岩櫃山
南方より望む(2018年9月)
標高802.6 m
所在地 日本 群馬県吾妻郡東吾妻町
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度33分25秒 東経138度47分46秒 / 北緯36.55694度 東経138.79611度 / 36.55694; 138.79611
岩櫃山(いわびつやま)は、日本の北関東、群馬県吾妻郡東吾妻町にある、標高802.6m[1]の山。
ぐんま百名山の一つ[1]。群馬県を代表する名勝で[1]、吾妻渓谷と共に吾妻八景を代表する景勝地である[2][3][1]。 山頂部の南面は約200mにもなる岩壁が切り立つ[3][2]。約600万年前(新生代新第三紀中新世末期〈メッシニアン〉)の噴火活動によって形成された山が、風雨と川の流れに侵蝕された結果、断崖だらけの荒々しい山容となった。山体は大部分が岩島層に属す。上部地層は主として安山岩質凝灰角礫岩と安山岩溶岩、下部層は主として凝灰岩で形成されている。 戦国時代の岩櫃山東麓中腹には、真田氏ゆかりの難攻不落の山城として天下に名を馳せた名城・岩櫃城があった[1]。そういったつながりから、2016年(平成28年)のNHK大河ドラマ『真田丸』では、実写映像とCGとVFXとで制作されたオープニングタイトル(制作者:新宮良平、EPOCH Inc.)[4]のクライマックスシーンに岩櫃山が用いられた。また、麓の古谷地区には真田昌幸が武田勝頼を迎えるために3日間で建てたといわれる館城「古谷御殿」があった[2]。この館は潜龍院という寺院があったため、現在では潜龍院跡と呼ばれている[2]。 登山道は岩場もあるが、危険箇所は鎖や梯子で整備されている[2]。山頂からの眺望に優れ、上州の山々が見渡せるほか、晴れた日には富士山を遠望できる[2]。2010年代現在では、毎年11月3日に平沢地区の登山口で「紅葉祭」というイベントが催され[1]、県内外から多くの観光客が訪れる。地元で採れる山菜を使った郷土料理などが振舞われる[1]。
概要
探訪
秋の岩櫃山
櫃の口(天狗の蹴上げ岩)
九合目からの岩櫃山
九合目の鎖場
岩櫃山山頂部の鎖場
岩櫃山から北西(左奥横手山、右奥白砂山)