山陽新幹線
[Wikipedia|▼Menu]

山陽新幹線

加古川橋梁を通過するN700A電車
基本情報
日本
所在地大阪府兵庫県岡山県広島県山口県福岡県
種類高速鉄道新幹線
起点新大阪駅
終点博多駅
駅数19駅
開業1972年3月15日
全通1975年3月10日
所有者西日本旅客鉄道(JR西日本)
運営者西日本旅客鉄道(JR西日本)
車両基地博多総合車両所
使用車両500系700系[注 1]N700系
詳細は、#車両の節を参照
路線諸元
路線距離553.7 km
営業キロ644.0 km
軌間1,435 mm標準軌
線路数複線
電化方式交流25,000 V・60 Hz
架空電車線方式
最大勾配基本15 、最大18
最小曲線半径基本4,000 m[1]最小1,000 m
閉塞方式車内信号式
保安装置ATC-NS
最高速度300 km/h
(起点終点間表定速度235 km/h)
テンプレートを表示

山陽新幹線(さんようしんかんせん)は、大阪府大阪市淀川区新大阪駅から福岡県福岡市博多区博多駅までを山陽地方瀬戸内海沿い経由で結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の高速鉄道路線(新幹線)およびその列車である。

東京駅 - 新大阪駅間の東海道新幹線を延長する形で建設され、多くの列車が直通運転を行っていることから、総称して「東海道・山陽新幹線(とうかいどう・さんようしんかんせん)」とも呼ばれる場合もある。.mw-parser-output .toclimit-2 .toclevel-1 ul,.mw-parser-output .toclimit-3 .toclevel-2 ul,.mw-parser-output .toclimit-4 .toclevel-3 ul,.mw-parser-output .toclimit-5 .toclevel-4 ul,.mw-parser-output .toclimit-6 .toclevel-5 ul,.mw-parser-output .toclimit-7 .toclevel-6 ul{display:none}
概要

1972年昭和47年)3月15日新大阪駅 - 岡山駅間が開業、1975年(昭和50年)3月10日に岡山駅 - 博多駅間が開業した。この全線開業は、当初の予定よりも3か月遅れとなった[2]。開業以来日本国有鉄道(国鉄)によって運営されていたが、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化に伴い、以後の運営はJR西日本が継承している。ただし車両運用の都合上、この区間にはJR西日本所有車両のほか、東海道新幹線へ乗り入れる列車(一部の列車を除く)を中心に東海旅客鉄道(JR東海)所有の車両でも運行されている。同様に九州新幹線(博多駅 - 鹿児島中央駅間)へ乗り入れる列車を中心に九州旅客鉄道(JR九州)所有の車両でも運行されている。

なお、山陽新幹線は、JR発足時に当時の運輸省に提出された事業基本計画や国土交通省監修の『鉄道要覧』では新大阪駅 - 博多駅間としているが、国鉄時代に制定された「線路名称」上では並行在来線の無名枝線(1982年までは線増)という扱いで、新大阪駅 - 新神戸駅間が東海道本線、新神戸駅 - 小倉駅間が山陽本線、小倉駅 - 博多駅間が鹿児島本線となっている。

国鉄分割民営化で鹿児島本線の在来線区間および山陽本線の下関駅 - 門司駅間はJR九州に移管され、同社は1996年(平成8年)の運賃改定によりJR西日本と違う運賃体系を導入したため、小倉駅 - 博多駅間では運賃が新幹線1140円、在来線1290円(2014年4月1日改定時点)と異なることになった。新下関駅 - 小倉駅間でも同様の差異が生じる。乗車券購入時には予めどちらかの経路指定が必要となり、「新幹線は在来線の線増」という国鉄時代の取扱とは大きく変化した。2011年(平成23年)に九州新幹線と接続し、山陽新幹線との直通運転を開始した。

◯は全「のぞみ」の停車駅
路線データ

路線距離(実キロ):553.7
km営業キロは644.0 km)

新岩国駅 - 徳山駅間を通過する場合の運賃・料金計算に使われる岩徳線経由の営業キロでは622.3 km、運賃計算キロでは626.7 km。

距離標は東京駅起点として設置。


軌間:1,435 mm標準軌

駅数:19(起終点駅含む)

このうち、山陽新幹線単独駅は4駅(在来線が他社管理となる駅も計上すると6駅)である。また、西日本旅客鉄道公式サイトの「データで見るJR西日本」においては、JR東海管理となる新大阪駅を計上せず、18駅としている[3]


信号場数:1

複線区間:全線

電化区間:全線(交流25,000 V・60 Hz架空電車線方式

運転方式:ATC方式

保安装置:ATC-NS

道床:バラスト軌道スラブ軌道

運転指令所東京新幹線総合指令所

平時では東京にある指令所で指令業務が行われているが、地震等で被災したときのために第二指令所が大阪に設置されている。普段から異常時訓練や東京から最新のダイヤグラムを転送して、緊急時にすぐ対応できる体制をとっている。


列車運行管理システム新幹線運行管理システム(通称 COMTRAC〈コムトラック〉:Computer aided Traffic Control System)

構造種別延長割合:路盤 12%、橋梁 9%、高架橋 28%、トンネル 50%[4][5]
JR東海と西日本の管理境界となる第2三津屋架道橋

路線自体は新大阪駅付近(JR東海関西支社管轄)を除き、全線がJR西日本山陽新幹線統括本部の管轄である。営業上は新大阪駅が境界だが、管理上の境界は、十三筋大阪府道・兵庫県道41号大阪伊丹線)の第二三津屋架道橋を越えたすぐの地点からである。また九州内では、九州新幹線と博多南線が分岐する地点までJR西日本が管理する。ただし駅の管理・運営については九州内(小倉駅と博多駅)のみ直轄し、本州内は並行在来線を管轄する支社が新幹線単独駅を含めて行う形になっている。JR西日本の駅が新幹線単独となる駅に限り、以下に管轄担当組織を記す。

新神戸駅:近畿統括本部兵庫支社(管理駅長配置)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:432 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef