川井 良介(かわい りょうすけ、1947年[1] - )は、日本のメディア研究者、東京経済大学コミュニケーション学部教授。専門は、出版論[2]、雑誌論[3]。 1972年に明治大学商学部を卒業し、1976年に明治大学大学院政治経済学研究科修士課程を修了した(政治学修士)[4]。1979年、上智大学大学院文学研究科博士課程単位取得(新聞学専攻)[1][4]。 大学院を離れて以降は、藤竹暁・山本明 編『図説 日本のマスコミュニケーション』の編集作業の裏方を務め、分担執筆も行なったり、清水英夫の推薦を得て『世界大百科事典』(平凡社)や『日本大百科全書』(小学館)に寄稿するなど、専業非常勤講師の立場で教育・研究活動に従事した[5]。川井自身をこの時期を「高学歴フリーターの生活」であったと回顧している[5]。 1991年に新設された山梨英和短期大学情報文化学科の助教授となり、1997年に教授に昇任、さらに、2001年に東京経済大学コミュニケーション学部教授となった[4]。東京経済大学では、大学院コミュニケーション学研究科委員長も務めた[1]。 日本出版学会第9代会長(2008年-2014年)[4][6]。
経歴
おもな著書
単著
世論とマス・コミュニケーション、ブレーン出版、1987年
編著
出版メディア入門、日本評論社、2006年(第2版、2012年)
出典・脚注^ a b c “著者紹介 川井良介
^ 清水直樹 (2009年2月14日). “不況:高まる不安、骨太の経済書が人気 「2カ月で10万部も」”. 毎日新聞・大阪夕刊: p. 1 - 毎索にて閲覧
^ “雑誌「印刷」部数公表へ 水増し「公称」やめます 400誌参加”. 朝日新聞・朝刊: p. 1. (2004年5月16日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
^ a b c d “J-GLOBAL 研究者の詳細情報 川井良介