幕が上がる
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幕が上がる
監督
本広克行
脚本喜安浩平
原作平田オリザ
製作石原隆、遠藤茂行、加太孝明、中村理一郎、鈴木伸育、山崎浩一
[プロデューサー]片山玲子、守屋圭一郎
[アソシエイトプロデューサー]紀伊宗之、蔵本憲昭、小出真佐樹
[ラインプロデューサー]巣立恭平
出演者#主なキャストを参照
音楽菅野祐悟
主題歌青春賦
撮影佐光朗
制作会社ROBOT
製作会社フジテレビジョン
東映
ROBOT
電通
講談社
パルコ
配給ティ・ジョイ
東映(配給協力)
公開 2015年2月28日
上映時間119分
製作国 日本
言語日本語
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『幕が上がる』(まくがあがる)は、2015年に公開された日本の青春映画。作品および出演者は、日本アカデミー賞TSUTAYA映画ファン賞報知映画賞などを受賞[1][2][3]。先生役として、黒木華ムロツヨシが、生徒役としてももいろクローバーZのメンバー全員に加えて吉岡里帆芳根京子伊藤沙莉らが出演。

原作は、2012年に出版された同名の小説。劇作家である平田オリザが、自らもワークショップなどで関わりを持ち続けてきた高校演劇をテーマに書き下ろし、累計10万部の売り上げを記録した[4]
概要

踊る大捜査線』シリーズを手がけた本広克行の監督のもと、「世代年代を問わず幅広い方々に共感し感動してもらえる青春映画」を目標に製作された[5]

第40回報知映画賞では、本広監督の演出生徒役5人(ももいろクローバーZ)の演技が認められ、両者に特別賞が贈られた[6]第39回日本アカデミー賞の話題賞、TSUTAYA映画ファン賞なども受賞。

出演者や演劇に興味がない人であっても楽しめる作品に仕上がっていると、映画関係者・評論家らは評価をしている[7][8][9]

文部科学省選定作品[10]、東京都優良映画[11]に指定されており、学校の授業などでも活用されている[注 1]
ストーリー

映像外部リンク

『幕が上がる』映画予告編 - YouTube撮影にはフィルムのような質感を出せるアレクサというシネマカメラが用いられ、実際の演劇コンクール会場や学校でもロケが行われるなど、透明感と臨場感の追求がなされた[13]

とある地方高校の弱小演劇部。顧問の溝口は演劇の知識も無ければ指導力も無い。部長を務めるさおりに加え、お姫様キャラのユッコ、ムードメーカーのがるる、しっかり者の明美ちゃんなど個性豊かなメンバーがそろう。

かつて「学生演劇の女王」と呼ばれていた新任教師の吉岡との出会いによって、彼女たちの運命は一転。ある日吉岡が、「肖像画」と呼ばれる衝撃的な一人芝居を演じて見せたことをきっかけに、部員たちの潜在能力が開花し始める。

地方大会すら勝ったことのない彼女らであったが、吉岡の「私は行きたいです。君たちと、全国に。行こうよ、全国!!」という気迫の一言に触発され、全国大会を目指し、青春の全てを懸けることに。

そんな折、強豪校の演劇部に属していたはずの中西さんが転校してくる。なかなか心を開かない中西さんであったが、部長のさおりと夜のホームで語り合い、辞めた経緯を明かす。しかし、さおりのある言葉によって、彼女は再び演劇の道を進むことを決意。

新たな仲間を加えた演劇部は『銀河鉄道の夜』を大会での演目に決め、合宿のため上京。高層ビル群の星のような輝きに浸る少女たち。そして、練習に明け暮れる日々が始まった。

高校の演劇大会は年にたったの一度、負けたらそこで終わりの一発勝負。吉岡は「答えはすべて稽古場にある」と励ます。ひたむきに青春を駆け抜けた彼女らが、最初の難関である地区大会に挑む。

だがその頃、吉岡の心にはある迷いが生じる。上京した際に会った演出家から役者としての才能を認められ、演劇の世界へ誘われていたのだ。教師を辞める決意をする吉岡

――そして演劇部に運命の瞬間が訪れる。
主なキャスト
高橋さおり(さおり)
演 -
百田夏菜子静岡県立富士ケ丘高等学校 演劇部3年生。
橋爪裕子(ユッコ)
演 - 玉井詩織同校演劇部3年生。
西条美紀(がるる)
演 - 高城れに同校演劇部3年生。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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