巴マミ
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巴マミ
加藤史帆けやき坂46
水橋かおり
キャリー・ケラネン(英語版)(英語版)
性別女
年齢15歳[1]または14歳[2]
出身地日本
学年中学3年生
身長156?159cm[3]
武器リボンマスケット銃
能力「繋ぎ止める」力
キャラクターデザイン蒼樹うめ(原案)、岸田隆宏
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巴 マミ(ともえ マミ)は、テレビアニメ魔法少女まどか☆マギカ』に登場する架空の人物。まどか☆マギカの外伝漫画『魔法少女まどか☆マギカ [魔獣編]』『魔法少女おりこ☆マギカ』、『魔法少女かずみ☆マギカ ?The innocent malice?』、『魔法少女まどか☆マギカ ?The different story?』にも登場する。

劇中では中学3年生の先輩魔法少女として位置付けられており、戦闘では多種多様な単発式銃火器と、願いから発現した拘束魔法[4]とを組み合わせ戦う。

アニメシリーズでは物語序盤で魔女に敗れて絶命するキャラクターとなっており、視聴者に衝撃を与え作品の話題性や人気にも繋がったとも言われている[5]

一人称は「私」。

まどかは「鹿目さん」、ほむらは「暁美さん」、さやかは「美樹さん」、杏子は「佐倉さん」と相手の事は名字で呼ぶ。

声優は各作品共通で水橋かおり(英語版はキャリー・ケラネン)が担当する。『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の舞台版では加藤史帆けやき坂46(現・日向坂46))が演じる[6]
役柄
魔法少女まどか☆マギカ

見滝原中学校の3年生。魔女の結界に巻き込まれたまどかと美樹さやかの窮地を救い、2人の相談役となり魔法少女の存在と契約することの覚悟を説く。

魔法少女の中では珍しく[7]、他者を魔女とその使い魔の脅威から守るという信念で戦い続け、その姿がまどかとさやかに大きな影響を与えた。しかし、2人の前では頼れる先輩を演じていたものの、一方で心の内に強い不安や孤独感を抱き続けていた。そんな折、まどかから「魔法少女になりたい」、と打ち明けられ、喜びに満たされるが、それもつかの間、直後の「お菓子の魔女」との戦闘でまどかとさやかの眼前で頭部を食い千切られるという凄惨な最期を遂げる[注 1]

魔法少女の象徴的な人物であり、彼女の退場によって『まどか☆マギカ』における魔法少女となることの重さや物語の本質が明かされる[8][9]

第10話では、ほむらの回想として描かれた過去の時間軸の世界において、魔女が魔法少女の成れの果てであることを知ったマミは同士討ちを始める[注 2]ほか、他の時間軸でもほむら以外の他の魔法少女たちと同様に死亡している。

最終話においては、「全ての魔女を生まれる前に自らの手で消し去る」という決意をしたまどかの前に、佐倉杏子と共に幻覚として現れ[11]、その願いがどんなに恐ろしい願いか理解しているのか、とまどかに覚悟を問う。そしてその覚悟を認めたマミは、第四話でまどかが魔法少女になることを諦めた際、彼女がマミの部屋に置いていったノートを、再びまどかに手渡した[12]

その後、まどかの願いによって改変された世界では、魔女が存在しなくなったために魔女に殺されたという事実もなくなり、魔獣と戦う日々を送っている。また、さやかが魔獣との戦いの果てに円環の理へと導かれていくのを、ほむら、杏子と共に見届けた[注 3]。マミ、杏子ともまどかのことは覚えていない。
[新編]叛逆の物語

[新編]叛逆の物語では、暁美ほむらによって捏造された世界にて、まどかたちと一緒に見滝原市に夜な夜な出現する敵・ナイトメアを退治する魔法少女グループ、「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット」のリーダーとして活躍する。「お菓子の魔女」の姿をしている親友のベベと同居しており、ベベの感知能力でナイトメアの発生を探知し、メンバーに知らせていた。

世界の違和感に気がついたほむらが、ベベこそが結界を作り上げた魔女だと疑い、連れ去ったことから、マミはべべを守るためにほむらと闘うことになる。激闘の末にほむらを捕縛するが、ほむらの指摘により、自らの記憶に違和感を覚えた所で、さやかが出現しほむらを救出する。思わぬ事態の連続に戸惑う彼女の前に、ベベが百江なぎさとして正体を現し、状況を説明。全てを知ったマミは、ほむらを救出しインキュベーターの企みを阻止すべく、まどかたちと共に行動する。

