左側通行
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この項目では、道路車両は右側通行・左側通行のいずれと定められているかについて説明しています。

車両と歩行者が道路の左右に分かれて通行し、道路の片側では対面して通行することについては「対面交通」をご覧ください。

鉄道における複線の線路の通行方向については「複線#複線の運行」をご覧ください。

本稿'車両の通行側(しゃりょうのつうこうがわ)では、車両自動車自転車など)が道路通行する際に、進行方向に向かって側、側のどちら側を通行するよう定められているか、つまり右側通行か左側通行か、について記述する。
概要

車両は、進行方向に向かい、原則として(道路中央よりも)左側(左寄り)の部分を通行しなければならないとする左側通行と、それとは逆に、車両は原則として(道路中央よりも)右側(右寄り)の部分を通行しなければならないとする右側通行とがある。英語で左側通行はLeft-hand traffic (LHT)といい、右側通行は Right-hand traffic (RHT)という。
世界の概況.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目ではを扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。.mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{}  ↑↓車両の左側通行を行っている地域  ↓↑車両の右側通行を行っている地域

全世界的には右側通行を採用している国が多い。人口比では左側通行と右側通行の比率が34:66で、道路の総延長距離では27.5:72.5になる[1]

1国の領内でも地域によって通行区分が異なる場合がある。中国返還後の香港(1997年?)ならびに中国返還後のマカオ(1999年?)、アメリカ領ヴァージン諸島は、本国が右側通行の国家でありながら例外的に左側通行を採用している。これに対し、本国が左側通行であるイギリス領のジブラルタルは右側通行を採用している。日本の沖縄県もかつては右側通行であった(後述)。

左右通行区分が異なる国家同士を道路で結ぶ場合、タイ(左側)とラオス(右側)を結ぶは2本あるが、1本目のタイ=ラオス友好橋は左側通行であり、通行区分を逆転させるためにラオス側手前で上下線が平面交差によって入れ替わる構造になっている。一方、2本目の第2タイ=ラオス友好橋は右側通行であり、タイ側で上下線が平面交差によって入れ替わっている。
左側通行オーストラリアは左側通行であるとドライバーに認識させるための標識。オーストラリアはアメリカなど右側通行の国々からの旅行者が多く、レンタカーなど借りて、つい右側通行して正面衝突事故が発生しがちなので、このような標識が設置されている。詳細は「左側通行の国一覧」を参照

イギリスおよび一部を除く旧イギリス領。具体的には、 アイルランド 香港など[2]

一部を除くイギリス連邦加盟国。具体的には、 マルタ キプロス、 ケニア 南アフリカ共和国 パキスタン インド マレーシア シンガポール ブルネイ オーストラリア ニュージーランド バハマ ジャマイカ ガイアナなど。

以上のように、イギリスの影響を受けた国や地域が多い。また、かつてオランダ植民地であった インドネシア スリナム、かつてポルトガルの植民地であった モザンビーク 東ティモール、および マカオは、本国が右側通行に変更した[注 1]後も引き続き左側通行を維持している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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