帝王賞
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帝王賞
Teio Sho
[1]
第46回帝王賞
優勝馬:メイショウハリオ 鞍上:浜中俊
開催国日本
主催者特別区競馬組合南関東公営
競馬場大井競馬場
創設1978年4月27日
2022年の情報
距離ダート2000m
格付けJpnI / 国際LR
賞金1着賞金8000万円

出走条件サラブレッド系4歳以上(指定交流)
負担重量定量(57kg牝馬55kg、南半球産4歳1kg減)
出典[2]
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帝王賞(ていおうしょう)は、特別区競馬組合大井競馬場で施行する地方競馬重賞競走ダートグレード競走JpnI)である。農林水産大臣より寄贈賞の提供を受けており、正式名称は「農林水産大臣賞典 帝王賞(のうりんすいさんだいじんしょうてん ていおうしょう)」と表記される。

副賞は、農林水産大臣賞、特別区競馬組合管理者賞、日本中央競馬会理事長賞、地方競馬全国協会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、東京都馬主会理事長賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞(2022年)[3]
概要

ダートの実力馬が全国から集い、上半期のダート競馬を締めくくるチャンピオン決定戦[4]。中央との交流戦となった1986年から2023年まで、中央競馬所属馬25勝(同着優勝が1度)、地方競馬所属馬14勝となっている[5]

第1回は大井競馬場のダート2800mで行われ、距離は1986年から2000mに変更された。1986年4月には「中央競馬招待競走」に指定され、日本中央競馬会(JRA)所属馬が出走可能になった[6]ほか、1995年には東京盃東京大賞典とともに中央・地方全国指定交流競走となった[7]。1989年に札幌競馬場で創設されたブリーダーズゴールドカップホッカイドウ競馬)とともに、中央競馬と地方競馬の全国交流競走としては長い歴史を持つ。
競走条件(2022年)
出走資格
サラブレッド系4歳以上。フルゲート16頭(中央競馬所属馬の出走枠は7頭)。
負担重量
定量(57kg、牝馬55kg、南半球産4歳1kg減[2]
優先出走権

地方競馬所属馬は、下表の競走のいずれかで2着以内の成績を収めた馬に優先出走権が与えられる[2]。なお、かしわ記念で地方競馬他地区所属馬が優先出走権を得た場合は南関東所属馬の出走枠が減らされ、他地区所属馬の出走枠が増やされる。

競走格競馬場距離備考
かしわ記念JpnI船橋競馬場ダート1600m
大井記念SI大井競馬場ダート2000m2013年までダート2600mで施行
2018年より格が「SI」に変更

賞金

2022年の賞金額は、1着8000万円、2着2800万円、3着1600万円、4着800万円、5着400万円[2]、着外手当25万円[8]

なお、国際セリ名簿基準書では1着から5着までの着内賞金の和を「purse(賞金総額)」と紹介している[1]
コース

大井競馬場のダートコース、外回り2000mを使用[4]

スタート地点は外回りコースと内回りコースの合流点手前で、右回りに1周する。スタートから第1コーナーまで長い直線が続き[4]、第4コーナーを回ってからゴールまでの直線も長く、距離2000mはダート競馬のチャンピオンディスタンスとされている[4]
歴史
年表

1978年 - 5歳以上の馬による重賞競走として創設。

1986年 - 中央競馬招待競走に指定、JRA所属馬が出走可能になる
[6]

1992年 - ナリタハヤブサ、ラシアンゴールドの1着同着。

1994年 - 本年以降、ナイター競走(トゥインクルレース)で施行。

1995年

中央・地方全国指定交流競走に指定[7]

南関東グレード制施行により南関東G1に格付け。

1着賞金が7000万円に増額。


1996年

施行時期を4月から6月に変更。

当日の入場者数が77818人を記録し、大井競馬場の入場者レコードとなる。


1997年

ダートグレード競走として、統一GIに格付け。

1着賞金が7100万円に増額。


1999年 - 売得金額が15億7686万8500円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。

2001年

馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「4歳以上」に変更。

1着賞金が8000万円に増額。


2005年 - 1着賞金が7000万円に減額。

2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIに変更。なお、南関東グレードは併記しないことになった。

2009年 - 中央競馬所属馬の出走枠が5頭から6頭に、南関東所属馬の出走枠が8頭から7頭にそれぞれ変更。

2011年 - 1着賞金が6000万円に減額。

2016年

中央競馬所属馬の出走枠が1頭増えて7頭となる[9]

売得金額が17億1108万1700円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。当日の入場者数も22636人を記録。


2017年 - 売得金額が19億671万3300円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。当日の入場者数も22875人を記録。

2018年 - 売得金額が19億1350万円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。当日の入場者数も23885人を記録。

2019年 - 売得金額が25億1913万5600円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。当日の入場者数も29584人を記録。

2020年

新型コロナウイルスの流行により無観客開催

売得金額が29億2995万8400円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。


2021年

1着賞金が7000万円に増額。

売得金額が42億9702万5800円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。


2022年 - 1着賞金が8000万円に増額[10]

2023年 - 売得金額が44億881万600円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。当日の入場者数も17744人を記録。

歴代優勝馬

すべて大井競馬場ダートコースで施行。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

回数施行日距離優勝馬性齢所属タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回1978年4月27日2800mローズジヤツク牡5
大井2:59.1阪本泰之荒居貴美夫阪本栄
第2回1979年4月23日2800mハツマモル牡4大井2:58.2福永二三雄朝倉文四郎山岡初太郎
第3回1980年4月10日2800mカツアール牡4大井3:00.6高橋三郎秋谷元次栗林英雄
第4回1981年4月28日2800mアズマキング牡4大井2:57.1岡部盛雄岡部猛(有)上山ビル
第5回1982年4月19日2800mコーナンルビー牝4大井2:57.8堀千亜樹遠間波満行越路玄太
第6回1983年4月18日2800mトラストホーク牡5大井3:02.1高橋三郎武智一夫菅波滿
第7回1984年4月11日2800mスズユウ牡6大井3:01.5石川綱夫朝倉文四郎鈴木榮治
第8回1985年4月18日2800mロツキータイガー牡4船橋3:00.2桑島孝春泉孝児玉孝
第9回1986年4月9日2000mトムカウント牡7船橋2:05.9石崎隆之江川秀三藤田松己
第10回1987年4月8日2000mテツノカチドキ牡7大井2:07.5佐々木竹見大山末治(株)勝俣工務店
第11回1988年4月13日2000mチヤンピオンスター牡4大井2:07.0桑島孝春秋谷元次坪野谷純子
第12回1989年4月12日2000mフエートノーザン牡6笠松2:07.3安藤勝己吉田秋好高橋義和
第13回1990年4月11日2000mオサイチブレベスト牡6JRA2:07.6丸山勝秀土門一美野出長一


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