ほむらとの闘いにおいては、時間停止中に自分に向けて発射された弾丸の弾道を予測して全弾回避しつつほむらの狙撃を図り、さらにその一方でほむらの裏をかいて分身とすり変わり、捕縛に至るという、ベテラン魔法少女にふさわしい圧倒的な戦闘能力を惜しみなく発揮する。

ほむらによる作中世界の再改変後は、改変前と変わらない日常を送っており、普通の少女となったなぎさと知り合いになっている。
魔法少女おりこ☆マギカ

単独行動中にお菓子の魔女を撃破したが、その結界内で呉キリカが殺害した魔法少女の死体を発見した。その後、キュゥべえや佐倉杏子から魔法少女狩りの話を聞いたことで事件に絡むようになり、魔法少女狩りの犯人である呉キリカの襲撃を受ける。能力的に相性の悪いキリカに苦戦を強いられるが、キリカの能力のからくりに気づき、それを逆手にとってキリカを撃退する。直後に美国織莉子が現れ、呉キリカにとどめをさせなかった。

見滝原中学校で起きた織莉子とキリカの戦闘では、杏子や千歳ゆまと行動を共にした。魔法少女の魔女化という真実に絶望しかけるが、ゆまの説得により立ち直り、暁美ほむらとも共闘する。『〔 新約 〕魔法少女おりこ☆マギカ sadness prayer』では、杏子、ゆま、浅古小糸と共にワルプルギスの夜を迎撃するが、結末は描写されていない。

ソウルジェムの付いた髪飾りは本作品ではベレー帽の飾りとして描かれている。
魔法少女かずみ☆マギカ

主人公のかずみの過去の回想にて登場、まだ魔法少女でなかったかずみ(実際には和紗ミチル)が魔女に襲われていた危機に颯爽と現れ、魔女を華麗に撃破し救った。その影響でかずみはイタリア語を勉強し必殺技名を作るようになった。The different storyでもマミの回想の一つとしてミチルを救ったマミの姿が描かれている。
魔法少女まどか☆マギカ?The different story?

主人公を務める。さやかがアニメ本編の時間軸よりも早い段階で契約したため、お菓子の魔女との戦いを生き延びている。その後杏子が見滝原に来たことで、かつての弟子(杏子)とさやかとの間で板挟みとなり、お互いにすれ違いを続ける。家族全員を失った事故から、自分だけがキュウべえとの契約によって生き残ってしまったという罪の意識から、「正義のために戦う魔法少女」であることを自らの生きる目標としてきたが、杏子との出会いと離別が切っ掛けとなり、本当の自分は「正義の味方になりたかったわけじゃない、誰かと一緒にいたかっただけ」だと自覚するようになる。マミはその思いをさやかに打ち明け、「さやかと一緒にいるために正義の味方であることを辞める」ことを宣言する。影の魔女の結界におけるマミの告白は、マミのような正義の味方になりきれず、もう自分はマミの仲間ではいられないと絶望しかかっていたさやかの心を救ったものの、既にさやかのソウルジェムの穢れは限界に達しており、マミの目の前で魔女化する。

それまでの「正義の味方としての自分」を否定してまでさやかと一緒にいることを選択したマミは、さやかが魔女化したことで戦う理由、生きる理由を喪失してしまい、彼女の魔女化に責任を感じて魔女化したさやかと心中しようとするが、それを止めに入った杏子と戦闘になり、交戦による魔力の消費によってソウルジェムの穢れが限界に達し、魔女化しかける。しかし、マミはすんでのところで杏子に助けられ、初めて杏子から自分に対する本当の気持ちを告白される。杏子の本心を理解したマミは、彼女に二度と勝手に自分の前からいなくならないと約束させ、そのまま気を失う。

しかし目覚めた後、マミはほむらとキュゥべえから、杏子が魔女化したさやかを殺したこと、そして杏子自身も、別の魔女の結界において戦死したことを告げられる。全ての生きる希望と戦う意味を失ったマミは、ほむらから「かつて杏子と交わした、一緒にワルプルギスの夜を倒す、という約束を果たすために生きる」という、新たな生きる希望と戦う目的を提示されるが、その後ほむらと入れ違いでマミの部屋を訪れたまどかから、「自分がマミの代わりに戦うので、もうマミは戦わなくていい、普通の女の子でいてほしい」と自分の想いを告げられ、ほむらよりまどかの意思を尊重する。

最後に、魔法少女になって辛いことばかりだったが自分を想ってくれる仲間たちに出会えたことに感謝する旨の言付けを残し、杏子から再会の約束の印として預けられていた彼女のリボンを胸に抱き、自らソウルジェムを砕いて自害。


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