岩船沖油ガス田(いわふねおきゆガスでん)とは、新潟県胎内市の沖合約4kmに位置する海洋油ガス田である[1]。2014年までに日本国内の海域では、4ヶ所の油ガス田が開発されたが、操業を継続しているのは、岩船沖油ガス田のみとなっている[2]。プラットフォームの設置深度は36メートル程度となっている[3]。石油資源開発、日本海洋石油資源開発、三菱ガス化学、新潟石油開発の四社により共同開発された[4]。 第三紀の砂岩層が貯油層となっており、採掘深度は約1,400から3,000m[1]。2016年度の年間生産量は、原油88,000キロリットル(国内2位)、天然ガス178百万立方メートル(国内3位)となっている[5]。
歴史
1983年 ボーリング調査により海底2,000?2,500メートル地点で油田、ガス田が確認される[1]。
1990年 洋上プラットフォームを建設し、生産が開始される[1]。
2001年 出光オイルアンドガス開発株式会社が撤退する。
2006年 鉱区を拡大するため、海底4,000メートルへの試掘に着手する。3,500メートル付近で評価に耐えうる貯油層が発見される。
生産量
脚注[脚注の使い方]^ a b c d 石油・天然ガス用語辞典:岩船沖油ガス田
^ 石油・天然ガスの開発計画,2009年 - 首相官邸
^ 我が国の海洋掘採施設等について - ウェイバックマシン(2016年6月10日アーカイブ分) - 経済産業省
^ ⇒事業案内 - 日本海洋石油資源開発
^ わが国の石油・天然ガスノート(2018年1月) - 天然ガス鉱業会 - ウェイバックマシン(2018年5月7日アーカイブ分)
関連項目
資源
日本の海底資源
外部リンク
事業紹介:岩船沖油ガス田の開発 - 三菱ガス化学
岩船沖油田の開発,中林健一,石油技術協会誌 石油技術協会誌 Vol.56 (1991) No.6 P534-543
新潟県 産業振興課 新エネルギー資源開発室
1 石油(原油)・天然ガスの生産概況