川崎汽船株式会社
Kawasaki Kisen Kaisha, Ltd.
登記上の本店である神港ビル
種類株式会社
市場情報東証プライム 9107
川崎汽船株式会社(かわさききせん、英: Kawasaki Kisen Kaisha, Ltd.[1])は、東京都千代田区に本社を置く(登記上の本店は兵庫県神戸市中央区)日本の大手海運会社である。東京証券取引所プライム市場上場。日経平均株価の構成銘柄の一つ[2]。通称“K”Lineと呼ばれる場合もある。 1919年4月10日、川崎造船所(現・川崎重工業)の船舶部が独立する形で、同社の現物出資によって設立された。日本郵船・商船三井に次いで国内第3位の規模を持つ(2014年3月末時点で583隻を運航)。上位2社と比較するとコンテナ船への依存率が高いとされる。このほか、石炭・鉄鉱石などの不定期貨物船、自動車運搬船、LNGタンカー、石油タンカーなどを運航する。また、日本で初めて自動車専用船を導入した企業でもある。 ファンネルマーク(船の煙突部分につける会社のマーク)は、赤地に白の K 。 旧第一勧銀グループのメンバーであった故に、みずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)をメインバンクとしている。 コンテナ船事業では、韓国の韓進海運、台湾の陽明海運、中国のコスコ・コンテナラインと海運アライアンス「CKYHグループ」を組んでいる。
概要
沿革[3]
1919年4月 - 設立。
1921年5月 - 川崎造船所、国際汽船と提携し、Kラインを結成。
1950年1月 - 東証一部、大証、名証にそれぞれ上場。
1952年3月 - 福証上場。
1964年4月 - 飯野海運の子会社であった飯野汽船と合併。
1966年5月 - 内航部門を分離し、川崎近海汽船を設立。
1968年 - コンテナ船を導入。
1970年 - 日本/北太平洋岸航路でコンテナ船によるサービス開始。
1982年 - 本社を東京に移転。
1983年 - 日本籍初のLNG船である尾州丸(川崎汽船が管理運航)が就航。
1995年 - 川崎近海汽船が東証二部上場。
2002年 - (財)日本海事協会よりISO14001認証取得。
2004年 - Yara社向けのアンモニア船2隻建造決定。初のアンモニア輸送契約。
2007年 - ブラジル現地法人”K” LINE BRASIL LTDA設立。
2010年 - グループとして初めてオフショア支援船を建造。
2012年 - 中部電力から、グループとしてLNG船を初めて国内向け単独受注。
2013年 - 新会社・ケイラインローローサービス株式会社(RORO貨物や中古車・中古建機の集荷業務を担う)を設立。
2017年 - 日本郵船、商船三井と共にコンテナ船事業を統合、新会社『オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)』が発足[4]。
2019年 - 創立100周年。
2021年12月 - 名証、福証上場廃止[5]。
2022年6月 - 川崎近海汽船を完全子会社化。
歴代社長
川崎芳太郎:1919年 - 1920年
松方幸次郎:1920年 - 1928年
鹿島房次郎:1928年 - 1933年
平生釟三郎:1933年 - 1935年
鋳谷正輔:1935年 - 1946年
君島興一:1946年 - 1949年
服部元三:1950年 - 1970年
足立護:1970年 - 1976年
岡田貢助:1976年 - 1980年6月
熊谷清:1980年6月 - 1985年6月
伊藤潔:1985年6月 - 1988年
松成博茂:1988年 - 1992年
南雲四郎:1992年 - 1994年