川村元気
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かわむら げんき
川村 元気
生年月日 (1979-03-12)
1979年3月12日(45歳)
出生地 日本神奈川県横浜市[1]
職業映画プロデューサー
小説家
脚本家
映画監督
絵本作家

 受賞
東京国際映画祭
「日本映画・ある視点」部門 特別賞
2005年スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006
その他の賞
藤本賞
2011年告白』『悪人
2015年バクマン。
2016年君の名は。サン・セバスティアン国際映画祭
最優秀監督賞
2022年百花

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川村 元気(かわむら げんき、1979年[2]3月12日[3] - )は、日本映画プロデューサー小説家脚本家映画監督絵本作家[2]STORY株式会社代表取締役プロデューサー[4]東宝株式会社映画企画部副所属[5]
経歴

日本大学芸術学部を出て日活で助監督を務めたが挫折した経験を持つ父から、映画の英才教育を受ける。3歳の時に人生で初めて見た映画は、当時のスティーヴン・スピルバーグの最新作『E.T.』。この頃から、クリスチャンの母の勧めで旧約・新約聖書を読むことも始める[6]。家庭の方針によって、自宅にテレビがなく、幼稚園にも保育園にも行かなかった。小学校に上がると、毎週土日に父と名作映画を見続けるのが習慣となった[7]。高校・大学時代にはレンタルビデオ店に通い詰め、ピーク時は、年500本を鑑賞した[8]

横浜市立金沢高等学校[9]を経て、第一志望だった[10]上智大学文学部新聞学科に進学。同大卒業後の[1]2001年、東宝入社。入社当初は大阪の難波南街の劇場でチケットのモギリの仕事をしていたが、社内の企画募集に応募したことでプロデューサーになる[2]

2005年、26歳で映画『電車男』を企画・プロデュースし、37億円の興行収入を記録した[2]

2008年、『デトロイト・メタル・シティ』を企画・プロデュースし、23億円の興行収入を記録[2]

2010年、『告白』『悪人』を企画・プロデュース[2]。『告白』は38億円の興行収入を記録し、日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか、米アカデミー賞外国語映画賞日本代表に選出される。『悪人』は19.8億円の興行収入を記録し[11]キネマ旬報日本映画ベストテン第1位に選出された。

同年、ハリウッド・リポーター誌の「Next Generation Asia 2010」にプロデューサーとして選出された[2]

2011年、「藤本賞」を史上最年少で受賞[12]

同年、映画『モテキ』を企画・プロデュースして22.2億円の興行収入を記録[13]

2012年、初小説『世界から猫が消えたなら』で作家デビュー[12]

2016年、初小説『世界から猫が消えたなら』が映画化され、140万部を突破(2018年時点)[14]。同年、絵本『ムーム』が、『Dam Keeper』にて米アカデミー賞にノミネートされたRobert Kondo&Dice Tsutsumi監督によりアニメ映画化され、32の国際映画賞を受賞。

同年、『君の名は。』『怒り』『何者』を企画・プロデュース。『君の名は。』は観客動員1900万人、興行収入250億円を超える大ヒットになり、中国、韓国、台湾等でも歴代の日本映画の最高興行収入を記録。欧米においても、第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞 長編アニメーション賞、第49回シッチェス・カタロニア映画祭 アニメーション部門 最優秀長編作品賞などを受賞し高く評価された。

2017年、「藤本賞」を再び受賞。「渡辺晋賞特別賞」を受賞。

東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチーム(計8人)のメンバーに就任。(2020年12月22日にて解散)[15]

2018年、38作目となる劇場版『ドラえもん のび太の宝島』の脚本を担当し、脚本家デビュー[16]。それまでのシリーズ最高興収である53.7億円となった[17]

同年、佐藤雅彦らと製作した初監督作品『どちらを選んだのかはわからないが どちらかを選んだことははっきりしている』(英題:『Duality』)が第71回カンヌ国際映画祭短編コンペテシション部門に出品された[18]

2019年、『天気の子』を企画・プロデュース[19]

2020年、ドラえもん50周年記念作品となる『ドラえもん のび太の新恐竜[20]の脚本を担当。

2021年、英米でミリオンセラーとなった『ぼく モグラ キツネ 馬』で初の翻訳を務め、日本で22万部のベストセラーとなった[21]

2022年、原作・脚本・監督を務めた『百花』で、第70回サン・セバスティアン国際映画祭にて日本人初となる最優秀監督賞を受賞[22]

同年公開された企画・プロデュース作『すずめの戸締まり』は興行収入147億円を記録[23]。ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出された[24]

2023年、企画・プロデュースを務めた『怪物』が第76回カンヌ国際映画祭にて、脚本賞とクィアパルム賞を受賞した[25]
作品一覧
実写映画
2005年


電車男(企画)

2006年


スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006(企画・プロデュース)

サイレン ?FORBIDDEN SIREN?(企画)

ラフ ROUGH(企画)


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