島田荘司
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出典検索?: "島田荘司" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2013年4月)

島田 荘司
(しまだ そうじ)

誕生 (1948-10-12) 1948年10月12日(75歳)
日本広島県福山市
職業小説家推理作家
言語日本語
国籍 日本
最終学歴武蔵野美術大学商業美術デザイン科
活動期間1981年 -
ジャンル推理小説
エッセイ
代表作御手洗潔シリーズ
(『占星術殺人事件』(1981年)
斜め屋敷の犯罪』(1982年)』)
主な受賞歴日本ミステリー文学大賞(2009年)
デビュー作『占星術殺人事件
署名
ウィキポータル 文学
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島田 荘司(しまだ そうじ、1948年10月12日[1] -)は、日本小説家推理作家
人物

広島県福山市に生まれる[1]広島県立福山誠之館高校武蔵野美術大学商業美術デザイン科を卒業[2][3]。ライター、ミュージシャンなどを経て、1981年に名探偵御手洗潔が登場する『占星術殺人事件』(投稿時の題名は『占星術のマジック』)が江戸川乱歩賞最終候補作品となり小説家としてデビューする[4]。本作は2014年1月、イギリスの有力紙『ガーディアン』で「世界の密室ミステリーベスト10」の第2位に選ばれた[5]

主な作品には、この御手洗潔シリーズの他に、吉敷竹史シリーズがある。吉敷竹史シリーズはTBS系で『警視庁三係・吉敷竹史シリーズ』としてドラマ化されている。その他死刑冤罪、日本人論、文明論を扱った作品も執筆している。2015年12月現在、御手洗潔シリーズの国内累計総部数は532万5千部に到達している(海外翻訳版、コミカライズ、角川書店分はノーカウント)[6]

近年は本格ミステリーにおける新人の推薦にも力を入れている。2007年からは、出身地である広島県福山市が開催する「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の選考委員を務め、本格推理小説の書き手を発掘している[注釈 1]

また近年では、日本のみならずアジア全体に視野を広げ、本格推理小説の発展を支えている。2008年からは台湾の出版社皇冠文化出版と、日本の文藝春秋、中国、タイの出版社がタッグを組んで開催する「島田荘司推理小説賞」の募集が開始され、その最終選考を本人自ら行っている[7]。2009年には、講談社より刊行される「島田荘司選 アジア本格リーグ」の選者となり、アジア各地域の良質な本格推理小説を紹介している。また日本国内でも2011年3月スタートの南雲堂の本格ミステリー・ワールド・スペシャルというシリーズにおいては二階堂黎人と共に日本国内の新人作家の推理小説を多数編纂・監修、講談社発「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」では講師として60歳以上のベテラン新人を発掘。

2015年3月には御手洗潔シリーズ初の映像化となる『傘を折る女』が単発ものとしてフジテレビ系で放送された。さらに翌2016年6月には、出身地である福山市制100周年を記念して地元福山を舞台に映画化の為に書き下ろした『星籠の海』が全国公開された。
エピソード

『KAWADE夢ムック 総力特集伊坂幸太郎』によると、伊坂の島田の著作のベスト5は『北の夕鶴2/3の殺人』『奇想、天を動かす』『暗闇坂の人喰いの木』『水晶のピラミッド』『アトポス』だそうである。2013年5月発売『
本の雑誌』「伊坂幸太郎が選ぶ島田荘司の10冊」は前述の5冊に加え、『夏、19歳の肖像』『御手洗潔のダンス』『ロシア幽霊軍艦事件』『涙流れるままに』『アルカトラズ幻想』をセレクト。また、一般的に島田の代表作とされる『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』については、ミステリーマニアなら喜ぶかもしれないがミステリー初心者に薦めるには適さない小説かもしれないと評している。

2006年より南雲堂より『島田荘司全集』の刊行がスタートしたが、本の背表紙のタイトルで『斜め屋敷の犯罪』が『斜屋敷の犯罪』と誤植されていた。

2009年5月に刊行された『島田荘司全集 III』での綾辻との対談にて、綾辻より本格ミステリ作家クラブに入会を勧誘されたが島田がそれを拒否したという事実が明らかにされている。しかし後述する本格ミステリクラブ主催の本格ミステリ大賞の自作ノミネートは受諾している。

BS-TBSの番組『巨匠たちの輝き?歴史を創った芸術家たち?』第3回「名探偵の推理」(2013年10月16日)にゲスト出演した。

無冠の帝王、戴冠

『占星術殺人事件』に続いて出版された『斜め屋敷の犯罪』『死者が飲む水』も実は江戸川乱歩賞に応募された作品である(講談社文庫の江戸川乱歩賞全集の巻末にある予選通過作品一覧にその名を見つけることができる)。しかし両作品とも最終候補にも残らず予選通過のみで落選、という憂き目に遭っている。

1984年、『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』で、1985年、『夏、19歳の肖像』で
直木賞候補にあがるが、落選。以降の作品では直木賞にノミネートされていない。

1985年は吉川英治文学新人賞に『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』が候補としてノミネートされるが、落選。

日本推理作家協会賞には8年連続で8回候補としてノミネートされたが、これは選考前に本人から辞退している[8]

上記の日本推理作家協会賞ノミネート拒否の経緯により賞レースに消極的な姿勢を貫いていたかに見えたが、2005年に発表した『摩天楼の怪人』が本格ミステリ大賞にノミネートされた際、拒否することなく候補を受諾した。しかし結果は東野圭吾の『容疑者Xの献身』が大賞を受賞、『摩天楼の怪人』は2票差で次点に甘んじることとなった。

以上のように、デビュー以来本格推理をリードしてきた島田だったが賞とは無縁であり、「無冠の帝王」と称されることもあった[9]。しかし2008年10月22日、第12回日本ミステリー文学大賞を受賞[10]、無冠を返上した[9]


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