幸せの教室
Larry Crowne
監督トム・ハンクス
脚本トム・ハンクス
ニア・ヴァルダロス
製作トム・ハンクス
ゲイリー・ゴーツマン
製作総指揮フィリップ・ルスレ
スティーヴン・シェアシアン
ジェブ・ブロディ
ファブリス・ジャンフェルミ
デヴィッド・コートスワース
出演者トム・ハンクス
ジュリア・ロバーツ
ブライアン・クランストン
セドリック・ジ・エンターテイナー
タラジ・P・ヘンソン
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影フィリップ・ルースロ
編集アラン・コディ
製作会社Vendome Pictures
『幸せの教室』(しあわせのきょうしつ、Larry Crowne)は、トム・ハンクスとジュリア・ロバーツ共演による2011年のアメリカ合衆国のコメディ・ドラマ映画である。ハンクスは監督のほか、共同製作、共同脚本も兼任している。北米では2011年7月1日に公開された。 退役軍人であるラリー・クラウン(トム・ハンクス)は、その優秀な働きぶりにもかかわらず、「大卒でない」という理由だけで長年勤めていたホームセンターを突然解雇される。再就職のために多くの面接を受けるが、不景気や学歴もあり、どこも雇ってはくれない。家のローンや車の燃料代を払い続けるだけの収入もないため、SUVに乗るのをやめ、カレージセールをしている隣人のラマー(セドリック・ジ・エンターテイナー)からスクーターを入手する。ラリーは再就職を目指してコミュニティ・カレッジを訪れ、学長の薦めでスピーチと経済学のクラスを受講することになる。 「スピーチ217」を受け持つ講師のメルセデス・テイノー(ジュリア・ロバーツ)は、仕事も夫婦関係もうまくいっておらず、朝早くの講義を嫌がる。受講者が10人以上いないと講義はキャンセルとなるため、9人しかおらずに閉講となりかけたところへ、10人目のラリーが入ってきてメルセデスは苦笑する。その一方で、メルセデスの本来のライフ・ワークともいえるシェイクスピアについての講義は、受講者が4人しかおらず閉講となる。メルセデスの夫のディーン(ブライアン・クランストン)は、大学教授の職を辞して小説家となったが、現在はブログを書いたりジムに通ったりする以外は、妻に隠れてインターネットのポルノばかり見ている。おかげで夫婦関係は破綻しつつあり、メルセデスは仕事を終えて帰宅すると、すぐに酒を飲み始める。 ラリーは初めてのキャンパス・ライフで、年齢も境遇も違う人々と関わることで世界が広がり、充実した日々を送り始める。スクーター置き場で出会ったタリア(ググ・バサ=ロー)から、恋人のデル(ウィルマー・バルデラマ)や他のスクーター仲間たちに紹介され、一緒にツーリングするようになる。経済学の講義では、講師のマツタニ教授(ジョージ・タケイ)に毎回のようにスマートフォンを没収されながらも、経済に関する知識を積極的に吸収していく。ラリーはかつて海軍でコックとして働いていたため、友人のフランク(イアン・ゴメス
あらすじ
ある晩、外出先で酔ったメルセデスが夫のディーンと大喧嘩になり、車を降りて道路沿いのベンチに座っているところへ、ラリーたちのスクーター集団が通りかかる。