平成28年台風第1号
[Wikipedia|▼Menu]

台風第1号(Nepartak、ニパルタック)
カテゴリー5の
スーパー・タイフーンSSHWS
Aquaの衛星画像(7月6日)
発生期間2016年7月3日
- 2016年7月9日
寿命156時間
最低気圧900hPa
最大風速
(日気象庁解析)55m/s (110kt)
最大風速
米海軍解析)155kt
平均速度22.6km/時
541km/日
移動距離3522km
被害地域カロリン諸島、マリアナ諸島、フィリピン、琉球諸島、台湾、中国
プロジェクト : 気象と気候災害
テンプレートを表示

平成28年台風第1号(へいせい28ねんたいふうだい1ごう、アジア名:Nepartak、命名:ミクロネシア、意味:有名な戦士の名前、フィリピン名:Butchoy[1])は、2016年平成28年)7月3日に発生した台風エルニーニョ現象の終息により、2015年12月に発生した台風27号が消滅してからおよそ半年の間北西太平洋上に台風が存在せず、その期間は198日間と過去最長タイ記録となったが[2]、台風1号としては過去2番目に遅く[2]、ようやく発生した台風と言える。また、台風1号にして統計史上初めて猛烈な勢力になった台風でもあり、多くの記録を残した。
目次

1 概要

2 影響

2.1 台湾


3 脚注

4 外部リンク

概要 台風の経路

6月末にカロリン諸島近海で次第に形成が始まった低圧部99Wが、7月2日9時(協定世界時2日0時)に熱帯低気圧に発達。合同台風警報センター(JTWC)は熱低番号02Wを付与した。熱帯低気圧は3日9時(協定世界時3日0時)に北緯8.9度、東経144.9度で台風となり[3]、アジア名ニパルタック(Nepartak)と命名された[4]。初めはゆっくりとした速度であったが、次第に速い速度で北西に進み始めた台風は、5日12時からの24時間で70ヘクトパスカルも中心気圧が下がるなど予想以上の急速な発達をみせ、6日には900ヘクトパスカル、最大風速60メートルの「猛烈な台風」となった[5]。5日にはフィリピンの監視領域に入ったためフィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はフィリピン名ブッチョイ(Butchoy)と命名した。

台風は8日6時50分(現地時間5時50分)頃に台湾台東県太麻里郷に上陸[6]、大雨と暴風をもたらした。その後台湾海峡を渡って9日12時ごろに華南へ上陸したが、急速に勢力を弱めて同日15時に北緯24.8度、東経118.5度で熱帯低気圧になった [7]

影響
台湾メディアを再生する アメリカ海洋大気庁(NOAA)による、台湾に接近する台風のレーダー映像。




脚注^ “ ⇒台風の番号と名前”. 気象庁. 2016年7月3日閲覧。
^ a b “台風1号が発生=過去2番目の遅さ?気象庁”. 時事ドットコム (2016年7月3日). 2016年7月6日時点の ⇒オリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年7月6日閲覧。
^ “平成28年 台風第1号に関する情報”. 気象庁 (2016年7月3日). 2016年7月3日時点の ⇒オリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年7月3日閲覧。
^ “ ⇒台風の番号の付け方と命名の方法”. 気象庁. 2016年7月7日閲覧。
^ “ ⇒台風201601号 (NEPARTAK)”. デジタル台風. 2016年7月7日閲覧。
^ “台風1号、台湾に上陸 停電や倒木などの被害”. 産経ニュース (2016年7月8日). 2016年7月10日時点の ⇒オリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年7月10日閲覧。
^“台風1号 熱帯低気圧になりました”. tenki.jp. (2016年7月9日). ⇒http://www.tenki.jp/forecaster/diary/deskpart/2016/07/09/47431.html 2016年7月9日閲覧。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:18 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef