常磐興産株式会社
Joban Kosan Co.,Ltd.種類株式会社
機関設計監査等委員会設置会社[1]
市場情報東証スタンダード 9675
常磐興産株式会社(じょうばんこうさん、英: Joban Kosan Co.,Ltd.[3])は、福島県いわき市に本社を置く、レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」を経営する企業。
旧財閥系の炭鉱採掘企業を始祖とする。 常磐炭礦時代に野村俊夫作詞、古関裕而作曲による礦歌(社歌)「我等の力」及び同社野球部応援歌「若きいのち」が作成された[8]。 原譜は常磐炭礦のいわき市の事務所で保管されていたが、1960年代半ばに火災で焼失[8]。以後は社員らによって歌い継がれてきたが、野球部の解散や炭鉱事業の完全廃止などもあり、メンバーの高齢化で途絶える懸念があった[8]。そのため、2020年につのだ☆ひろの協力を得て、つのだの編曲により伴奏付きの楽曲として残されることになった[8]。
本社
本社 - 福島県いわき市常磐藤原町字蕨平50
過去に設置していた本社
東京本社 - 東京都中央区東日本橋三丁目7番19号(1944年 - 2020年)
沿革
1944年(昭和19年)3月 - 浅野財閥の磐城炭礦(1884年(明治17年)創立)と大倉財閥の入山採炭(1895年(明治28年)創立)が合併し、常磐炭礦株式会社を設立[4]。現在のいわき市・北茨城市一帯の炭鉱を経営する。
1949年(昭和24年)5月 - 東京証券取引所に上場。
1960年(昭和35年)11月 - 建設部門を常磐開発株式会社に分離。
1964年(昭和39年) - 常磐湯本温泉観光株式会社を設立。
1966年(昭和41年)1月 - 常磐湯本温泉観光が「常磐ハワイアンセンター」(現在のスパリゾートハワイアンズ)開業。
1970年(昭和45年)7月 - 常磐湯本温泉観光を合併、常磐ハワイアンセンターの営業を承継し、石炭生産部門を常磐炭礦株式会社に分離。社名を常磐興産株式会社に変更。
1985年(昭和60年)
3月 - 常磐炭礦で続けられていた炭鉱業を撤退。
9月 - 常磐炭礦を合併。
1990年(平成2年)3月 - 常磐ハワイアンセンターの名称を「スパリゾートハワイアンズ」に変更
2003年(平成15年)8月 - 本店所在地を東京都中央区から福島県いわき市へ移転。
2013年(平成25年)6月 - みずほ銀行出身である井上直美が社長に就任[5]。
2020年(令和2年)10月 - 新型コロナウイルス感染症の影響によるスパリゾートハワイアンズの経営悪化を受け、東京本社を廃止[6][7]。
礦歌(社歌)
関連会社
株式会社常磐製作所
常磐港運株式会社
常磐湯本温泉株式会社
小名浜海陸運送株式会社
株式会社北茨城ファーム
関連項目
スパリゾートハワイアンズ
常磐音楽舞踊学院
常磐炭田
常磐開発
磐城炭礦軌道線
常磐共同火力
日本とサモアの関係 - 2016年3月、常磐興産株式会社内に在福島サモア名誉領事館が開設
いわきグリーンフィールド - 2023年10月1日付けで命名権を取得(「ハワイアンズスタジアムいわき」)[9]
脚注^ ⇒ガバナンス - 常磐興産株式会社
^ a b c d e f g h i j k “ ⇒2021年3月期 有価証券報告書”. 常磐興産株式会社. 2021年8月14日閲覧。