川崎製鉄
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川崎製鉄株式会社
Kawasaki Steel Corporation
種類株式会社
市場情報東証1部 5403
1950年10月2日 - 2002年9月19日
略称川鉄
本社所在地兵庫県神戸市中央区北本町通一丁目1番28号
設立1950年昭和25年)8月7日
業種鉄鋼
事業内容鉄鋼の製造・販売
代表者數土文夫(取締役社長
資本金2396億44百万円
売上高連結:1兆1157億円
営業利益連結:789億円
純利益連結:217億円
総資産連結:1兆7903億円
決算期3月31日
特記事項:各種経営指標は2003年3月期
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川崎製鉄株式会社(かわさきせいてつ、英文社名:Kawasaki Steel Corporation)は、日本の大手鉄鋼メーカーJFEスチール株式会社のかつての商号である。略称は川鉄(かわてつ)。

1950年川崎重工業兵庫県神戸市)より独立して発足してから、2003年日本鋼管(NKK)との間で事業統合しJFEスチールに商号を変更するまで、この川崎製鉄を商号とした。この項目では、JFEスチールが川崎製鉄という商号であった期間について記述する。
概要

高炉を所有し、鉄鉱石を原料に最終製品の鋼材の生産までを一貫して行う、「高炉メーカー」と呼ばれる比較的大規模な鉄鋼メーカーの一つ。年間の粗鋼生産量ベースで、新日本製鐵(新日鉄・現:日本製鉄)・NKKに次ぐ日本国内で3番目の鉄鋼メーカーであった[1]鋼板条鋼鋼管など鉄鋼製品を製造・販売する「鉄鋼事業」を中心に、製鉄設備・パイプライン橋梁鋼構造建築物などの設計・建設を行う「エンジニアリング事業」、化成品(主にコールタール加工品の石炭化学品)を製造・販売する「化学事業」を手がけた。

本社兵庫県神戸市千葉県千葉市にある千葉製鉄所と、岡山県倉敷市にある水島製鉄所の東西2か所の銑鋼一貫製鉄所を拠点とした。東京証券取引所(東証)・大阪証券取引所(大証)・名古屋証券取引所(名証)の第一部と、福岡証券取引所(福証)に株式上場していた(証券コードは「5403」)。

前身は川崎重工業(旧・川崎造船所)の鉄鋼部門で、戦後の企業再建の一環として1950年に同社より独立した。独立後の1953年に会社初の銑鋼一貫製鉄所の千葉製鉄所を建設し高炉メーカーへと転換。さらに1967年には水島製鉄所を建設した。1980年代以降は事業が多角化し、鉄鋼事業だけではなくエンジニアリング事業や集積回路 (LSI) を製造するLSI事業などにも進出した。

2000年に、国内2位のNKKと物流・補修・購買の3分野で提携した。このNKKとの関係は事業統合・再編へと発展し、第一段階として2002年9月に両社の持株会社となるJFEホールディングスを設立し、「JFEグループ」を創立。翌2003年4月に両社間で事業再編が実施され、NKKの鉄鋼事業を統合してJFEスチールへと商号を変更し、JFEグループの鉄鋼事業を担当する企業へと転換した。
沿革

1950年

8月7日 - 川崎重工の鉄鋼部門および兵庫・葺合・久慈・西宮・伊保・知多の6工場を引き継ぎ、川崎製鉄株式会社発足。

8月11日 - ドラム缶の製造を開始。

10月2日 - 東証・大証・名証・福証に株式を上場。


1951年2月1日 - 千葉製鉄所を開設(1953年6月17日高炉火入れ)。

1954年3月31日 - 伊保工場廃止。

1959年2月5日 - 川鉄化学設立、順次化学部門(コークス製造部門を含む)を同社へ移管。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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