株式会社岩手銀行
The Bank of Iwate, Ltd.
本店
種類株式会社
機関設計監査等委員会設置会社[1]
市場情報東証プライム 8345
株式会社岩手銀行のデータ
法人番号7400001000423
店舗数110店
貸出金残高1兆6,112億40百万円
預金残高3兆239億66百万円
特記事項:
(2013年3月31日現在)
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株式会社岩手銀行(いわてぎんこう、英: The Bank of Iwate, Ltd.)は、岩手県盛岡市に本店を置く地方銀行。岩手県最大の地方銀行。 岩手県最大の地方銀行で、岩手県の出納業務を取扱う指定金融機関となっている。岩手銀行は、昭和恐慌の影響で破綻した地元銀行(盛岡銀行、1931年(昭和6年)破綻)を救済するため、県が出資して設立された銀行である。設立から80年以上を経過した現在でも、岩手県と岩手県企業局が保有する株式を合算した場合、第2位の大株主となっている。 堅実経営で知られ、バブル景気当時も積極的な貸し出しには慎重だったことから、バブル崩壊後にも安定した経営を続けた。預貸率(預金残高に占める貸出残高の割合)が6割未満と低く、市場運用に積極的である。 企業スローガンは「信頼の、さらにその先へ。」。
概要
店舗展開
岩手県内
岩手県内ではほぼ全ての市町村に支店を設置している。支店が設置されていないのは、普代村、田野畑村、西和賀町である。(ただし、普代村については、普代村役場内に野田支店がATMを設置している。)
宮城県
宮城県の仙台市及びその近郊では、仙台営業部(青葉区中央)、長町支店(太白区長町)、宮城野支店(若林区大和町)、泉中央支店(泉区泉中央)、塩竈支店(塩竈市)の5店舗エリア体制がとられている[注釈 1]。このほか、仙台営業部をフラグシップ拠点とするエリア体制からは外れるが、石巻支店(石巻市)、気仙沼支店(気仙沼市)が県内に設置されている。2008年(平成20年)11月5日には、大崎市の古川駅前に大崎支店が開設され、同市関連はさることながら、大和町・大衡村の工業団地の誘致企業やその従業員の家庭などをターゲットとしたフルバンキング店舗として位置づけられる。
青森県八戸市
2005年(平成17年)7月1日より八戸支店を八戸営業部に昇格させ、八戸市内の支店の母店とするエリア体制に移行した。また、2007年(平成19年)11月1日には八戸市内中心部:十三日町商店街に、同行として青森県では初となるローン特化店舗の十三日町支店(いわぎんローンプラザ八戸)が開設された。
その他の地域
その一方で、1999年(平成11年)11月に大宮支店を廃止し、埼玉県から撤退(口座は東京支店に継承)。2002年(平成14年)9月20日には札幌支店を廃止し、北海道から撤退(口座は本店営業部へ統合)。2003年(平成15年)12月10日には大阪支店を廃止し、大阪府からも撤退(口座を東京支店へ統合)。東北3県(青森、秋田、宮城)を除いて県外に支店のある都道府県は東京都だけとなる。
インストアブランチ
インストアブランチとしては、かつて盛岡市前潟の「イオン盛岡支店」が開設されていた。これは、近隣(盛岡インターチェンジ付近)に銀行の店舗が全くないことから、イオン盛岡SC(現・イオンモール盛岡)の開業時に進出したものである[注釈 2]。後にローンプラザが設置されたが、2016年3月11日の営業終了とともに撤退(口座は青山町支店へ統合)[5]。
中ノ橋支店
中ノ橋支店旧店舗は、明治期を代表する建築家である辰野金吾の設計により、1911年(明治44年)に完成した赤煉瓦造りの3階建ての建物である。その堂々たる外観は市内のランドマークの一つとなるほどに市民の目を惹き、また市の保存建築物や国の重要文化財にも指定されている[6]。前身の盛岡銀行時代から1983年(昭和58年)まで岩手銀の本店であった。新(現)本店開業後は一支店として運営されてきたが、2012年(平成24年)8月6日、隣接する新店舗への移転に伴い閉鎖され、改装工事を経た上で2016年(平成28年)7月17日に岩手銀行赤レンガ館として再オープンを迎えている[7]。