常盤公園
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分類都市公園(総合公園)
所在地 日本山口県宇部市
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度56分44.8秒 東経131度16分59.1秒 / 北緯33.945778度 東経131.283083度 / 33.945778; 131.283083
常盤公園(ときわこうえん)は、山口県の宇部市に所在する常盤湖を中心とする都市公園(総合公園)。宇部市都市公園条例上の名称は「常盤公園」と漢字表記であるが[1]、市の公園活性化基本計画[2]や公式ホームページなどでは「ときわ公園」と表記されている。 宇部市の南東部に位置する常盤湖は江戸時代に灌漑のために造成され、大正時代には景勝地として知られるようになった[3]。1924年(大正13年)から渡辺祐策らにより常盤湖周辺の土地購入活動が進められ、土地は市に寄贈され、1925年(大正14年)に宇部市常盤公園が開設された[3]。 園内には四季の花が植えられており、春には桜、初夏には菖蒲、秋には菊が見られる。湖はハクチョウとペリカンで知られ、ハクチョウについては1957年にオランダのシルブルグ動物園などから48羽を購入、ペリカンについては1967年(昭和42年)にモモイロペリカンの飼育を開始した[3](人工孵化により誕生したカッタくんでも知られた)。このうちペリカンとともに公園のシンボルであったハクチョウについては、2011年(平成23年)2月に発生した高病原性鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐため、やむなく全て殺処分された[3]。 2008年(平成20年)には、新田開発に伴って造成された人造湖でありながら、自然風景を活かした景勝地として発展を遂げた都市公園であることなどから国の登録記念物に登録された[3]。日本の都市公園100選や日本さくら名所100選にも選ばれ、NHKの「21世紀に残したい日本の風景」総合公園の部で1位に選ばれたほか、美しい日本の歩きたくなるみち500選、池坊花逍遥100選、新日本歩く道紀行「文化の道100選」にも選ばれている[2]。また「世界かんがい施設遺産」にも認定されている[2]。 名称に関しては、宇部市都市公園条例上の名称は「常盤公園」と漢字表記であるが[1]、市の公園活性化基本計画では「ときわ公園」としている[2]。宇部市交通局のバス停(「常盤公園」「常盤公園入口」)は漢字表記を用いていたが、2010年(平成22年)10月1日のダイヤ改正と同時にそれぞれひらがな表記に改称している[4]。
概要
沿革
1698年(元禄11年) - 常盤池築堤[3]。
1920年(大正9年) - 湖岸の別荘地にサクラが植樹される。
1924年(大正13年) - 渡辺祐策らが常盤湖周辺の土地購入活動を開始。
1925年(大正14年) - 渡辺祐策らにより寄贈された常盤湖周辺の土地をもとに、宇部市が常盤公園を開設[3]。
開設間もない頃の常盤公園と常盤池
(1926年撮影)
1937年(昭和12年)
1月 - 常盤池西側一帯の地区(現在の湖水ホールからスポーツ広場付近までの地区)にゴルフ場兼飛行機不時着陸場が計画。
7月 - 宇部ゴルフ興業株式会社がゴルフ場開発用地を買収(その後計画は中止)。