川崎浹
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

CMディレクターの「川崎徹」とは別人です。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(Microsoftコードページ932はしご高))が含まれています(詳細)。

川崎 浹(かわさき とおる、1930年5月5日 - )は、日本ロシア文学者、著述家。早稲田大学名誉教授
経歴・人物

福岡県に生まれる。1948年福岡県中学修猷館[1]、1954年早稲田大学第一文学部露文学科卒業、1964年同大学大学院文学研究科露文学専攻博士課程単位取得満期退学。同年同大学教育学部非常勤講師となり、1965年同大学第一、第二文学部、法学部非常勤講師、1967年同大学教育学部専任講師、1970年同大学教育学部助教授。1971年9月から1973年3月にかけてパリ大学・早稲田大学交換制度による在外研究の後、1974年早稲田大学大学院文学部露文学専攻を兼担。1975年同大学教育学部教授に就任。1984年9月から1985年7月にかけてモスクワ大学・早稲田大学交換制度による在外研究を行う。2001年3月退職。

1960年代後半に翻訳したロープシン『蒼ざめた馬』や、ボリス・サヴィンコフ『テロリスト群像』は、当時の学生運動に波紋を投げかけた。またアントン・チェーホフフョードル・ドストエフスキーと並んで70年代にはソ連反体制文学、いわゆる地下文学(サミズダート)に焦点を絞った。その一環として、後の80年代のソ連崩壊期には足繁く現地に通い、インタビュー集やルポルタージュ等を執筆。

専門外の著書『過激な隠遁』(2008年)は、生前著者と親交のあった画家高島野十郎の評伝である。
著書

チェーホフ』(紀伊国屋書店、1970年)

『ソ連の地下文学』(朝日新聞社、1976年)

『複眼のモスクワ日記』(中央公論社、1987年)

『いまソ連の知識人は何を考えているか』(朝日新聞社、1990年)

ペレストロイカの現場を行く』(岩波書店、1991年)

『カタストロイカへの旅』(岩波書店、1993年)

『権力とユートピア』同時代ライブラリー(岩波書店 1995年 )

『ロシアのユーモア』(講談社、1999年)

『英雄たちのロシア』(岩波書店、1999年)

『ある零戦パイロットの軌跡』(トランスビュー、2003年)

『過激な隠遁 島野十郎評伝』(求竜堂、2008年)

編著

『一冊で世界の名著100冊 を読む』 川崎浹 友人社
、1991年

島野十郎画集』求龍堂、監修 川崎浹、西本匡伸 2008年

共著

『私の海外旅行術』同時代ライブラリー(岩波書店、1994年)

訳書

B.ロープシン『黒馬を見たり』

ボリス・サヴィンコフ『テロリスト群像』(現代思潮社、1967年)

B.ロープシン『蒼ざめた馬』(現代思潮社、1967年)

B.ロープシン『牢獄』(現代思潮社、1969年)

アルダマツキー『報復』(現代思潮社、1969年)

アンドレイ・サハロフ『進歩・平和共存および知的自由』(みすず書房、1969年)

ニコライ・ネクラーソフ「大洋の両岸にて」(『社会主義の苦悩と新生』学芸書林、1969年)

A.L.ウォルインスキー『カラマーゾフの王国』(みすず書房、1974年)

ヴィクトル・シクロフスキー『トルストイ』(河出書房新社、1978年)

マガーシャク「直接技法から間接技法へ」(『ユリイカ』誌、1978年)

レイゾフ編『西欧文学とドストエフスキイ』(勁草書房、1980年)

ピエール・パスカル『ロシア・ルネサンス』(みすず書房、1980年)

アントン・チェーホフ『ワーニャ叔父さん』(文学座上演脚本、1980年)

アレクサンドル・ジノビエフ『酔いどれロシア』(岩波・同時代ライブラリー、1991年)

B.ロープシン『ロープシン遺稿詩集』(未知谷、2010年)

共訳書

ウスペンスキー『空間の詩学』(法政大学出版局、1985年)

フセヴォロド・サハロフ『ブルガーコフ ??作家と権力』(群像社、2001年)

脚注[脚注の使い方]^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』同窓会員71頁


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:14 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef