岐阜市役所
情報
用途岐阜市行政の中枢施設
主構造物本庁舎
設計者佐藤総合計画・司・Ai設計共同体
施工 大日本土木・市川工務店・岐南興業・共栄土木建築JV
構造形式鉄筋コンクリート構造
敷地面積20,187 m²[1]
建築面積5,744 m²[1]
延床面積39,504 m²[1]
階数地上18階
高さ84.45m[1]
着工2018年4月[1]
竣工2021年4月9日
所在地〒500-8701
岐阜市司町40番地1
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岐阜市役所(ぎふしやくしょ)は、日本の地方公共団体である岐阜市の地方公共団体としての事務を行う施設(役所)。
岐阜市司町の岐阜大学医学部跡地(ぎふメディアコスモス南)に新庁舎が建設され、2021年(令和3年)4月9日に完成式典を行った[2]。4月中旬より市役所機能の移転が順次行われ、5月6日に開庁した[3]。
現在の庁舎は4代目である。初代は1889年(明治22年)完成で所在地は西野町、2代目は1919年(大正8年)完成で所在地は美江寺町、3代目は1966年(昭和41年)完成で所在地は今沢町であった。 2022年1月、JR岐阜駅にある「黄金の信長像」の1/7縮小版(駅前の像と同じ田畑功による作品)が、岩田時計舗から市に寄贈され市役所1階の総合案内所横に展示されている[4]。 また、1982年3月に姉妹都市イタリア・フィレンツェ市から寄贈され旧庁舎前バス停前に設置されていたライオン像「マルゾッコ像」が、新庁舎正面玄関に移設され2022年3月2日に除幕式が行われた[5]。 1966年(昭和41年)2月1日完成の3代目の市役所。鉄筋コンクリート構造の地上8階地下2階の建物であり、敷地面積11638.08u、建築面積4198.33u、延床面17439.58u。所在地は岐阜市今沢町18番地。 なお、旧本庁舎前には噴水があり、大須賀力作の鵜の銅像があったが、新庁舎建設により鵜の銅像は長良川うかいミュージアムに移設されて2022年8月3日に除幕式が行われた[10][11]。
概要
本庁舎は18階建。
立体駐車場(5階建)が隣接する。立体駐車場の1階は岐阜バス「岐阜市役所・メディアコスモス」バス停が設置されている。
1階にはエントランスモールと市民交流スペース「ミンナト」、2階には市民多目的スペースとレストラン、4階にはテラス「みどりの丘」、15階と17階には展望スペース「つかさデッキ」があり、市民のスペースとして開放されている。
本庁舎完成後も、旧庁舎のうち明徳庁舎は2021年10月現在使用されている。
本庁舎
業務内容
18階
教育政策課
教育施設課
学校指導課
幼児教育課
学校給食課
学校安全支援課
社会・青少年教育課
子ども政策課
17階
まちづくり推進政策課
空家対策課
開発指導景観課
建築指導課
公共建築整備課
公共建築保全課
住宅課
工事検査室
16階
基盤整備政策課
広域事業推進課
土木管理課
土木調査課
道路建設課
道路維持課
河川課
水防対策課
公共用地課
15階
都市建設政策課
都市計画課
交通政策課
市街地再開発課
駅周辺事業推進課
公園整備課
区画整理課
歴史まちづくり課
14階
環境政策課
環境施設課
産業廃棄物指導課
環境一課
環境二課
低炭素・資源循環課
環境保全課
13階
経済政策課
商工課
企業立地推進課
労働雇用課
農林課
農地整備課
農業委員会事務局
市民協働推進政策課
男女共生・生涯学習推進課
12階
統計分析課
職員育成課
選挙管理委員会事務局
岐阜市職員労働組合連合会
11階
行政課
公平委員会
内部統制推進課
契約課
人事課
会計課
監査課
10階
ぎふ魅力づくり推進政策課
観光コンベンション課
文化芸術課
国際課
市民スポーツ課
文化財保護課
福祉政策課
指導監査課
9階
総合政策課
未来創造研究室
政策調整課
統計分析課
行財政改革課
税事務推進課
市民生活政策課
防犯・交通安全課
8階
(庁舎設備)
7階
職員厚生課
デジタル戦略課
デジタル技術活用推進室
6階
災害対策本部会議室
都市防災政策課
防災対策課
大会議室
5階
秘書課
広報広聴課
市政記者室
プレスルーム
4階
議場
議会総務課
議事調査課
3階
税制課
市民税課
資産税課
納税課
生活福祉一課
生活福祉二課
管財課
2階
国保・年金課(国民健康保険)
介護保険課
子ども支援課
子ども保育課
市民相談室
消費生活センター
人権啓発センター
上下水道料金センター
岐阜県住宅供給公社岐阜事務所
1階
市民課
国保・年金課(国民年金)
高齢福祉課
障がい福祉課
福祉医療課
エントランス
新庁舎建設
旧庁舎の老朽化、および庁舎が4か所に分散していることから、岐阜市司町の岐阜大学医学部跡地(ぎふメディアコスモス南)に新庁舎が建設された。地上18階、高さ84.45mの超高層建築物となる計画で、2018年4月27日に起工式を行った。2021年度の開庁を目指し[6]、2021年5月6日に開庁した[3]。
プロポーザル選定委員会で当選したのは9階建ての低層庁舎であったが、一般公表されないまま、非公開の「内部協議」で18階建て高層庁舎へ大幅変更された。プロポーザルで「低層庁舎」を提案した業者が選ばれながら、発注者である岐阜市の意向で「高層庁舎」へ大幅に設計変更させられ、一方で「高層庁舎」を提案した業者が落選したという結果になっている。基本的には原案通り・あるいは微修正で進むのがプロポーザル方式であり、採用された原案からの大幅変更は異例である[7]。
また、市長や議員ら特別職の専用エレベーターの設置が計画されていたが、このエレベーターについて、市民から「特権エレベーター」との批判が出たため、この設置を取りやめた。特別職専用エレベーターは、18階建て新庁舎の全10基のうち、2基を割り当てる予定だった。4階の議場や5階の市長室などに移動する際の使用が主な目的。市は「特別職の安全への配慮や、火災など緊急時の対応のため」と設置理由を説明していた。市民の批判を受けた市は昨年2月、「市民も利用可能」と方針を変更。最終的には、市民が市役所を利用するのに8基で対応できると判断し、「特別職専用」の2基の設置をやめたという[8]。
新庁舎に隣接して建設予定の新駐車場(432台収容)には、公用車用スペースが11台分しか確保されていない。新庁舎では来庁者用スペースは現状に比べ約120台分増えることから、現在は民間駐車場を賃借している公用車約160台の一部を新駐車場に移せば経費削減につながるとの意見が出ていた[9]。
明徳庁舎
所在地は岐阜市明徳町2番地1。
建物は地上3階建(鉄骨鉄筋コンクリート造)。敷地面積287.32u、建築面積217.71u、延床面積554.16u。
旧・岐阜市信用保証協会の建物であり、2012年岐阜市信用保証協会より寄附された。
旧庁舎
本庁舎2021年まで使用されていた本庁舎
8階