014年にホッコータルマエにて連覇[15]

2019年12月8日、阪神競馬第11競走(阪神ジュベナイルフィリーズ)で、JRA史上4人目となる通算20,000回騎乗。デビューから25年9か月4日、43歳10か月27日での達成は、武豊の記録(29年6か月4日、47歳5か月21日)を超えるJRA史上最速・最年少記録となった[16]

2021年1月16日、中京競馬第8競走で、JRA史上4人目の通算21,000回騎乗を達成。26年10か月12日、45歳0か月5日での達成は、20,000回に続いて武豊の記録(31年1か月8日、49歳0か月25日)を超えるJRA史上最速・最年少記録となった[17]

2021年5月16日、中京競馬第2競走をタイスケフェイスで勝利して史上18人目のJRA通算1500勝を達成した[18]

2021年12月26日、同年11月のエリザベス女王杯を自身の鞍上のもと制したアカイイトと再びコンビを組み、第66回有馬記念に出走。結果は7着であった。なお、幸にとってこのレースが初の有馬記念参戦となった[19]

2022年3月5日、阪神競馬第8競走でサトノルーチェに騎乗して史上2人目となるJRA通算22000回騎乗を達成した。デビューから28年0カ月1日・46歳1カ月22日での達成は武豊の記録(32年9カ月1日・50歳8カ月17日)を抜いて史上最速・史上最年少記録となった[20]
人間関係

田島良保田原成貴らが騎手としての兄弟子の間柄にあたる[21]。特に田原は自らが騎乗していた馬の騎乗機会を幸に譲るなど世話を焼き、後に田原が調教師に転身した時も、幸を主戦騎手として扱った[6]
騎乗成績2003年桜花賞(騎乗馬スティルインラブ
GI・JpnI競走優勝

年度別。斜字はJpnI(統一GI)。

2003年

桜花賞 - スティルインラブ[22]

優駿牝馬 - スティルインラブ[22]

秋華賞 - スティルインラブ[22]


2005年

JBCスプリント - ブルーコンコルド[23]


2006年

マイルチャンピオンシップ南部杯 - ブルーコンコルド[23]

JBCマイル - ブルーコンコルド[23]


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