帰正
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帰正(きせい)とは、正教会カトリック教会において、他教派から自教派に改宗することを指す概念。「正しきに帰る」の意[1][2]

正教会カトリック教会から帰正する場合、洗礼ではなく帰正式を経る。正教会にプロテスタントから帰正する場合は、プロテスタントにおける洗礼が有効なものであったかどうかが主教により判断され、有効なものであれば帰正式が行われ(ただしプロテスタントでは堅信礼で油を使わない場合が殆どであるため、傅膏機密が帰正式と合わせて行われるケースが多い)、無効なものであれば洗礼機密傅膏機密がセットで行われる。後者の場合は通常の洗礼と同様であり、「帰正」とは呼ばれない。

カトリック教会に他教派から帰正する場合、信仰宣言、異端・離教の拒絶、破門の解消、時には条件付洗礼、告解がなされ、教会への加入には司教の許可を必要とする[3]
脚注^ 用例: ⇒「正教の霊性は人格をどうとらえるか」(カリストス・ウェア主教 連続講演)
^ 用例: ⇒新福者ニューマンと信徒の地位・養成問題(折々の想い 糸永真一司教のカトリック時評)
^ 『カトリック大辞典 1』(358頁、上智大学編纂、冨山房、昭和42年第七刷)


更新日時:2012年5月2日(水)14:42
取得日時:2019/08/02 10:36


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