川古温泉
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川古温泉
赤谷川のほとり浜屋旅館
温泉情報
所在地群馬県利根郡みなかみ町相俣
交通鉄道:上越線水上駅よりタクシー約20分
他の交通手段についてはアクセスの項を参照
泉質硫酸塩泉
泉温(摂氏)39.9 °C
湧出量230?/min[1]
pH7.3[1]
宿泊施設数1
総収容人員数50[2] 人/日
外部リンク ⇒川古温泉浜屋旅館
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川古温泉(かわふるおんせん)は、群馬県利根郡みなかみ町にある温泉[3]
概要

その効能の高さから、「川古の土産はひとつ杖を捨て」という謳い文句が古くから言われている[4]。現在でも湯治目的の客を受け入れており、宿泊客の7割が長期滞在の客である[5]
泉質

源泉名・川古温泉浜屋の湯
[2]。カルシウム・ナトリウム - 硫酸塩泉[6]

源泉温度39.9℃[7]

湧出量毎分230L

無色透明の源泉。掘削自噴[2]。完全かけ流し加温なし。


温泉街

赤谷川沿いに、一軒宿の「浜屋旅館」が存在する[3]。1960年の火災で前建物は焼失し、1966年に再建された建物は鉄筋コンクリート造りであるが[8]湯治場としての雰囲気が強い。
歴史

江戸時代後期には湯が沸いているのが発見されており、かつては「茂倉の湯」、若しくは「ヌル湯」と呼ばれていた[9][10]。温泉はもと赤谷部落の鎮守十二神の所有で[9][10]、大正時代には湯小屋が一戸建てられ、尾崎喜八高村光太郎(上州川古『さくさん』風景、1929年)[11]廣池千九郎も当地で湯治を行った記録が残る。かつては湯守がおり、村人や湯治客の世話をしていたが、昭和初年(ママ)に浜野旅館のオーナーが経営開始した[10]

1999年(平成11年)4月20日法師温泉湯宿温泉と共に国民保養温泉地に指定。
アクセス

鉄道

上越線水上駅よりタクシー約20分。

上越線後閑駅より関越交通バス終点猿ヶ京下車、タクシー約15分。 

上越新幹線上毛高原駅より関越交通バス終点猿ヶ京下車、タクシー約15分。




関越自動車道月夜野インターチェンジから車で30分[12]


参考文献

木暮敬、萩原進『群馬の温泉』(
上毛新聞社、1980年)

『群馬県の地名』(平凡社、1987年)

『角川日本地名大辞典』(角川書店、1988年)

地質調査書『日本温泉・鉱泉分布図及び一覧』(1975年)

地質調査書『日本温泉・鉱泉分布図及び一覧』(1992年)

『全国温泉大事典』(旅行読売出版社、1997年)

『ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社、2009年)

『みなかみ18湯』(上毛新聞社、2013年)

『新ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社、2014年)

「ぐんまの温泉」(群馬県観光局観光物産課、2020年)

脚注[脚注の使い方]^ a b 『日本温泉・鉱泉分布図及び一覧』1992、p.141
^ a b c 『新ぐんまの源泉一軒宿』、pp.78-79
^ a b 全国温泉百科事典、pp.254-255
^トップページ川古温泉公式ホームページより(2018年8月18日閲覧)
^ 『ぐんまの源泉一軒宿』、p.74
^ 『日本温泉・鉱泉分布図及び一覧』1975、p.41
^ 『ぐんまの源泉一軒宿』、p.75
^ 『みなかみ18湯』、p.85
^ a b 角川地名大辞典、p.330
^ a b c 『群馬の温泉』、p.115
^ 『みなかみ18湯』、pp.84-85
^ 「ぐんまの温泉」、p.11

外部リンク

川古温泉浜屋旅館










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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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