山陰本線
余部橋梁を渡る特急「はまかぜ」
(2011年8月)
基本情報
通称嵯峨野線(京都 - 園部間)
国 日本
所在地京都府、兵庫県、鳥取県、島根県、山口県
種類普通鉄道(在来線・幹線)
起点京都駅
終点幡生駅
駅数161駅(支線含む)
電報略号サイホセ[1]
路線記号(京都駅 - 城崎温泉駅間)
(城崎温泉駅 - 米子駅間)
(伯耆大山駅 - 米子駅間)
(米子駅 - 益田駅間)
開業1897年2月15日
全通1933年2月24日
所有者西日本旅客鉄道
運営者西日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
嵯峨野観光鉄道(第二種鉄道事業者)
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離673.8 km(京都 - 幡生駅間)
2.2 km(長門市駅 - 仙崎駅間)
軌間1,067 mm
線路数複線(一部区間)、単線
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
(京都駅 - 城崎温泉駅間、伯耆大山駅 - 西出雲駅間)
閉塞方式自動閉塞式
(京都駅 - 西出雲駅間)
自動閉塞式(特殊)
(出雲市駅 - 幡生駅間、仙崎支線)
最高速度130 km/h
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山陰本線(さんいんほんせん)は、京都府京都市下京区の京都駅から中国地方の日本海沿岸(山陰地方)を経由し、山口県下関市の幡生駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(幹線)である。このほか、仙崎支線あるいは仙崎線と呼ばれる長門市駅 - 仙崎駅間の支線を持つ。
京都駅 - 園部駅間については、「嵯峨野線」も参照。 京都市から京都府内を西北へ延び、兵庫県北部や鳥取県、島根県、山口県北部の山陰地方の各都市を経て下関市に至る。路線の終点は幡生駅であるが、幡生側の列車は隣駅の下関駅まで運転されている。竹野駅から幡生駅までは日本海沿いを通る区間が多い。関西から山口県まで中国地方を東西に結ぶ路線として他に瀬戸内海沿いを通る山陽本線が挙げられるが、山陽本線が全線複線・電化区間なのに対して、本路線には単線・非電化区間が多く含まれる。 支線を除く営業キロは673.8 kmで、新幹線を除くJR線(在来線)としては日本最長である[注 1]。2002年までは東北本線 (739.2 km) の方が長かったが、東北新幹線の延伸に伴い東北本線の一部が第三セクターのIGRいわて銀河鉄道および青い森鉄道へ経営移管されたことにより山陰本線の営業キロを下回った。 また、トンネルは全区間に大小176本(総延長60.3km)存在し、これはJRグループ全体では紀勢本線(180本)に次いで多く、1社完結路線としては最多である[注 2]。 京都駅 - 園部駅間は旅客営業規則が定める大都市近郊区間のうち、大阪近郊区間に含まれており、この区間は沿線に嵯峨野・嵐山という京都の主要な観光地が位置していることから「嵯峨野線」という愛称が付けられている。京都駅 - 城崎温泉駅(胡麻駅 - 城崎温泉駅間は一部の駅のみ)と伯耆大山駅 - 出雲市駅間はIC乗車カード「ICOCA」の利用可能エリアに含まれている[2]。
概要