平遥県(へいよう-けん)は中華人民共和国山西省晋中市に位置する県。県人民政府所在地は城西街道。
清代には山西商人が活躍する中国の金融の中心地であった。城郭都市・平遥(平遥古城)の城壁と街並みは、明代初期に築かれた当時の姿を残しており、1986年に国家歴史文化名城に指定され、1997年には世界遺産にも登録されている。また平遥城牆(城壁)、鎮国寺、双林寺、慈相寺、平遥文廟(孔子廟)などが全国重点文物保護単位に指定され、南大街が2010年第1回中国歴史文化名街の1つに選定されている[1]。 平遥は太原盆地の西南端に位置し、汾河の東岸に広がる。省都・太原市からは80キロメートル離れている。同じく国家歴史文化名城に指定されている祁県とは隣同士になる。鉄道の同蒲線、および大運高速公路が県内を縦貫している。 経済は農業が中心で、穀物や綿花のほか、平遥牛肉、推光漆器などの名産もある。中でも平遥牛肉の名声は高い。 清代晩期の中国の金融中心地であった平遥には、明代から清代にかけての中国の典型的な城郭(城牆)、街路の配置、商店や住居などの古建築が残り、その保存状態は中国でも最も整っているもののひとつである。 春秋時代には晋に、戦国時代には趙に属した。前漢により設置された京陵県を前身とする。南北朝時代、北魏により現在の呂梁市文水県南西部に前漢が設置した平陶県が現在の県域に移され、その後平遥県と改称された。 清末には平遥には大規模な票号 [ヘルプ] 中国地名の変遷
目次
1 地理・経済
2 歴史
3 行政区画
4 脚注
5 関連項目
5.1 過去に存在した区画
6 外部リンク
地理・経済
歴史
行政区画
街道:城西街道、城東街道、古城街道
鎮:古陶鎮、段村鎮、東泉鎮、洪善鎮、寧固鎮
郷:南政郷、中都郷、岳壁郷、卜宜郷、孟山郷、朱坑郷、襄垣郷、杜家荘郷、香楽郷
脚注
^ 「歴史ある街並み中国保護へ本腰」、『毎日新聞』2010年3月15日、12版、14 - 15 面。
関連項目
平遥古城
過去に存在した区画
清世県
外部リンク
⇒平遥旅遊局旅行社
https://www.travelchinaguide.com/picture/shanxi/pingyao/city_wall/index.htm
建置漢代
使用状況平遥県
前漢京陵県
後漢京陵県
三国京陵県