平田 弘史(ひらた ひろし、1937年2月9日 - 2021年12月11日)は、日本の漫画家。静岡県在住。漫画家のとみ新蔵は実弟で元アシスタント。本名は平田弘[1]。 東京都板橋区で生まれる。1945年3月に東京の空襲が激化したため奈良県天理市に移り住む。父母は天理教信者で、東京には布教のため移住していた。17歳の頃父親を亡くし、一家の生計を支えるため大阪の設備会社『近畿設備』で作業員の仕事をしていたが、中学校の先輩であった漫画家宮地正弘
略歴
2021年12月11日、心不全のため死去[3]。84歳没。 幼少から機械いじりが好きで、自宅には趣味の機械工作のための工房があり、その腕前は職人の域である。シンセサイザーでの作曲に熱中したことがある。また、熱心な映写機研究家で、実際に8mmフィルムから35mmフィルム映写機をレストアして、電子回路も自作の上、完成して上映を楽しんだりしており、その様子は公式ホームページでも公開されている。Macintoshを用いフルデジタルで作品を描きおろしたこともあるが、現在では紙とカブラペンによる作画に戻っている。現在もMacintosh(ただしMac OS Xは好まず、現在もMac OS 9を愛用)のヘビーユーザーとして知られ、本人HPもそれに準拠している。 力強い毛筆による描き文字で、大友克洋の『AKIRA』をはじめとする多くの題字を手掛ける。 天理教の信者であったが、『天理時報』からの依頼で『教祖絵伝』を執筆するにあたり、教団と大きく解釈が分かれ、連載打ち切りのち脱会(いわく「(信仰を)止めたのではなく卒業した」[4])。 65歳の時にハワイで実弾射撃を行った際、ヘッドフォン型イヤープロテクターの隙間から破裂音が両耳に侵入してしまい、以降難聴を患っている。あらゆる音がノイズに聞こえるとのことで、趣味であったシンセサイザーも断念している。電話も聞こえないため、仕事関係も含めてメール交信が唯一のコミュニケーションとなっている[5]。 自伝漫画『平田弘史のお父さん物語』では、家庭内で破天荒に振る舞う自身の姿を赤裸々に描いている。 佐藤まさあきによると、つねづね「僕は劇画を描くのは嫌いだ」と公言していたという。
人物
作品リスト
単行本化されたもの
異色列伝 無名の人々1(1993年、KCデラックス)ISBN 978-4-06-319422-7
異色列伝 無名の人々(2005年、青林工藝舎)*1993年版に1961年発表の「人肉献上」を追加収録。ISBN 4-88379-204-8
異色列伝 怪力の母(全3巻)(1巻 1995年、2巻・3巻 1996年、ミスターマガジンKC)
血だるま剣法/おのれらに告ぐ
剣山
日本凄絶史
駿河城御前試合(上・下)
それがし乞食にあらず
叛逆の家紋
名刀流転・落城の譜
御用金 ※同名映画の劇画化
人斬り ※同名映画の劇画化
首代引受人(正・新)
薩摩義士伝(全5巻)
黒田三十六計(複数巻)
平田弘史のお父さん物語
烈願記
弓道士魂
三十三間堂外伝
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