年越し
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年越し
ロンドン中心部ロンドン・アイでの花火
別名

ホグマネイスコットランド

Calennig (ウェールズ

シルヴェスターオーストリアオーストリアボスニア・ヘルツェゴビナクロアチアチェコフランスドイツハンガリーイスラエル(非ロシア語圏)、イタリアポーランドスロバキアスロベニアウクライナ

レヴェイヨン (Reveillon)  (フランス、ブラジル

Old Year's Night(西インド諸島アイスランド

アーノ・ノーヴォ(Ano Novo)(ブラジルポルトガルマカオ

アーニョ・ヌエーボ(Ano Nuevo)(ラテンアメリカフィリピン

ノーチェ・ビエハ(Nochevieja)(スペイン

バゴン・タオン(Bagong Taon)(フィリピン)

マラム・タフン・バルー(Malam Tahun Baru)(インドネシア

Oud en Nieuw(オランダベルギースリナムオランダ領アンティル

Nytarsaften(デンマーク

Nyttarsaften(ノルウェー

Nyarsafton(スウェーデン

Uusivuosi(フィンランド

Uusaasta(エストニア

Viti i ri(エストニアコソボ

Revelion、Ajunul Anului Nou(ルーマニア

Nova godina(ブルガリアボスニア・ヘルツェゴビナセルビア

シルウェステルポーランド

Новогодняя ночь(ロシア

大晦日日本

挙行者全世界
種類世界規模の祝日
趣旨グレゴリオ暦の1年の最終日
日付12月31日、深夜
行事回想、深夜パーティ、家族の集い、ご馳走、贈り物交換、花火、カウントダウン、礼拝、地域社会の集いで、ダンス食事、花火を楽しむ。
関連祝日元日
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年越し(としこし)は1年の最後の日、グレゴリオ暦12月31日であり、多くの地域ではシルヴェスターの日と呼ぶ。多くの国で、年越しの夜の会合で多くの人が踊り、食べ、を飲んで、新年を迎える花火で祝う。年越しの礼拝に行く人たちもいる[1]。祝祭は通常、深夜0時を過ぎ1月1日元日)まで続く。キリバスサモアが最も早く新年を迎える国であり、ハワイ州ホノルルが最後の地域である[2]
北アメリカ
カナダ

カナダの新年の伝統や祝祭は地域により異なる。年越し(英語でNew Years's Eve およびフランス語でVeille du Jour de l'An)は通常社会的な休日である。トロントオンタリオ州ナイアガラフォールズといった多くの都市では大規模な祝祭があり、コンサート、深夜パーティ、スポーツイベント、花火が開催され、ほとんどの主要都市では祝祭時間帯に公共交通機関が無料で運行される。ケベック州など、地域によっては、友人達と1月1日早朝まで氷穴釣りして酒を飲む[3]

1956年から1976年まで、ガイ・ロンバルド楽団はニューヨーク市パーク街、ウォルドルフ=アストリアホテルの舞踏場からの演奏が、CBS収録を中継してCBCで放送された。ロンバルドの没後、ロイヤル・カナディアン楽団はCBCとCBSで1978年まで演奏を続けた。

1992年に、スケッチコメディ劇団のRoyal Canadian Air Farce(カナダ空軍をもじった名前)がCBCテレビで年に1度の「Year of the Farce」特別番組の放送を開始した。この番組ではその年の主な出来事やニュースを風刺したスケッチコメディを特集する。1992年版は1回限りの特別番組であったが、「Year of the Farce」のエピソードはレギュラー番組の「Air Farce Live」として継続して1992年から2008年まで放送され、2008年12月31日にシリーズ大団円を迎えた。テレビシリーズ終了後、出演者は年越し特別番組への出演を続けた[4][5]

同様にケベック州ではフランス語放送局Television de Radio-Canada が毎年年越しコメディ特別番組、「Bye Bye」を放送する。この番組は1968年から1998年までの通常放送を様々なコメディアンが演出し、2006年にケベックのコメディ劇団、Rock et Belles Oreilles により復刻放送された。2008年版では、ケベックのテレビ司会者Veronique Cloutier が司会兼共同制作して、英語圏カナダ人と当時アメリカ合衆国大統領候補のバラク・オバマを笑い者にするスケッチを含め、多くの視聴者を不快にするスケッチが不評であった[6]
メキシコ

メキシコでは、深夜0時のカウントダウンで鐘の音が12回鳴る度に1つずつ願いを込めてブドウを食べ、年越し(スペイン語:Vispera de Ano Nuevo)を祝う。メキシコでは迎える年の願いを示す色で家庭やパーティ会場を飾る。赤は生活全般と恋愛運、黄色は仕事運、緑は金運、白は健康運の向上を願う。メキシコでは生地にコインや飾りものを隠して甘いパンを焼く。パンが供されたとき、切ってコインや飾りものが入っている人は新年に幸運に恵まれるといわれる。もうひとつの伝統は、1年間の悪いまたは不幸な出来事の一覧を作り、深夜0時までに火の中に投げ入れることで、新年に向けて厄よけすることである[7]。同時に、1年の良い出来事すべてに感謝を示し、新年も続くことを願う[8]

メキシコでは深夜のディナーで家族と祝う。伝統的な食事はシチメンチョウとモーレである。その後多くの人々はナイトクラブなどの家庭外のパーティに参加する。メキシコシティでは中心街のソカロ広場周辺を中心とした年越し祭りが行われる[9]。祭りには爆竹と花火で祝い、「Feliz ano nuevo」と叫ぶ。
プエルトリコ

プエルトリコでは年越しを友人や家族と祝う。サンフアンのプエルトリコ・コンベンションセンター (Puerto Rico Convention Center) が祝祭の主要な呼び物である。そこには深夜のラテン音楽と花火、スペイン語でのテーマ曲「Auld Lang Syne」、そして素晴らしい料理がある。
アメリカ合衆国タイムズスクエアでのボールドロップは毎年100万人の観客を魅了する。

アメリカ合衆国では、年越しをフォーマルパーティと家族行事で祝う。

この国で最も著名な新年の祝祭のひとつはニューヨークタイムズスクエアで開催されるボールドロップである。時報で正式に使われるタイムボールから創作し、東部標準時午後11時59分に、重量11,875 lb (5,386 kg)、直径12 ft (3.7 m)のウォーターフォード・クリスタル (Waterford Crystal) 製ボールをワン・タイムズスクエア屋上から141 ft (43 m)の高さの旗竿を落下させ、60秒後にビルの屋上に達して新年の開始を告げる。ボールドロップは1907年から開催され、近年は毎年平均約100万人の観客を集めている。この仕掛けの人気により各地で類似の「ドロップ」イベントが開かれ、地域を代表するものを(「モモの州」としてのジョージア州のアイデンティティを表すアトランタの「ピーチドロップ」のように)落とす場合もある[10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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