常呂駅
ところ
Tokoro
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所在地北海道北見市常呂町常呂.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯44度7分22.3秒 東経144度4分18.0秒 / 北緯44.122861度 東経144.071667度 / 44.122861; 144.071667
常呂駅(ところえき)は、北海道(網走支庁)常呂郡常呂町字常呂(現・北見市常呂町字常呂)にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)湧網線の駅(廃駅)である。電報略号はコロ。事務管理コードは▲122410[3]。 廃止時点で、単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった。互いのホームは、駅舎側ホーム東側と対向側ホーム東側を結んだ構内踏切で連絡した[4]。駅舎側ホーム(南側)が上り線、対向側ホーム(北側)が下り線となっていたが、番線表示はなかった[4]。島式ホームの外側の1線は副本線として、側線扱いで残っていた[4]。そのほか、上り線の中湧別方から駅舎側に分岐し駅舎西側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を2線有していた[4]。 職員配置駅で、駅舎は構内の南側に位置し単式ホーム中央部分に接していた[4]。木造平屋の駅舎であった[5]。流氷の時期には除雪したホームの一部分に、見学のための「流氷観覧席」を設けていた[4]。 当駅が所在した地名より。地名は、アイヌ語の「ト・コロ・ペッ」(湖を持つ川)に由来する[6]。常呂川周辺に沼が多かったことから付いた[6]。 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は130人[4]。 駅舎や施設はすべて取り壊され、跡地には旧常呂町によって「常呂町交通ターミナル」が1988年(昭和63年)に建設された[8]。ターミナル内には「湧網線資料館」が開設されていた[9]。ターミナルのビルの裏には線路跡が確認でき、駅前ロータリーも残存し駅前通りは当時の雰囲気が残っていた[9]。 1988年に建てられたターミナルは老朽化に伴い2015年(平成27年)5月末に取り壊しが開始され、同位置に新たなターミナルを建設。
歴史
1936年(昭和11年)10月10日 - 鉄道省湧網東線の卯原内駅 - 当駅間延伸開通に伴い、開業[1]。一般駅[1]。
1940年(昭和15年) - 常呂町日吉の奥村鉱業常呂鉱山(通称・奥村鉄山)操業開始。当駅へ専用軌道を敷設(時期不明)し、鉄鉱石運搬。
1945年(昭和20年) - 終戦による常呂鉱山操業停止に伴い、奥村鉄山専用軌道運用停止。
1949年(昭和24年)6月1日 - 公共企業体である日本国有鉄道に移管。
1952年(昭和27年)12月6日 - 当駅 - 下佐呂間駅(後の浜佐呂間駅)間の延伸開通に伴い、中間駅となる。
1953年(昭和28年)10月22日 - 中湧別駅 - 網走駅間全通により路線名を湧網線に改称、それに伴い同線の駅となる。
1982年(昭和57年)3月27日 - 貨物の取り扱いを廃止[1]。
1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取り扱いを廃止[1]。
1987年(昭和62年)3月20日 - 湧網線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅構造
駅名の由来
利用状況
駅周辺
国道238号(オホーツク国道)[7]
北海道道1087号網走常呂自転車道線 - 湧網線廃線跡を再利用した自転車歩行者専用道路。
北海道道7号北見常呂線
北海道道1033号土佐東浜線
常呂町役場(現・北見市役所常呂総合支所)
常呂郵便局
北海道常呂高等学校
常呂町立常呂中学校(現・北見市立常呂中学校)
常呂町立常呂小学校(現・北見市立常呂小学校)
常呂町農業協同組合
北見市常呂町カーリングホール
常呂竪穴群(常呂遺跡) - 駅から西に約1.2 km[4]。
オホーツク海 - すぐ裏手に砂浜が広がる。
常呂川[7]
バス路線
網走バス
能取・網走駅・網走バスターミナル方面
サロマ湖栄浦方面
北海道北見バス
土佐・北見方面
北見市営バス(旧・常呂町営バス)
サロマ湖栄浦方面(循環線)
佐呂間町ふれあいバス
浜佐呂間・佐呂間方面
駅跡北見市常呂交通ターミナル(現行、2016年撮影)常呂町交通ターミナル(旧施設、2010年撮影)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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