常滑駅(とこなめえき)は、愛知県常滑市鯉江本町にある名古屋鉄道常滑線・空港線の駅。駅番号はTA22。 常滑線と空港線の境界駅であり、現在のダイヤでは一部時間帯の普通列車、空港行き終電後の当駅止まりの急行列車などを除くほとんどの列車が両線を直通する。また、始発とその次の空港行きへの送り込みのため、5時台に当駅から西ノ口駅まで回送列車が2本運転されている。 強風で空港線が不通になると、ミュースカイ(通常は朝の上り以外は通過)を含めた全列車が当駅止まりになるが、この駅から中部国際空港へのバス代行輸送は実施されないため、予め空港バスを利用するか、タクシーを使う必要がある。 2面4線のホームを持つ高架駅である。ホームは8両まで対応しており、上屋は6両分ある。高架化と同時にLED式発車案内(2段表示)も設置された。1・2番線は2004年の空港線暫定開業時(1番線を使用していた)まではほとんど使用されていなかった。ホームはややカーブしており、ミュースカイが通過する際は少し減速する。バリアフリー設備としてエレベータと多目的トイレがある。 かつては、陶器を中心とする貨物輸送に重きを置いていたため、貨物用の広大な敷地に対し、旅客用ホームは1面1線で、駅構内直前から単線となっており、多客時はネックとなっていた。 のりば番線路線行先備考
概要
歴史
1913年(大正2年)4月1日:愛知電気鉄道が常滑線を開業。
1935年(昭和10年)8月1日:名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
1981年(昭和56年)度:貨物営業廃止[2]。
1982年(昭和57年)12月21日:駅発着線を1面1線から2面3線に変更[3]。
1987年(昭和62年)3月27日:第三セクターによる「常滑駅ビル」と名鉄の「名鉄常滑ビル」が一体となった駅ビル(鉄筋6階建)が完成。駅舎、コンコース、地元テナント店舗が「常滑駅ビル」に、名鉄ストアー、名鉄直営レストラン、賃貸マンションが「名鉄常滑ビル」に入居[4]。
2002年(平成14年)1月26日:駅高架化による工事のため休止(榎戸駅までバスでの代行運転)。駅ビルの東側半分を解体。
2003年(平成15年)10月4日:駅高架化完了・移転。
2005年(平成17年)1月29日:名鉄空港線が開業。同時に当駅を通過する定期列車も設定された[5]。
2011年(平成23年)2月11日:ICカード「manaca」の利用が可能となる。
2012年(平成24年)2月29日:トランパスの使用を終了。
2016年(平成28年)10月22日:駅ビルの残存部分も解体[6]。
2018年(平成30年)10月5日:駅ビルの跡地に「μPLAT常滑」が開業[7]。
大正時代の常滑駅
駅ビル(2009年1月)
駅構造
1TA 空港線中部国際空港ゆき[8]一部の太田川方面折り返し列車も発着
2
3・4TA 常滑線太田川・金山・名鉄名古屋方面[8]
改札口
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