岩手県選挙区
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岩手県選挙区

定数2人(改選数・1人)
2018年10月25日現在
選出議員
2025年改選横澤高徳
選出議員
2028年改選広瀬めぐみ
有権者数1,017,716人
一票の格差・1.619 倍(福井との比較)
(総務省・2023年9月1日現在)
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岩手県選挙区(いわてけんせんきょく)は日本参議院議員通常選挙における選挙区である。参議院一人区の1つ。
概要

参議院一人区の中で面積が最大の選挙区でもある。

戦後しばらくは比較的革新系に近い千田正保守系と改選議席を分け合い千田が落選した後も日本社会党が議席を獲得したことがあったが、その後自民党所属の岩動道行増田盛が議席を占有し続ける状態が長く続いた。1986年の参院選では増田は現職ながら公認を外され、無所属で出馬するが自民党公認候補に敗れる。岩動の死去を受けた1987年補欠選挙では、売上税法案への反発から社会党が圧勝。この自民党の大敗は「岩手ショック」と称され、争点の売上税法案の廃案につながったほか、1989年の参院選の全国的な自民党大敗に至るまでの一連の自民党退潮の端緒となった。1992年の参院選ではベテランの衆議院議員だった椎名素夫が自民党公認で当選して岩手県選挙区での自民党の連敗が一旦止まったが、翌1993年に岩手県の自民党有力代議士であった小沢一郎新生党を立ち上げたことで構図が激変。それ以降は新進党自由党民主党と党籍は変わっても小沢系の候補が強い選挙区となり、2001年の参院選以降は、小沢が民主党代表として臨んだ2007年の参院選も含めて4回連続で小沢系候補が当選していた。主濱了小沢の政治と金の問題が関心事になった2010年の参院選において、民主党の候補が東北で当選した3人のうちの1人である。2003年の民由合併以後は民主党のみで議席を占めていた民主王国・小沢王国であった。

東日本大震災後は小沢系の一人であった平野達男が小沢と袂を分かち、民主党政権崩壊後に離党。2013年の参院選では無所属として出馬した平野が議席を死守し、小沢系候補は3位、民主党候補[1]は4位と揃って落選し、小沢系候補が敗北した。しかし、2016年の参院選では小沢系候補の木戸口英司が野党統一候補となって当選。

ここ岩手は安倍晋三の祖先のルーツの地であるが、自民党は1992年以降公認候補の当選者が出ていなかった。2016年の参院選直後に平野が自民党に入党したことで自民党が一時的に議席を獲得したものの、2019年の参院選で平野が野党統一候補の横澤高徳に接戦の末に敗れ、自民党は再び議席を失った。

2022年の参院選では自民党新人の広瀬めぐみが立憲民主党から立候補した現職の木戸口を破って初当選を果たし、30年ぶりの自民党公認候補当選を成し遂げた。この選挙では木戸口の応援をしていた小沢が投票日直前に発生した安倍晋三銃撃事件に対して不適切な発言をして批判を浴びたほか[2]、木戸口の落選が前年の総選挙での小沢の小選挙区落選とともに、「小沢王国・岩手」における小沢の影響力低下を印象づける形になった。
地域

岩手県全域
定数

2(改選1)
選出議員

選挙回奇数回偶数回備考
第1回(1947年)出淵勝次
無所属千田正
(無所属)
第1補(1947年)川村松助
日本自由党)出淵勝次の死去に伴う。
第2回(1950年)千田正
(無所属)
第3回(1953年)川村松助
自由党
第4回(1956年)千田正
(無所属)
第5回(1959年)谷村貞治
自由民主党
第6回(1962年)渡辺勘吉
日本社会党
第7回(1965年)谷村貞治
(自由民主党)
第7補(1968年)岩動道行
(自由民主党)谷村貞治の死去に伴う。
第8回(1968年)増田盛
(自由民主党)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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