岐阜シティ・タワー43
GIFU CITY TOWER 43
岐阜駅北口から望む岐阜シティ・タワー43(2015年12月30日撮影)岐阜駅北口から望む岐阜シティ・タワー43
岐阜シティ・タワー43(ぎふシティ・タワー43、GIFU CITY TOWER 43)は、岐阜県岐阜市橋本町2丁目52番地にある商業・住居複合の超高層ビルである[1][2]。高さ162.82mで[3]岐阜県で最も高く、超高層マンションとしては中部地方で最も高い[1]。 タワーは岐阜市の旧地名「井ノ口」の「井」にちなみ中央が吹き抜け、外観デザインは鵜飼舟を模し、外壁の水平ラインは岐阜提灯をモチーフにしてあり、随所に岐阜を感じるデザインが取り込まれている。 施行者は岐阜駅西地区市街地再開発組合(2009年3月解散)、管理・運営は岐阜シティ・タワー43開発。2004年9月10日から10月29日にかけて、タワー名称の募集を行い「岐阜市にあるという所在性と、43という数字で高層性が明確であり、新しい都市市民の生活空間であることと、岐阜市の新しいランドマークであることがイメージできる名称である」との理由で「岐阜シティ・タワー43」に決定した(応募総数2,178件)[4]。2007年10月13日にオープン。
概要
事業概要
建築主:岐阜駅西地区市街地再開発組合
事業期間:1983年 - 2007年
総事業費:150億円(その内の約50億円が補助金。岐阜市は約13億円を支出)
起工式:2005年1月8日
地区面積:約1.1ha
敷地面積:5,412.12m2
建築面積:4,623m2
延床面積:57,576.36m2
階数:地上43階、地下1階、塔屋2階
軒高:GL+156.87m
高さ:GL+162.82m
構造:RC造(一部S造)
設計:森ビル都市企画・竹中工務店共同企業体
施行:森ビル都市企画・竹中工務店共同企業体
用途
共同住宅(分譲マンション243戸、高齢者向け優良賃貸住宅108戸)
商業施設
福祉・医療施設
放送局(岐阜放送〈ぎふチャン〉本社・スタジオ)
学習塾
スカイラウンジ
駐車場
経緯
1983年(昭和58年)9月 - 再開発準備会が発足し、大規模小売店の誘致を進める。
1987年(昭和62年)7月 - 高度利用地区の都市計画決定。
1988年(昭和63年)10月 - 市街地再開発事業の都市計画決定。
1989年(平成元年)2月 - 再開発組合を設立。
1990年(平成2年)3月 - 大手百貨店三越の子会社「名古屋三越百貨店」が核テナントとして出店を表明する。
1992年(平成4年)5月 - バブル崩壊の煽りを受けて三越が出店辞退し、岐阜近鉄百貨店の移転に変更する[5]。
1998年(平成10年)7月 - 岐阜近鉄百貨店を運営する京都近鉄百貨店の経営難のため、複合施設案(住宅、商業等)での事業構築検討開始。
2002年(平成14年)
08月 - 企業開発提案の募集開始。
10月 - 企業開発提案の採用決定。
2004年(平成16年)12月 - 名称が「岐阜シティ・タワー43」に決定[4]。
2005年(平成17年)
1月8日 - 起工式が行われ、建築工事が着手される。
5月 - 分譲マンションの分譲を開始。第1期の200戸に対して447件の応募、第2期の43戸に対して142件の応募があり、即日完売だった。平均販売価格は約3,400万円で販売当時の価格帯は1,570万円 - 約1億2,000万円[6]。
2006年(平成18年)11月17日 - 上棟式。
2007年(平成19年)
9月11日 - 分譲マンション、賃貸住宅の入居開始。
10月1日 - 駐車場供用開始。
10月8日 - 竣工祝賀式典「記念シンポジウム」。
10月13日 - グランドオープン。
10月13日から11月30日まで、岐阜シティ・タワー43「誕城祭」として、初日のグランドオープン式典を皮切りに、10月20日 - 11月18日の土・日曜日に東側広場デッキ上特設ステージにおいてジャズ・フェスティバルやアカペラコンテストなどの催し物、11月30日にJR岐阜駅北口広場一帯においてファイナル・イベントが行われる。