幣舞橋
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幣舞橋
Nusamai Bridge
幣舞公園から眺めた幣舞橋(2006年9月)

基本情報
日本
所在地北海道釧路市
交差物件釧路川
設計者
施工者日立、横河[1]
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯42度58分51.7秒 東経144度23分08.0秒 / 北緯42.981028度 東経144.385556度 / 42.981028; 144.385556
構造諸元
形式3径間連続鋼床版箱桁橋[1]
全長124.0m[1]
幅33.8m[1]
最大支間長54.0m[1]
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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国道38号標識国道44号標識幣舞公園から眺めた幣舞ロータリーと幣舞橋(2010年8月)

幣舞橋(ぬさまいばし、英語:Nusamai Bridge[2])は、北海道釧路市釧路川に架かる。幣舞の名前はアイヌ語の「ヌサ・オ・マイ」(nusa-o-mai 幣場の・ある・ところ)が由来とされている[3][4]
概要

釧路駅前のメインストリート(北大通)の橋であり、釧路川の最も下流に架かる橋でもある。幣舞ロータリーは国道38号終点と国道44号の起点になっている。24時間平均交通量は約35,700台(平成22年度)[5]
主要諸元

旧幣舞橋(1928年架橋)幣舞橋(1976年架橋)
橋長114.6m
[6]124.0m[1]
支間割22.59+3@23.16+22.56[1]34.5m+54.0m+34.5m[1]
幅員18.27m33.80m
車道12.59m(車道+軌道:2×3.55m+5.49m)22.50m
歩道2×2.84m2×5.65m
形式21.95m×5連単純鈑桁橋[1]3径間連続鋼床版箱桁橋[1]
総鋼重882.84t[1]1,323t[1]

歴史

幣舞橋は、1889年(明治22年)に北海道内で最も長い木橋「愛北橋」(全長207m、幅3.6m)として架橋されたのが始まりである[4]。それまで渡船により越えていた釧路川に、名古屋に本社を持つ商事会社「愛北物産」が自費で架橋し、有料で橋を運営した[4]。ところが、1898年(明治31年)に橋は倒壊してしまう[4]。1900年(明治33年)、官設となる木橋(全長203m、幅4.2m)が架けられ、地域の名称から「幣舞橋」と名づけられた[4]。しかし、この橋も増水による上流からの流木や、冬場の結氷や流氷によって1909年(明治42年)に倒壊[4]。同じ年に新たな木橋(全長203m、幅4.5m)が架けられたが、流木や流水によりおよそ6年で倒壊してしまった[4]。1915年(大正4年)には幅員を拡げた新たな木橋(全長201m、幅7.2m)を架けた[4]

1928年(昭和3年)、およそ4年の歳月をかけて永久橋(全長113m、幅18.3m)が完成。歩道と車道が分けられ、車道は片側2車線になった[4]。優雅なアーチを描くヨーロッパ風のデザインと橋上に設置された四基の大理石によるオベリスクは、頑丈なだけでなく美しさも兼備しているとして高く評価され、豊平橋札幌市)、旭橋旭川市)と並んで「北海道三大名橋」と称された[7]。1976年(昭和51年)、老朽化と渋滞緩和を目的に新たな橋が架橋された[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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