平渓線
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平渓線
商店街の中を通る平渓線
基本情報
中華民国台湾
起点三貂嶺駅
終点菁桐駅
駅数7駅
開業1921年7月
所有者台湾鉄路管理局
路線諸元
路線距離12.9 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式非電化

路線図

北東部の宜蘭線から内陸部へ伸びる支線が平渓線

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平渓線
各種表記
繁体字:平溪線
簡体字:平溪?
?音:Pingx? xian
通用?音:Pingsi sian
注音符号:???? ?? ????
発音:ピンシーシェン
台湾語白話字:Peng-khe Soa?
客家語白話字:Phin-hai Sien
日本語読み:へいけいせん
英文:Pingxi Line
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駅・施設・接続路線
凡例


 宜蘭線八堵方面 


0.0三貂嶺


 宜蘭線宜蘭方面 


基隆河


第三号トンネル


第四号トンネル


第五号トンネル


3.5大華


第六号トンネル


←基隆河→


6.4十分


8.2望古


10.2嶺脚


11.2平渓


12.9菁桐

平渓線(へいけいせん)は、中華民国台湾新北市瑞芳区三貂嶺駅から同市平渓区菁桐駅に至る台湾鉄路管理局鉄道路線
概要

渓流に沿って走るローカル線で、週末には十分瀑布などを訪れるハイカーがよく利用するが、平日には閑散とした路線である。十分駅の北側では、線路沿いに商店があり、商店街のまん中を列車が通るように見える。鉄道沿線の渓谷はかつては「平渓耶馬渓」とも言われ、最近は、日本の鉄道ファンの間で「台湾の保津峡」と呼ばれている[1]。また2013年5月1日より江ノ島電鉄(日本国神奈川県)と共同で一日乗車券の交流を始めており、相手側で使用済み一日乗車券を持参すると、自線の一日乗車券が無償で貰えるというサービスを開始した[2]。これをふまえ、翌2014年7月には台湾観光協会や江ノ島電鉄など4者が観光促進協定に調印した[2]。なお日台の鉄道同士の連帯ということでは、いすみ鉄道集集線との例があり、両者は2014年8月28日 に千葉県勝浦市内で仮調印式を行った[3]

もともとは、日本統治時代の台湾において屈指の炭田といわれた菁桐坑の開発のため、台陽鉱業が敷設した専用鉄道が前身であり、1921年(大正10年)7月に開業した。しかし、トンネルの一部の地盤が悪く、ルートの一部を変更している。その結果、三貂嶺 - 菁桐坑間が完成したのは、1923年(大正12年)1月15日のことであった。その後、1929年(昭和4年)7月10日をもって台湾総督府に買収され、同年10月1日から同鉄道部(台湾総督府鉄道)の平渓線として営業を開始した。その際、2両のタンク式蒸気機関車が台湾総督府鉄道籍(48形48, 49)となっている。
路線データ

管理者:
台湾鉄路管理局

路線距離(営業キロ) : 三貂嶺駅 - 菁桐駅間 12.9 km

軌間:1,067 mm狭軌

駅数:7

複線区間 : 無(全線単線

電化区間 : 無

閉塞方式:タブレット閉塞式

電報略号:???

開業日:1921年7月

歴史

1918年3月 -
台湾総督府が侯? - 菁桐の鉄道測量を行う。

1919年6月 - 台陽鉱業株式会社の炭坑専用線として三貂嶺 - 菁桐坑の建設開始[4]:頁32。

1921年7月 - 台陽鉱業の炭坑専用線石底線として開通[4]:頁33。

1929年10月1日 - 台湾総督府鉄道の買収を経て、平渓線となる[5]

1946年 - 石底駅を平溪駅と改称。

運行形態

区間車のみ運行されている。基本的には宜蘭線の瑞芳を介し、深澳線との直通運転を行っている。

使用車両対号列車なし非対号列車区間車DR1000型気動車
駅一覧

駅名駅間
キロ
累計
キロ等級接続路線・備考所在地
日本語繁体字中国語英語
三貂嶺駅三貂嶺車站Sandiaoling0.00.0三等宜蘭線接続駅新北市瑞芳区
大華駅大華車站Dahua3.53.5招呼 平渓区
十分駅十分車站Shifen2.96.4丙簡列車交換可能
望古駅望古車站Wanggu1.88.2招呼 
嶺脚駅嶺?車站Lingjiao2.010.2招呼 
平渓駅平溪車站Pingxi1.011.2簡易 
菁桐駅菁桐車站Jingtong1.712.9簡易 

沿線の名所

十分瀑布

新平渓炭鑛跡に博物館・トロッコの運転有

平渓老街

菁桐老街

平渓天灯

画像

平渓線を走る動態保存されたCK124号機

平渓線のDR1000(三貂嶺 - 大華間)

DR1000形の台北県政府によるラッピング車両

三貂嶺駅でのタブレット収受


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