年越し
ロンドン中心部ロンドン・アイでの花火
別名
ホグマネイ (スコットランド)
Calennig
年越し(としこし)は1年の最後の日、グレゴリオ暦で12月31日であり、多くの地域ではシルヴェスターの日と呼ぶ。多くの国で、年越しの夜の会合で多くの人が踊り、食べ、酒を飲んで、新年を迎える花火で祝う。年越しの礼拝に行く人たちもいる[1]。祝祭は通常、深夜0時を過ぎ1月1日(元日)まで続く。キリバスとサモアが最も早く新年を迎える国であり、ハワイ州ホノルルが最後の地域である[2]。 カナダの新年の伝統や祝祭は地域により異なる。年越し(英語でNew Years's Eve およびフランス語でVeille du Jour de l'An)は通常社会的な休日である。トロントやオンタリオ州のナイアガラフォールズといった多くの都市では大規模な祝祭があり、コンサート、深夜パーティ、スポーツイベント、花火が開催され、ほとんどの主要都市では祝祭時間帯に公共交通機関が無料で運行される。ケベック州など、地域によっては、友人達と1月1日早朝まで氷穴釣りして酒を飲む[3]。 1956年から1976年まで、ガイ・ロンバルド楽団はニューヨーク市パーク街、ウォルドルフ=アストリアホテルの舞踏場からの演奏が、CBS収録を中継してCBCで放送された。ロンバルドの没後、ロイヤル・カナディアン楽団はCBCとCBSで1978年まで演奏を続けた。 1992年に、スケッチコメディ劇団のRoyal Canadian Air Farce
北アメリカ
カナダ
同様にケベック州ではフランス語放送局Television de Radio-Canada が毎年年越しコメディ特別番組、「Bye Bye」を放送する。この番組は1968年から1998年までの通常放送を様々なコメディアンが演出し、2006年にケベックのコメディ劇団、Rock et Belles Oreilles により復刻放送された。2008年版では、ケベックのテレビ司会者Veronique Cloutier が司会兼共同制作して、英語圏カナダ人と当時アメリカ合衆国大統領候補のバラク・オバマを笑い者にするスケッチを含め、多くの視聴者を不快にするスケッチが不評であった[6]。 メキシコでは、深夜0時のカウントダウンで鐘の音が12回鳴る度に1つずつ願いを込めてブドウを食べ、年越し(スペイン語:Vispera de Ano Nuevo)を祝う。メキシコでは迎える年の願いを示す色で家庭やパーティ会場を飾る。赤は生活全般と恋愛運、黄色は仕事運、緑は金運、白は健康運の向上を願う。メキシコでは生地にコインや飾りものを隠して甘いパンを焼く。パンが供されたとき、切ってコインや飾りものが入っている人は新年に幸運に恵まれるといわれる。もうひとつの伝統は、1年間の悪いまたは不幸な出来事の一覧を作り、深夜0時までに火の中に投げ入れることで、新年に向けて厄よけすることである[7]。同時に、1年の良い出来事すべてに感謝を示し、新年も続くことを願う[8]。 メキシコでは深夜のディナーで家族と祝う。伝統的な食事はシチメンチョウとモーレである。その後多くの人々はナイトクラブなどの家庭外のパーティに参加する。メキシコシティでは中心街のソカロ広場周辺を中心とした年越し祭りが行われる[9]。祭りには爆竹と花火で祝い、「Feliz ano nuevo」と叫ぶ。 プエルトリコでは年越しを友人や家族と祝う。サンフアンのプエルトリコ・コンベンションセンター (Puerto Rico Convention Center アメリカ合衆国では、年越しをフォーマルパーティと家族行事で祝う。 この国で最も著名な新年の祝祭のひとつはニューヨークのタイムズスクエアで開催されるボールドロップである。時報で正式に使われるタイムボールから創作し、東部標準時午後11時59分に、重量11,875 lb (5,386 kg)、直径12 ft (3.7 m)のウォーターフォード・クリスタル (Waterford Crystal
メキシコ
プエルトリコ
アメリカ合衆国タイムズスクエアでのボールドロップは毎年100万人の観客を魅了する。