山梨県庁別館、山梨県議会議事堂
山梨県庁舎別館(2017年5月6日撮影)
山梨県議会議事堂(2017年5月6日撮影)
情報
旧名称山梨県庁
用途教育委員会、警察本部(山梨県庁別館)
旧用途県庁(山梨県庁別館)
設計者佐野利器(注:「#建築」参照)
施工合資会社清水組ほか
構造形式鉄筋コンクリート造
敷地面積24,035.854 m²
建築面積6,134.97m2(山梨県庁別館)
3,1590.38m2(山梨県議会議事堂)
階数地下1階地上3階建て(山梨県庁別館)
地下1階地上2階建て(山梨県議会議事堂)[1]
竣工1930年3月31日
所在地甲府市丸の内1-6-1
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度39分52.3秒 東経138度34分7.9秒 / 北緯35.664528度 東経138.568861度 / 35.664528; 138.568861座標: 北緯35度39分52.3秒 東経138度34分7.9秒 / 北緯35.664528度 東経138.568861度 / 35.664528; 138.568861
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山梨県庁別館(やまなしけんちょうべっかん)は山梨県甲府市丸の内にある山梨県庁の以前の本庁舎、現在の別館であり[2]、山梨県議会議事堂(やまなしけんぎかいぎじどう)は山梨県議会の議場を擁する建築物である。山梨県庁別館と県議会議事堂は、もと甲府城内であった甲府市丸の内の同じ県庁敷地内に、ほぼ同一の工法、素材、様式により建てられ、ともに1930年(昭和5年)3月31日に竣工し、2009年(平成21年)に山梨県の有形文化財の指定を受けている。
1945年(昭和20年)7月7日の甲府空襲で罹災地域にありながら甲府城址に守られて被害を免れ、かつ増築・改修はされているがほぼ原形を保っている建築物でもある。 山梨県庁舎別館 (旧本館) 及び県議会議事堂はほぼ同一の工法、素材、様式により建てられている[1]。佐野利器が設計[3]、または何らかの関与をしたと考えられる[注釈 1]。山梨近代人物館の展示では、山梨県の建築係が設計を担当し、佐野が指導をしたとしている[4]。1930年の完成当時の知事室、内装は高島屋が担当した。 庁舎別館は南を正面とし、そのフォルムは、正面から見ても平面においても「山」の字をかたどっている[1][5]。議事堂は西面し、庁舎別館と議事堂は渡り廊下によって結ばれている[6]。 どちらの建物も外壁は腰部に塩山産の花崗岩または擬石塗、その上部には愛知県産のタイルを張り、軒周りには濃緑色の陶瓦の庇が配される[7]。玄関ポーチにも塩山産[8]の花崗岩が使われ、床は楢板張および大理石張となる[6]。後者の大理石もまた、山梨県内の道志産である[8]。屋根はアスファルト防水の陸屋根、議事堂議場上部は一部濃緑色陶瓦葺きとなる[6]。
建築