岩手県沿岸北部地震
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岩手県沿岸北部地震
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地震の震央の位置を示した地図
本震
発生日2008年平成20年)7月24日
発生時刻0時26分20秒(JST
震央 日本 岩手県
北緯39度43.9分
東経141度38.1分(.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯39度43分54秒 東経141度38分06秒 / 北緯39.73167度 東経141.63500度 / 39.73167; 141.63500)
震源の深さ108 km
規模   マグニチュード(M)6.8
最大震度   震度6弱:岩手県 野田村青森県 八戸市五戸町階上町
津波なし
地震の種類スラブ内地震(正断層型)
余震
回数1回(2008年7月25日16時30分現在)
最大余震2008年7月24日11時28分、M5.0(暫定値)、最大震度3
被害
死傷者数死者1人、負傷者211人[1]
被害地域日本 東北地方
出典:特に注記がない場合は気象庁[2][3][4][5][6]による。
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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岩手県沿岸北部地震(いわてけんえんがんほくぶじしん)は、2008年平成20年)7月24日午前0時26分ごろ(JST)に、岩手県沿岸北部で発生した地震メディア機関により岩手県中部地震[7]、岩手北部地震、岩手地震などとも。
概説

岩手県洋野町において当初最大震度6強を発表し後に6弱に訂正され[6]、東北地方の太平洋側で震度6弱から5弱、日本海側で最大で震度4の強い揺れを観測した。その後の10月29日気象庁は洋野町に設置した震度計に数ミリの隙間があったことから、洋野町大野の震度を「震度6強」から「不明」に訂正すると発表し、この地震の最大震度は青森県八戸市、五戸町、階上町、岩手県野田村などで観測した震度6弱となった[6]。被害の特徴として、同じ規模の地震と比較して、建物被害が少ないことが挙げられる。
地震の詳細とメカニズム
本震 (2008年)USGSによる震源の位置

幅広い地域で揺れが感じられた。震度3以上が報告された地域は岩手県青森県秋田県山形県福島県宮城県栃木県茨城県新潟県千葉県埼玉県東京都北海道神奈川県群馬県である[2]

発震:2008年平成20年)7月24日 木曜日 0時26分20秒

震源:岩手県沿岸北部

震源の深さ:約108km

地震の規模:マグニチュード6.8(暫定値)

最大震度:震度6弱[6]

スラブ内地震(沈み込んだ海洋プレート内の地震で、二重深発面の下側で発生)[8]

今回の地震の揺れの特徴として、揺れの長さと揺れた範囲の広さが挙げられる。

初めは小さな揺れであるにもかかわらず、次第に揺れが大きくなり、震央付近で約1分という長い間揺れが感じられた。これは、地震の震源が108kmと深い深発地震だったのが原因である。震源から最短距離を通って震央に最初の地震波(P波)が到達するまで、108kmだと少なくても十数秒かかる。P波が到達してからS波が到達するまではカタカタという小さな揺れが起きるが、震源が深いため、P波到達からS波到達までに少なくとも十数秒かかり、カタカタという揺れが長く感じられた。また、震源からの距離が遠いと地震波が分散を起こすため、S波で揺れる時間も伸び、S波到達以降のガタガタという大きな揺れも長く感じられた。ちなみに、関東地方の高層建築物では、もともとの地震波が関東平野の軟弱地盤によって増幅された長周期地震動の影響で、2分?3分という長時間揺れが感じられたとの報告があった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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