山陽商船
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山陽商船株式会社種類株式会社
本社所在地 日本
725-0024
広島県竹原市港町三丁目1番7号
設立1961年12月22日
業種海運業
法人番号5240001037236
事業内容一般定期旅客航路事業
外部リンク ⇒http://www.sanyo-shosen.jp/
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第二さんよう (2代)

山陽商船株式会社(さんようしょうせん)は、広島県竹原市に本社を置き、本州本土(竹原市)と芸予諸島呉市大崎上島町)の間を結ぶ航路を運航する海運会社である。瀬戸内海汽船グループ傘下。

兵庫県神戸市に本社がある山陽電気鉄道の子会社である山商株式会社とは無関係である。
概要

1961年(昭和36年)に設立。当時、個人事業をはじめとした中小事業者の多かった大崎上島大崎下島ほか蒲刈諸島周辺の旅客船事業者の航路を整理・統合する受け皿として、当初は旅客船一隻を保有、各事業者の予備船として使用された[1]

1964年(昭和39年)4月、芸備商船、備後汽船、安芸津汽船、大和汽船、望月衛と瀬戸内海汽船の計10航路を廃止し、新たに山陽商船が6航路を開設する形で運航を開始した[1]

その後、1967年(昭和42年)に忠海 - 大久野島 - 大三島航路を大三島フェリー、1976年(昭和51年)に川尻 - 蒲刈航路を蒲刈フェリーとして、それぞれ別会社が設立され分離している。

運航開始時点では多くが在来旅客船による運航であったが、フェリー化が急速に進められた一方、1970年代からは並行して高速船の投入も行われ、在来船は一掃された。

2000年(平成12年)に安芸灘大橋が開通し、下蒲刈島上蒲刈島が本州と陸路で連絡されると、仁方発着のフェリー航路と蒲刈フェリーが廃止されるなど、順次縮小し、2008年(平成20年)の豊島大橋開通によってさらに豊島大崎下島岡村島までが陸路で結ばれたことにより、蒲刈・大崎下島方面の航路は2009年(平成21年)までに全廃された。一部航路を他社が代替したほか、グループのさんようバスにより、呉 - 蒲刈 - 大崎下島の路線バスが運行されている。

2023年(令和5年)現在は、竹原 - 大崎上島の2航路を大崎汽船と共同運航している。
航路
竹原?大崎上島航路

大崎汽船との共同運航。竹原港(竹原市)?垂水港大崎上島町)間にカーフェリーを17便、竹原港?白水港(大崎上島町)間にフェリーを15便運航している。白水→竹原便のうち2便は垂水港にも寄港する(垂水港に寄港する竹原→白水便はない)。乗船券や領収書にはフェリー会社名ではなく「大崎フェリー同盟」と表示される。[注 1]
料金

運賃

竹原 - 垂水 350円

竹原 - 白水 360円

自動車航送運賃は ⇒
公式サイトを参照


過去の航路
旅客船

1967年(昭和42年)時点の旅客船航路は下記の通りである[2]

忠海 - 宮浦(大三島) - 今治

竹原 - 木江(大崎上島) - 宮浦 - 今治 (木江 - 今治はフェリー運航)

竹原 - 大久野(大久野島

忠海 - 大久野 - 井口(大三島) - 瀬戸田(生口島

忠海 - 大久野 - 宮浦

呉 - 仁方 - 田戸(上蒲刈島) - 豊島 - 立花(大崎下島) (フェリー)[3]

忠海 - 大久野 - 大三島航路については、その後大三島フェリーが継承している。

1986年(昭和61年)時点では、下記の航路を運航していた(現存航路を除く)[4]。寄港地、所要時間については便により一定しない。
フェリー


大長(大崎下島) - 御手洗(大崎下島) - 岡村(岡村島) - 今治
22.4km、所要時間1時間25分、4往復

竹原 - 大長 (直航)
22.5km、所要時間1時間20分、冬季のみ4往復

明石(大崎上島) - 大長
2.8km、所要時間15分、14往復

仁方 - 田戸 - 宮盛(上蒲刈島) - 大浦(上蒲刈島) - 豊島 - 立花 - 久比(大崎下島) - 大長 - 御手洗
24.7km、所要時間1時間40分すべて仁方発着で、立花6往復(冬季5往復)、久比1往復、大長2往復(冬季1往復)、 御手洗(冬季のみ1往復)
高速船


仁方 - 田戸 - 宮盛 - 大浦 - 豊島 - 立花 - 久比 - 大長 - 御手洗 - 岡村 - 今治
47.1km、所要時間80?90分(全区間)仁方 - 今治 4往復、仁方 - 大長 2往復、仁方 - 御手洗 1往復、大長 - 今治 2往復

三原 - 大久野 - 鮴(大崎上島) - 一貫目(大崎上島) - 天満(大崎上島) - 沖浦(大崎上島) - 明石 - 大長
53km、所要時間85?90分(全区間)、一日10往復、うち8往復は天満・鮴発着で下記快速船に連絡
快速船


竹原 - 鮴 - 一貫目 - 天満 - 沖浦 - 明石 - 御手洗 - 大長
22.5km、所要時間1時間、通常8往復、冬季12往復

その後、フェリーについては大長の発着場所を小長港に変更、快速船は高速船に統一されている。高速船の航路形態は、最終的には大長を中心に、仁方、竹原、三原、今治をそれぞれ結ぶ形となった[5]

以降、下記の通り廃止されている。

2000年(平成12年)1月、安芸灘大橋の開通に伴い、仁方 - 田戸 - 宮盛 - 大浦、及び立花 - 久比 - 小長 - 御手洗のフェリー航路廃止。

2004年(平成16年)6月1日、今治港(今治市)?岡村港(今治市)?大長港(呉市)高速船航路廃止。


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