布田
町丁
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度38分04秒 東経139度32分45秒 / 北緯35.63431度 東経139.54589度 / 35.63431; 139.54589
国 日本
都道府県 神奈川
市町村 川崎市
行政区多摩区
人口情報(2024年(令和6年)3月31日現在[1])
人口2,799 人
世帯数1,493 世帯
面積([2])
0.274350101 km²
人口密度10202.29 人/km²
設置日1991年(平成3年)11月25日
郵便番号214-0011[3]
市外局番044(川崎MA)[4]
ナンバープレート川崎
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布田(ふだ)は、神奈川県川崎市多摩区の町名。丁番を持たない単独町名であり、住居表示実施済み区域[5]。面積は27.4 ha[2]。 多摩区の北西部に所在し、北側で多摩川に面している[6]。域内は住宅地となっているが[7]、わずかに麦畑や果樹園も見られる[8]。 布田は北端で東京都調布市の小島町・上布田町・下布田町と、東端から南端にかけて中野島と、西端では二ヶ領用水を挟んで菅馬場・菅稲田堤と接している(特記のない町域は神奈川県川崎市多摩区)。 住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、布田17-23の地点で29万2000円/m2となっている[9]。 当地は甲州街道の布田五宿であった上布田宿と下布田宿の一部であり、江戸時代にはすでに多摩川を挟んだ飛地となって、「向河原」と呼ばれていた[10]。江戸時代を通じて下布田の飛地には家が1軒しかなく、近隣との付き合いは川の向かい側としかなかったという[7]。 明治末期には東京府と神奈川県の府県境が多摩川に引き直され、当地は神奈川県橘樹郡稲田村へと編入された[6]。下布田の側にも近隣から住民が移住し、地域コミュニティも菅、のちには中野島と一体化していった[7]。 昭和には砂利採取も行われる一方[7]、戦後しばらくまでは農地として推移したが、昭和30年代以降は急激に宅地開発が行われ、農村風景は急速に姿を消していった[8]。平成に入って行われた住居表示で、上布田と下布田をまとめて布田となった[11]。 未詳であるが、万葉集の歌枕に「調布玉川」があるように、周囲一帯が布の産地として知られたことに由来するのではないかと考えられている[6]。過去には和名抄に「爾布多」と記されている[10]ほか、中世には「補蛇」とも書かれた[6]。 上布田・下布田の上下は京から見たものであるが、多摩川の上流・下流とも一致している[6]。 2024年(令和6年)3月31日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。 町丁世帯数人口 国勢調査による人口の推移。 人口推移年人口
地理
地価
歴史
地名の由来
沿革
江戸時代 - 当地は布田五宿のうち、上布田宿・下布田宿の各飛地であった。
1889年(明治22年)- 町村制の施行により、調布町が成立。上布田・下布田は同町の大字となる。
1912年(明治45年)- 東京府と神奈川県で境界変更が行われ、当地は神奈川県橘樹郡稲田村へ編入された。
1932年(昭和7年)- 稲田村が町制を施行。稲田町上布田・下布田となる。
1938年(昭和13年)- 稲田町が川崎市に編入される。川崎市上布田・下布田となる。
1939年(昭和14年)- キトーの本社工場が当地に進出[12](のちに移転)。
1972年(昭和47年)- 川崎市が政令指定都市に移行。当地は川崎市多摩区上布田・下布田となる。
1991年(平成3年)- 住居表示が施行され、上布田と下布田をあわせて布田となる。
世帯数と人口
布田1,493世帯2,799人
人口の変遷
1995年(平成7年)[13]2,346
2000年(平成12年)[14]2,455
2005年(平成17年)[15]2,618
2010年(平成22年)[16]2,719
2015年(平成27年)[17]2,637
2020年(令和2年)[18]2,757
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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