「学校裏駅」はこの項目へ転送されています。神奈川県鎌倉市にあった江ノ島電鉄線の学校裏駅については「江ノ島電鉄線」をご覧ください。
平和島駅
駅入口(2019年9月)
へいわじま
Heiwajima
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平和島駅(へいわじまえき)は、東京都大田区大森北六丁目にある京浜急行電鉄(京急)本線の駅である。駅番号はKK08。 「沢田」は駅所在地の当時の字であり、付近に沢田通り、沢田交差点などの名を残す。後に改称した「学校裏」は駅所在地が寄木尋常小学校(後の大森第二小学校→開桜小学校)の裏手(西側)にあったため。 現駅名の「平和島」は、駅東側にある京浜第2区埋立地の通称から採られた(当駅自体は平和島には所在していない)。なお、同埋立地が大田区に編入され、正式に「平和島」の町名が定められたのは1968年であり、当駅の駅名改称(1961年)はそれよりも先行している(平和島の由来については「平和島#概要」を参照)。 島式ホーム2面4線を有する高架駅であり、当駅にて通過待避・緩急接続が行われる。内側2線が本線、外側2線が副本線であり、副本線に入線するのは、ほとんどの普通と一部の急行である。また、エアポート特急が設定されていた時期には、エアポート特急が副本線に入線し、快特を待避していた。 以前は品川方に渡り線が設置されていた。 改札内コンコースとホームを結ぶエスカレーターおよびエレベーターが設置されている。トイレは長らく改札外にあったが、2010年には構内に多機能トイレが新設され、置き換えられた。 当駅始発の上り普通品川行きが平日ダイヤの夕方に1本設定[8]されているが、この普通列車は京急蒲田方向から回送され、当駅から営業運転に入る。 番線路線方向行先 都内の温泉施設の先駆けとなった「平和島温泉クアハウス」(現在の「天然温泉平和島」)があることにちなみ、2009年2月24日から、「いい湯だな」[注釈 1]をアレンジしたものを接近メロディとして使用している[9]。メロディはスイッチの制作で、編曲は塩塚博が手掛けた[10]。なお、接近メロディ導入に合わせて、通過列車接近時の警告音の音程が変更されているほか、コンコースには液晶ディスプレイ型発車標、ホームにはLED式発車標が新設された[注釈 2][11]。 2021年(令和3年)度の1日平均乗降人員は36,555人[京急 1]で、京急線全72駅中10位。快特通過駅の中では最も多い。 近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通りである。 年度別1日平均乗降・乗車人員[12]年度1日平均
歴史
1901年(明治34年)2月1日 - 沢田駅として開業。
(時期不明) - 学校裏駅に改称。 ただし、沢田駅と学校裏駅を同時に存在した別の駅とする文献もある[1][2]。
1950年(昭和25年)2月 - 待避線完成、2面4線となる。
(時期不明)駅をやや北に移転。
1961年(昭和36年)
9月1日 - 平和島駅に改称。
10月30日 - 駅舎を改築し、木造から鉄筋コンクリート造2階建てとなる[3]。同時に構内踏切を廃止して地下道を新設し、プラットホーム有効長を4両から6両に延伸[3]。
1970年(昭和45年)
1月20日 - 上り線ホーム先行高架化[4]。
12月1日 - 下り線ホーム高架化、全面高架駅となる[4]。
1997年(平成9年)10月4日 - ホーム有効長を12両編成分に延長。これによって、朝の都営線直通特急が品川まで12両編成で運転されるようになる。
2009年(平成21年)2月24日 - 接近メロディを導入。「いい湯だな」が採用される。
2010年(平成22年)5月16日 - ダイヤ改正が実施され、エアポート急行の停車駅となる[5]。
2021年(令和3年)
3月27日 - 3・4番線でホームドアの使用が開始される[6]。
6月26日 - 1・2番線でホームドアの使用が開始される[7]。
駅名の由来
駅構造ホーム(2023年7月)ホームより浦賀方を望む。上り線が高架化されている。(2010年8月)
のりば
1・2 本線下り 羽田空港方面 / 横浜・三浦海岸方面
3・4上り品川・新橋方面
接近メロディ
利用状況
乗降人員[13]1日平均
乗車人員[14]出典
1990年(平成02年)24,299[* 1]
1991年(平成03年)24,372[* 2]
1992年(平成04年)24,173[* 3]
1993年(平成05年)24,647[* 4]
1994年(平成06年)24,841[* 5]
1995年(平成07年)24,257[* 6]
1996年(平成08年)23,668[* 7]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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