帆走
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「セイリング」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「セイリング (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "セーリング" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2023年4月)
三角帆のドーニーでセーリングする人(モルディブ2008年)。イスラーム世界では伝統的に、このような、ひとつの大きな三角帆の船でセイリングを行う。en:Laser Radial ディンギーでセイリングする人(2005年)ヨーロッパ式のセイルプラン(セイル構成)のセーリングクルーザーでセーリングする人々。この写真はタッキング中(風上まわりでの方向転換中)。3本マストの帆船でのセーリングの例(インドの帆船。北米のナラガンセット湾にて)

セーリング(: sailing)/セイリングあるいは帆走(はんそう)とは、(セイル)を利用して進むこと。主に水上の乗り物に関して使われており、セイルの操作術、帆船の操船術、帆船による航海や航海術も指す。だが陸上の乗り物に関しても、セイルを使い進むことやその技術などはセーリングと言う。[注釈 1]

陸上での馬車運転という伝統的な行為があるように、水上で行うセーリングという行為があり、セーリングは伝統的に様々な目的で行われており、航海のため、貿易のため、のため、戦争のため、レジャーのため、競技のためなどに行われている。[注釈 2]

陸上交通での「安全運転」と同様に、海事でも「安全航行」が最重要事項であり、セーリングでは安全が最優先である。

(sail)を用いる乗り物は全て、セーリングを行っている。大型の帆船、セーリングボート(ディンギー、セーリングクルーザーなど)だけでなく、ウインドサーフィンなどもそうである。そして、スケートやそりとセイルを組み合わせて進むスケートセーリング(en:Skate sailing)も、車輪で陸を走るセーリング・スケートボードも同じである。

本記事では、まず長い長い歴史を持つセーリングの基本技術について解説する。基本技術や原理というのは、セーリングのごく一部にすぎず、足りないので、次に(まだスタブであるが)セーリングボートでの実際のセーリング(つまりセールボートの出港準備の内容、天候に応じたセールの(多数の選択肢の中からの)選定方法、に停泊中の状態から「もやい」を解いて岸壁から離岸する方法、セールを広げる方法段取り、天候などに応じたセールのタイプの変更、荒天時のセーリング、帰港時の(セーリングボート独特の、モーターボートなどとは大きく異なる)着岸の方法、などを解説することで「セーリング」と呼ばれる一連の行為の全体像を解説する(予定である)。また水上交通上のルール(海上交通安全法など)とセーリングの関係(同法規での、セーリングの扱いや、セーリングボートでの航行の扱い、他の種類の船舶との優先順位関係、その理由になっているセーリングによる船の動きの違い(他の種類の船との動きの違い)、航路とセーリングの関係等)、また世界の様々な海・海域で行われているセーリングという行為の状況、等々についても解説する予定である。

(特定の大会で登場した競技の説明は、あくまで軽く触れるにとどめ、基本的に別記事に譲る。)
セーリングの歴史

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セーリングには数千年以上の歴史がある。(別記事の帆#歴史も参照) セーリングは水運航海戦争探検のために行われてきた。

ボロブドゥール遺跡のレリーフ(8世紀

ガリラヤ湖をセーリングする人(1898年

セーリングの基本

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セーリングは奥深い技術である。書籍でじっくりと解説する場合は数冊程度以上の内容、ページ数にして数百ページ程度以上の内容になる。だが、その基本中の基本ならば、数ページ程度で一応解説できるので、この記事では基本中の基本を解説する。

ほとんどのセーリングの教科書では、まず第一歩として、(西欧風で、現代風の)セーリング・ボート(たとえばディンギーやセーリング・クルーザー)の図解と各部分の名称の解説(まずこれを提示し、各部位の名前を読者に覚えてもらわないと、全然説明の言葉が通じなくなってしまうため、大抵最初に提示される)、そして次に風の向きとセイルの間の角度と推力の関係を説明している。よって、この記事でもそれを採用する。

そしてもし可能であれば、その後に(大きな)帆船でのセーリングの技術の体系についても解説する。以下、まずは比較的簡単な(西欧の)小型?中型のセーリングボートでのセーリングについて解説してゆく。
セーリング・ボートの各部位の名称セーリンググルーザーの各部分の名称

1 : メインセイル mainsail

2 : ステイセイル staysail(ジブセイル)

3 : スピネーカー Spinnaker

4 : ハル hull(船体)

5 : キール keel(竜骨)

6 : ラダー rudder(

7 : スケグ skeg

8 : スパー spar

9 : スプレッダー Spreader

10 : シュラウド Shroud

11 : シート sheet

12 : ブーム boom

13 : スパー spar

14 : スピネーカー・ポール Spinnaker pole

15 : バックステイ(バックステー) Backstay

16 : フォアステイ(フォアステー) Forestay

17 : ブーム・ヴァン boom vang

セール各部名称

ピーク又はヘッド(peak,head)上端部、ラフ(luff)前縁部、リーチ(leach)後縁部、タック(tack)下隅部、クルー(clew)後隅部、ローチ(roach)リーチの辺より円弧状にはみ出た部分、フット(foot)下辺部、バテン・ポケット(batten poket)、テルテール(英語版) (tell-tale) 風見
セーリングの理論

セーリングの入門書では、まず「風の向き」の概念や、「風と船体とセイルの向きの関係」についての説明から初めている本が多い。第一歩の知識なので、この記事でもそこから解説する。→#風と船体とセイルの向きと推力などの関係

入門書では、その次の段階として「CEとCLR」についても解説されていることが多いので、この記事でも2番目に解説する[注釈 3]。→#CEとCLR

なお、セイルが風によって生み出す力について物理学的な知識も得ること、たとえばセイル面を流れる「空気の流れ(air flow)」「揚力(lift)」「空気の剥離(stall 失速)」、「渦(vortex)」の発生、といったことを理知的に理解することは、中級以上のセイリングでは大いに役に立つ。(ただし、古代?中世のセイラーたち(船乗りたち)はそういった理論を理解していなかったが上手くセイリングをしたし、現代でも入門者はそこまで完全に理解する必要はなく、とりあえず実際のセイリングを始めることができる[注釈 4]。)
「真の風」と「見かけの風」 

「真の風(true wind)」とは、風の海面(や地表)に対する風向や風速のことであり、これは「海面の風紋(wind ripple)」を見れば分かる。「見かけの風(apparent wind)」とは、船に乗っている者から観測される、移動している最中の船の船体に対する風の風向や風速のことであり、いわば相対速度であり、これはマストの頂点や下部にとりつけられている「風見(wind vane)」を見て判断することができる。
風と船体とセイルの向きと推力などの関係風とセイルの向きの関係につけられた名称、推力の有無。青色の矢印が風の向き

A ラフィング。推力無し。風に対して0-30°程度。セイルはシバーshiver する(バタつく)。

B クローズホールド。風に対して30?50°。推力有り。

C ビームリーチ 、風に対して90°。推力有り。

D ブロードリーチ、90°以上 135°程度まで。


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