山田食品産業
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山田食品産業株式会社
Yamada-udon co.,LTD
所沢市にある本社・本店
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
359-0025
埼玉県所沢市上安松1032番地
設立1953年昭和28年)9月25日
(創業1935年
業種小売業
法人番号8030001025226
事業内容ファミリー食堂山田うどん食堂/埼玉タンメン 山田太郎、チェーンの店舗展開ならびに運営と管理
自社製品の直売ならびに通販事業
店舗設計ならびに施工
麺製品ならびに惣菜品の製造・卸
代表者代表取締役社長山田裕朗
資本金5千万円
純利益▲1億2111万8000円(2020年03月31日時点)[1]
総資産68億8993万6000円(2020年03月31日時点)[1]
従業員数2800名
関係する人物山田裕通(創業者)
外部リンク公式サイト
特記事項:屋号:ファミリー食堂 山田うどん食堂
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山田うどん(やまだうどん)は、うどんを主力にする外食レストランチェーン。「山田うどん」は屋号であり、社名は山田食品産業株式会社(やまだしょくひんさんぎょう、Yamada-udon co.,LTD)。2018年7月、屋号を「ファミリー食堂 山田うどん食堂」に改めた[2]
概要

かかしモチーフとなった赤いやじろべえを描いた「廻る黄色い回転看板・ポールサイン」が目印である。看板の目立つ表示は低価格のうどんであるが、メインのうどんだけでなくセットメニューも多くそば、ラーメン、カツ丼、かき揚げ丼など様々なものをセットでも食べられる。本社・本店は埼玉県所沢市上安松にある。元々は麺の製造・卸売業であったが、売上向上のため工場隣接のうどん屋を開業し、安値と味で評判を呼んだことが発端となってチェーン展開を開始[3]。埼玉県を地盤として郊外のロードサイド店舗を中心に直営店・フランチャイズ事業で業績を伸ばした[4]

主な食材は埼玉県入間市にある広さ4000坪のセントラルキッチン「入間工場」で製造され、関東一円の店舗に出荷される[5]。工場見学は事前予約すれば無料で可能、5名以上30名以下のグループでの見学を受け付けている。工場見学は東日本大震災後一時休止していたがその後再開している。一部では「ダウドン」「やまどん」「やまう」「ダウ」「やう」の愛称が用いられている[6]
店舗
店舗数

埼玉県内を中心に関東地方1都6県で158店舗(2020年4月28日時点)を展開[7]。うち84店が埼玉県の店舗(ただし秩父地方には出店していない)、また東京都では23区外に16店舗となっている。23区内にあった1店舗については閉店した(後述)。
特徴山田うどん・ロードサイド店舗例広々としたスペースを確保した駐車場かかしのラーメン八潮店(2011年から山田うどん食堂八潮店)

全店舗が関東地方のみの出店で、全店舗のおよそ半数が埼玉県にある[7]。かつては山口県萩市ニューヨークラーメン店)にもあった。客席50席前後の店舗が多く、街道沿いのロードサイド店舗が主力で、トラック専用スペースを用意した駐車場が多い、などの特徴がある[4]

フランチャイズ店は「山田うどん」の店名で営業すること、セントラルキッチン「入間工場」から食材の提供を受けること以外の点については、必ずしも一律ではなく、営業時間もまちまちである。中には直営店にはないオリジナルメニューが存在したり、逆にどの直営店にもある定番メニューがなかったり(メニューや公式サイトに「一部の店舗を除く」と記載)するほか、店舗内外装が奇抜なデザインの店、夜には居酒屋を併営、名物店主やイベント開催など、個性的な店舗が存在する。かつては小規模な店舗(兼住宅)で営業していたそばうどん店からのフランチャイズ加盟も少なくなく、駐車場もないようなミニ店舗が「山田うどん」の看板を掲げていた例もあった。

ラーメン市場にも参入しており、過去には「花華詩(かかし)ラーメン」「カントリーラーメン」「ラーメン工房櫓(やぐら)」のブランド名でラーメン店も営業していたが一度撤退。2008年平成20年)6月、所沢市に「かかしのラーメン」をオープンして再参入、戸田市八潮市平塚市内などにも出店した。2011年以降戸田市八潮市等の店舗はうどんをメニューに加えた「山田うどん食堂」にリニューアルした。2015年、「かかしのラーメン」は店名を「らーめん食堂かかし」と変更した。2021年7月には所沢市の「らーめん食堂かかし」を業態転換しタンメン専門店「埼玉タンメン 山田太郎」1号店を[8]2022年3月には比企郡川島町の「ファミリー食堂山田うどん食堂」を業態転換し2号店を開店した[9]。メニューには埼玉県産ブランド「彩の国黒豚」を使った餃子焼肉定食を用意。ライスは埼玉県産「彩のきずな」を提供するなど、地元埼玉県産の食材を活用する。

立食形態(立ち食い)の店舗として1990年(平成2年)8月に開店した南浦和店(さいたま市南区)があったが、2022年(令和4年)1月20日の営業をもって閉店した[10][11]。※同立ち食い店舗は、鶴ヶ峰店(横浜市)も1970年代(昭和50年代)から長くあったが、2010年代に閉店した。
歴史

1935年昭和10年)製麺所を創業[12][13]1953年(昭和28年)9月15日有限会社山田製麺店を設立[12]。1964年には会社規模拡大のため工場を増築[3]。しかし、スーパーなどの販路で売上が伸び悩んだため、同年に工場の横へうどん屋「山田うどん食堂」を開店した[3]。当時、うどん1杯の一般的な価格は70円位であったが、山田うどんは半値の35円で提供し、安さとうまさで大きな人気を得た[3]。1965年4月にはフランチャイズ展開を開始し[14]、店舗数も増加していった[3]。1967年(昭和42年)5月28日、有限会社から改組・名称変更し、山田食品産業株式会社となった[12]

1980年(昭和55年)には、北関東で280店舗を展開していた[3]。この時期にファミリーレストランが郊外ロードサイドを主軸とした積極的な出店で大きく成長し[15]、店舗数増加の影響を受けて山田うどんの客足は一気に減少[3]

その打開策として、ファミレスには入りづらいというブルーカラーの客層を重視したメニューを考案[3]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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